【もっちもち】おうちタピ活の究極形態!「粉」を使ったタピオカの本格的な作り方
タピオカは家で「粉」から作る時代?!手作り「生タピオカ」に挑戦!
一向に冷める気配を見せない、「タピオカ」ブーム。今もっとも注目されている新ジャンルのタピオカをご存知だろうか。
それは……「生」タピオカ!
生タピオカとは、従来多くの店で使われていた乾燥タピオカではなく、店頭で粉から手捏ねした自家製タピオカのこと。
できたての生タピオカは、今までのタピオカとは比べ物にならないもっちもち食感だとか……!
タピオカを一過性のブームで終わらせまいと、今この「生タピオカ」専門店が急増中なのだ。
そこで今回は、自宅でも「生タピオカ」が作れるか検証してみた。
粉から自家製の生タピオカが作れたら、もう外では買わなくなっちゃうかも? もっちもちの絶品食感をご堪能あれ!

生タピオカの材料は?どこで買える?
タピオカの原料となるのは、キャッサバというイモの一種。このキャッサバのでんぷん質を精製し、粉にしたのがこの「タピオカ粉(タピオカスターチ)」だ。

タピオカ粉はAmazonや製菓材料店で購入できる。価格も500gで500円~だ。
タピオカ1杯あたりに入っているタピオカが乾燥状態で10g程度だとすると、1杯あたり10円で作れる計算に!
さらに、タピオカ粉は片栗粉と同様に使えるので、料理のとろみつけや、からあげの衣などにも流用できる。余らせる心配も無用なのだ。
それでは実際に、自家製生タピオカを作ってみよう!
生タピオカの作り方(3~4杯分)
材料
- タピオカ粉=50g
- 黒砂糖=20g
- ※ココアパウダー=3g
- 水=40ml
※ココアパウダーは省いてもOK

①. タピオカ粉とココアパウダーを混ぜる
市販のタピオカは「カラメル色素」で着色されているが、手に入りにくいのでココアパウダーで代用する。少しココアの香りがつくので、入れたくない人は省いてもOK。
ココアパウダーはダマになりやすいが、あらかじめタピオカ粉と混ぜておくことでダマが防げる。

②. 黒砂糖と水を煮溶かす
フライパンに黒砂糖、水を入れて火にかける。黒砂糖がない場合は普通の砂糖やきび糖でもOK。
沸騰したらいったん火を止め、タピオカ粉を加える。


③. タピオカ粉を加え、練り混ぜる
ゴムベラや木べらなどでタピオカと水分を混ぜ合わせる。最初はダマになってしまうが、根気よく混ぜ続ける。
ある程度まとまってきたらヘラでフライパンに押し付けるようにしてよく練り、なめらかな状態にする。


④. 生地をまとめ、伸ばす
ダマが完全になくなり、なめらかな状態になったらひとまとめにする。表面がベタベタするようだったら水分が多すぎるので、弱火にかけながら練り直そう。
まな板にタピオカ粉を軽くふり(くっつき防止)、練った生地を平たく伸ばす。


⑤. 生地を切り分け、丸める
スケッパーや包丁でだいたい1個分の大きさに切り分け、手で丸める。


⑥. 20~30分ゆで、冷水にさらしたら完成
鍋に湯をたっぷり沸かし、丸めた生地を入れる。再沸騰したら火を弱火にし、20分~30ゆでる。
途中で味見をしてみて、芯が残ってなかったらザルに上げ、冷水にさらす。あら熱がとれたらザルに上げ、完成。


格別のモチモチ感! 自家製生タピオカは絶品だった!
はじめての「自家製生タピオカ」の完成!
タピオカをひとつずつ手で丸めていくのは地味に根気のいる作業だったが、他の工程はいたって簡単(丸め作業も、単調な作業が好きな人は癒やされるかも!)。
できたタピオカを早速ひと粒味見してみると……うわああ、モ、モッチモチ!

やわらかいけれど、やわらかすぎない。まさに絶妙なモチモチ加減!
この「生タピオカ」を知ってしまったら、もう今までもタピオカには戻れないかも……!?
ちなみに、すぐに使わない場合はシロップ(同量の水と砂糖を煮溶かし、冷ましたもの)に浸けておくと、しばらくはやわらかさを保てる。冷蔵庫で冷やすと固くなってしまうので、作ったらなるべく早く食べきるのがおすすめだ。

ミルクティーに作りたての生タピオカを好きなだけ入れて、自家製の生タピオカミルクティーのできあがり。
ほのかに黒糖の香るモッチモチのタピオカとミルクティーのは、言わずもがな最高の組み合わせだ。
次のページでは、抹茶バージョンの生タピオカや、巨大タピオカを使ったアレンジスイーツのレシピをご紹介。ぜひトライしてみて!