秋の夜長を温かく照らす!モダンな行灯の作り方
オリジナル行灯を作って、和室を温かく照らそう

和室を温かな光で照らしてくれる、行灯。最近では、温泉旅館などで見かけることはあっても、自宅に行灯があるという人は少ないのではないだろうか。
そこで今回は、和室の雰囲気をワンランクアップさせてくれるオリジナルの行灯をDIY!木材とお好みの布を組み合わせるだけで、モダンな障子のような行灯を手作りできる。
ぜひチャレンジしてみて!
和室を柔らかく照らす! インテリア行灯の作り方
行灯の材料
<木材>※柔らかい桐がおすすめ
・木材①(35cm×1.5cm×1.5cm)=4本
・木材②(15cm×1.5cm×1.5cm)=4本
・木材③(15cm×1.2cm×1.2cm)=10本
・木材④(20cm×1.2cm×1.2cm)=4本
・木材⑤(15cm×2.5cm×1.5cm)=4本
<その他材料・道具>
・光を通す布(和紙でもOK)※今回は「ちりめん」を使用

・木工用ボンド
・水性ニス ※今回は100円ショップ「セリア」の「ライトオーク」を使用
・糸のこ
・刷毛
・金属製スクレーパー(金属製のヘラでもOK)
・平型ヤスリ
・カッター
・裁ちばさみ
・お好みの小型照明(熱を持ちづらいものを使用し、長時間の利用は避けましょう)
オリジナル行灯の作り方
ステップ1.木材にニスを塗る
まずは木材にニスを塗っていこう。そのままの状態でもOKだが、ひと手間加えることでぐんとクオリティがアップする。ニスの色はお部屋に合わせて好みのものを選ぼう。


ステップ2.枠を組むための溝を作る
ここからは、木材を組み立てる前段階の準備として、木に溝を入れていく。


木材③の中央と、木材④を三等分する位置に、それぞれ1.2cm幅の目印を引く。

目印に沿って糸のこを入れ、半分ほどの位置まで切り込みを入れる。

切り込みにスクレーパーを差し込み、てこの原理を使って斜めに押し上げるようにすると、木目に沿ってポロッと溝を作れる。



ステップ3.木枠を組む
まずは、②で作った溝に木工ボンドを塗り、溝同士を合わせるようにして組む。

4面分を組み終えたら、木材②と木材⑤を上下につけて、外枠も組み立てていく。

2面分は、両サイドに木材①も取り付けておこう。

ステップ4.布を張る
木工ボンドを使って木枠に布を張っていく。今回は複数色のちりめんを組み合わせて、モダンな障子風に仕上げていく。

まずは二面分、写真のように布を張っておこう。

なお、外側に余った布はカッターを使ってギリギリの部分でカットしておくと、仕上がりがきれいになる。

両サイドの枠をつけていない2面分は、このように布を張っておこう。ここも好みの組み合わせで布を張ってOKだが、今回は色合いにメリハリを持たせるために、白一色のちりめんにした。

ステップ5.全体を組み立てる
ここまで来たら、四面分の木枠を組み合わせて形作ろう。ここも、接する部分を木工用ボンドでつなぎ合わせればOKだ。
なお、横枠をつけていなかった面の布の余った両サイドは、内側に折り込むようにしてボンドで留めておけば◎。

最後に、枠の下(木材⑤の部分)に、小型照明を乗せるための木材③を二本渡して貼り付けたら、完成!


なお、白い証明を入れるか、オレンジがかった照明を入れるかによっても雰囲気が変わる。お部屋の雰囲気に合わせてチョイスしてみて。


温かい光で、和室をリッチな雰囲気に
和室の雰囲気を温かく、そしてどこかリッチにしてくれる行灯。みなさんも今回ご紹介した作り方を参考に、好みの色を使って自分だけのオリジナルをDIYしてみて!
文・写真=笹沼杏佳