甘すぎない大人の可愛らしさ。プチプラインテリアを活用したKanaさんの一人暮らし

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プチプラアイテムを上手に利用してインテリアも小物も思いのまま!

一人暮らしの大人可愛いお部屋と暮らしの投稿で、最近Instagramで人気上昇中のKanaさん。

長年の夢だった東京での一人暮らしを、家賃補助とプチプラインテリアを上手に利用して叶えたそう。

好きなものに囲まれた。心地よい暮らしを賢く楽しんでいるKanaさんに、プチプラアイテムで叶う大人可愛い部屋作りのコツを教えてもらった。

KanaさんとKanaさんの部屋の全体写真

プロフィール

名前:Kanaさん
職業:保育士
年齢:25歳
Instagram :@kanagram_room

ルームデータ

居住地:東京都
居住人数:1人
間取り:1K( 14.6m²)8畳
家賃:93,000円(住宅補助アリ)
築年数:3年

Instagramで人気のKanaさんのお部屋コーディネート
ただのガーリーじゃない! ちょっぴりの甘さと大人っぽさが両立するKanaさんの自慢のお部屋

待ってるだけじゃ手に入らない!家賃補助を賢く利用して快適な生活を

「いつかは東京で一人暮らしを…」と夢見て、実家にいる頃からじっくり準備を始めていたという保育士のKanaさんは、いつか住む部屋を思い描きながら家具や雑貨類を少しずつ買い集めていたという。

Instagramで人気のKanaさんのお部屋。IKEAのミールヘーデンに写真を飾っている
ネットなどで探した好みの写真をプリントアウトして飾ることも

そんなある時、区により差はあるものの東京都の保育士には家賃補助があることを知り、思い切って転職を決意。

実家に帰りやすいように東京の東側にターゲットを絞り、勤め先を決定してから住居探しを開始した。

「職場まで自転車で通えること・築浅・駅近」の条件を提示したところ、数軒の候補が見つかり、その中の一つだったこの部屋を内見した時に即決したという。

「収納がたっぷりあり、洗濯機上の普通はオープンラックの部分にも扉があったことが決め手になりました。それに集合住宅なのにお風呂に窓があって、湿気の心配がなかったのも大きかったです。築1年で全体的に新しかったこともよかった」(Kanaさん)

Instagramで人気のKanaさんのお部屋。プチプラインテリアが可愛くレイアウトされたテレビまわり
テレビ周りもプチプラインテリアを上手に使って上品にレイアウト

今では勤務先まで自転車で10分という快適な住居に、家賃補助を受けて驚くほど格安家賃で暮らしている。

「自分のお給料だけでは、憧れの東京暮らしにはもう少し時間がかかったはず。この制度を知り利用できたことで、夢が早く叶いました」と、情報収拾などの準備を経て賢い転職と転居を実現した。

プチプラインテリアを中心に好きなものだけに囲まれた部屋と笑顔で座っているKanaさん
「好きなものだけに囲まれている暮らしは居心地がよくて本当に楽しい」と笑顔で語るKanaさん

テーマは“海外の女の子の部屋” プチプラインテリアで甘すぎない大人キュートを目指して

長年準備をしてきた自分の城なだけに、さすがの完成度である。

ベッドは「オフホワイトの女の子らしいデザイン」をネットで探し、狙い通りのものを安く手に入れた。テレビボードとベッドサイドテーブルは同じメーカーで揃え、統一感を演出。チェストはIKEAで探したものを父親に頼んで組み立ててもらった。

フォトフレームやクッションなど、以前から使っていた小物類はそのまま流用。引越しで重なる出費も、細かな部分で節約して乗り切った。

一見お姫様のベッドのようだが、よく見るとマットな仕上げで落ち着いた雰囲気のベッド周り
一見お姫様のベッドのようだが、よく見るとマットな仕上げで落ち着いた雰囲気。残念ながらこのベッドは現在廃番だそう

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お気に入りのディスプレイスペースになっているIKEAのチェスト
父親が苦労して組み立てたIKEAのチェストの上は、お気に入りのディスプレイスペースになっている

「最初は白とグレー以外は絶対に置かないと決めて、徹底していました。でも最近はゴールドやパープル、落ち着いたピンクなども差し色で取り入れて、少しずつ部屋も変化しています」とKanaさん。

それでも固く守っているのは、白は白でも真っ白ではなくオフホワイトにすること。フリルや花などが好きなので、ともすると姫系ガーリーになってしまう。甘すぎない大人女子の可愛らしさを演出するために、オフホワイトやくすみピンクの色味、マットな質感など細部にこだわる。

「“落ち着き”と“可愛らしさ”は共存させられる。私は可愛いものは好きだけど、媚びた感じは嫌い。この部屋は“私らしさ”そのものでもあります」(Kanaさん)

kanaさん一番お気に入りのIKEAのチェスト上には季節ごとのプチプラアイテムがディスプレイされている
Kanaさんが一番お気に入りというチェスト上の一角。プチプラアイテムで季節ごとのディスプレイも楽しんでいる

