北欧インテリアの基本をインテリアコーディネーターが伝授【二人暮らし向け】

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北欧インテリアコーディネートのコツ:間接照明やスポットライトを多用しよう

──照明選びで気をつけるポイントはありますか?

北欧には、日本のようにシーリングライト(天井照明)ひとつで部屋全体を隅々まで照らす文化はありません。ソファの横にスタンドライト、チェストの上にデスクライト、壁にはブラケット、テーブルの上にはキャンドル、といったように〝一室に多灯〟が一般的です。

複数の間接照明で優しく照らし、ほのかな灯りで〝ヒュッゲ〟な空間を演出します。〝ヒュッゲ〟とは、デンマーク語で「温かでリラックスした雰囲気」という意味です。

照明は賃貸物件でも意外に簡単に取り入れられます。例えばダイニングにペンダントライトをつるしてみましょう。引掛シーリングタイプのものを選べば簡単に取り付け/取り外し可能です。

ソファ横にはスタンド照明を置いてみましょう。キャンドルを複数のせたトレーをテーブルやチェストの上に置いてもよいですね。

キャンドルはLEDタイプが最近充実してますのでぜひチェックしてみてください。

北欧インテリアコーディネートのコツ:小物で差し色をプラスしてお部屋に個性を出そう

──北欧らしいインテリア小物の選び方は?

北欧らしい小物の選び方

自然モチーフのクッション、形の美しい照明が北欧スタイルのポイント。カーテンのタッセルとクッションの色柄を合わせて統一感アップ!

まずお部屋のテーマカラーを2~3色決めましょう。小物はその色が入っているものを選んでいくのがポイント。クッションは最も簡単に色を取り入れられるアイテム! ぜひ鮮やかな北欧テキスタイルのクッションを選んで、ソファやチェアに置いてみましょう。

壁にはぜひアートを飾りましょう。最近は北欧スタイルのポスターがネットで数千円で手に入ります。また北欧テキスタイルのファブリックパネルを飾っても良いでしょう。ぜひクッションと色を合わせてみてください。

ラグやカーテンもテーマカラーの色を選ぶとセンスの良いお部屋になります。もし勇気がでない……という場合は、白やベージュの無難なものでもOK。その場合、カーテンにはテーマカラーに合う少し個性的なタッセルを添えると窓辺のアクセントになるでしょう。

北欧インテリアコーディネートのコツ:和室でも北欧コーディネートは楽しめる!

──和室で北欧インテリアは無謀ですか?

決してそんなことはありません。北欧インテリアは、日本の住宅にとてもなじみやすいですよ。

和室に北欧スタイルを取り入れるなら〝和洋折衷〟で楽しんでみてはいかがでしょう。例えば、座椅子の背もたれに北欧風ファブリックをさりげなく掛けてみたり、座布団代わりに北欧風クッションを置いてみたり。

和室に北欧インテリアを取り入れた様子

和室にこそ、北欧スタイルが馴染むかも

北欧家具はシンプルでナチュラルなので畳との相性も悪くありません。和室だからと臆せず、ぜひトライしてみてください!

教えてくれたのは?

山口恵実(やまぐちえみ)さん
スタジオ・デル・ソル合同会社 代表/インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー。アートを取り入れたスタイルや、ヴィンテージ&カジュアルのミックススタイルが得意。https://eydesign.jp/aboutstudio/

イラスト=プー・新井
文=野中かおり

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