1DKで二人暮らし!部屋の狭さ・収納力を解決するインテリアノウハウ
1DKのデメリットを解消するテクニックをインテリアコーディネーターが伝授!

1DKとは、1部屋+ダイニングキッチン(食事をするダイニングスペースと調理をするキッチンスペースが一つになった空間)で構成される間取りのこと。公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会の指導基準では、居室が1つの場合、ダイニングキッチンは4.5畳以上と定められている。
1DKで二人暮らしをする場合のメリットは、1LDK以上の物件に比べて家賃を節約できる場合が多いこと。一方、デメリットは居室が1つしかないので一人になれる空間がなく、二人暮らしには窮屈な場合が多いことだ。
今回は、インテリアコーディネーターの山口恵実さんに〝1DKで二人暮らしをする際のデメリット〟をインテリア選びで解決するテクニックを教えていただいた。
このページの目次
よく使う「大きめ家具」の目安サイズを知っておこう
インテリア術を紹介する前に、まずはよく使う家具の目安サイズをチェックしておこう。物件探しや模様替えの時に役立つこと間違いナシ!

1DKの部屋作りとインテリア選びのポイント
ここからは、山口さんに1DKでの部屋作りテクニックを伺う。インテリア選びやレイアウトに悩むカップルはぜひチェックを!
──カップルで1DKに暮らす場合、部屋作りやインテリア選びはどんなことを気をつけると良いですか?
1DKには居室が一つしかありませんので、その部屋をリビング兼寝室として使うことになります。手頃な家賃の1DKで二人分のベッドを置くのは難しいと思います。布団生活にして、起きている時は部屋を広く使えるようにインテリアを工夫しましょう。

【1DKのインテリア】布団生活でスペース削減!起きている時は布団を畳んでソファ代わりに

1DKの居室には、大きめのラグを敷き、プーフークッションなどを置いて床でくつろぎ、寝る時は布団を敷くというスタイルがおすすめです。
畳んだ布団はどうしても生活感が出てしまうので、入り口から見えない〝死角〟に置きましょう。ブランケットなどで覆い、さらにクッションをいくつか置けばソファ代わりになります。

プーフクッションはモロッコ発祥の円柱型座布団。座ったり、枕にしたり、オットマン(足乗せソファ)にしたり、フレキシブルに使えます。移動もラクなので狭い部屋で重宝します。
【1DKの収納】チェストや本棚を置いて収納力を補おう
1DKの造り付け収納は単身者サイズの場合が多いため、二人で住む際はチェストや本棚などを置くなどして収納力を補ったほうが良いでしょう。
布団を敷くスペースや造り付け収納のドア可動域などを考慮しつつ、壁際に収納家具をレイアウトします。フックを設置してコートやバッグを引っ掛けるなら、入り口から死角となる壁を使いましょう。

入り口から見える位置に収納家具を置かなくてはならない場合は、アートや観葉植物などでフォーカルポイント(視線を集める場所)を作ると、部屋の印象をセンスアップできます。

次ページでは、二人暮らしには狭めな1DKを少しでも有効活用するためのインテリアテクをご紹介!
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