今後取り組んでみたいことを聞くと、「壁の色を変えたいですね。先日フランフランでグレーの花柄の可愛い壁紙を発見して、挑戦しようか考え中。落ち着いたパープルか薄いグレーもいいなと思っています」と、部屋に対する飽くなき探究心を垣間見せた。

自分の好みが変わっていくように、部屋のインテリアも変化していくもの。

Kanaさんの対応力と柔軟な発想で、この部屋が今後どんな風に育っていくのか楽しみになってきた。

部屋の中心を華やかに飾るKanaさんお気に入りのIKEAのライト
部屋の中心を華やかに飾るIKEAのライト。これもお気に入りアイテムのひとつ

所有より回転!プチプラで良質なものを探し出し“可愛い”を叶える

Kanaさん流・大人可愛い部屋のキープのコツを聞くと…

① こまめに雑貨屋や家具店に行って小物や雑貨を購入すること

② 雑誌を読んだりインスタを見たりして常に刺激を受けること

③ 友人を部屋に呼んでアドバイスをもらうこと

④ カフェや雑貨屋で見たディスプレイなどを取り入れてみること

なのだそう。②〜④はさておき、①のように小物や雑貨をしょっちゅう購入していたら、部屋にモノが溢れてしまうのではなかろうか。

そんな疑問に、「だから高いものは買わないようにプチプラを中心に揃えています。新しいものを買ったら、今あるものを処分する。その回転で部屋は常にスッキリしているし、気分も変わって楽しい」ときっぱり。

少しずつ小物を買い揃えて整えてきた飾り棚
少しずつ買い揃えて整ってきた飾り棚。小物類は実家から持ってきたものも多い

でもこの上質な雰囲気は、プチプラでも醸し出せるものなのだろうか…。

「例えばこのベッドサイドのフェイクフラワー。最初はフランフランで3,500円くらいで発見して、その後ニトリで探したら1,000円以下でそっくりなものがあったので購入しました。常にアンテナを張って審美眼を養っておけば、プチプラでも良質なものを手に入れることは可能です」と話す。

ベッドサイドのテーブル上にあるフェイクフラワーとアロマのデュフーザー
ベッドサイドのテーブルにはフェイクフラワーとアロマのデュフーザーなど癒しグッズが並ぶ

同じニトリでも、EXPRESSやデコホームなど様々な店舗を足を使って回り、より良いものをプチプラ価格で手に入れる努力は欠かさない。

部屋にかける愛情と努力は、部屋の完成度の高さに比例するらしい。

Kanaさんのアクセサリー類
友達にも驚かれるというアクセサリーの少なさ。新しいものを購入したら、今あるものはすぐ処分が鉄則

プチプラアイテムで見えない部分の収納力をアップ!

この部屋を選んだ理由のひとつ、「収納力の高さ」がスッキリ暮らすコツでもあると話してくれたKanaさん。

ウォークインクローゼットや壁一面の収納棚、洗面所の鏡裏の収納など、いたるところに収納スペースがあり、しまう場所には困らない。

それでも、さらに見えない部分の収納力を上げることには余念がない。

「例えば洗濯機上のラックにも隠す扉がきちんとついていたので、その中に100円ショップの突っ張り棚を追加したり、手前の空いていたスペースに突っ張り棒をつけてスプレーを引っ掛けたり、見えない部分に工夫することで収納力がアップすれば、見える部分の部屋がゴチャつかないで済みます」(Kanaさん)

洗濯機上の収納と自分で取り付けた突っ張り棚
最下段は自分で取り付けた突っ張り棚。突っ張り棒も駆使して収納力を確保している

どうしても所帯染みた印象になりがちな100円ショップの便利グッズや突っ張り棒も、見えない場所に隠せば、部屋の印象は変えることなく収納力は格段に上がる。

大事なのは、その努力を見せないこと。思わず白鳥の水面下の懸命な水かきを想像してしまうが、キメの細かい小さな努力が、美しく快適な部屋を支えている。

100円ショップで揃えた箱で整理整頓された収納
壁収納の中は100円ショップで揃えた箱で整理整頓。
見えないところは特にプチプラアイテムでお金をかけずに整理
キッチンにおいてあるIKEAのキャスター付きワゴン
キッチンに置いたワゴンはIKEAのもの。
棚を置くと狭くなる場所でもキャスター付きワゴンなら掃除も楽々
チェストの横に置かれいている3coinsの「ケーブルボックス」
チェスト横には3 coinsのスグレモノ「ケーブルボックス」が。
ケーブルのゴチャつきが解消し、見た目にも掃除にもGood!

色味やテクスチャーなどを工夫し、プチプラで可愛さと大人っぽさを上手に共存させているKanaさんのお部屋。

部屋は自分を表現する最高のキャンバスなのかもしれない。

変わっていく自分の好みに合わせて、お部屋の変化や成長も楽しめるなんて、なんだかワクワクする。

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文=元井朋子
写真=編集部

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