オートロックなしでも安心して暮らせる?女性が選ぶべき防犯性の高い物件
女性の一人暮らしでオートロックなしは不安?

はじめて一人暮らしを始めるという女性にとって、物件のセキュリティーに対する不安はとても大きいはず。できればオートロック付きの物件に住んで、安心・安全を感じながら過ごしたいもの。しかし、実際にオートロック付きの物件を見てみると、家賃の高さを知って契約をためらってしまうこともあるだろう。
今回は、お部屋探しのポイントになる物件の防犯対策についてご紹介する。これから一人暮らしを始める、引越しを検討しているという方はぜひ参考にしてほしい。
このページの目次
オートロックとは

賃貸物件におけるオートロックとは、主にエントランスの扉が閉まると自動で施錠されるシステムのことだ。暗証番号の入力や鍵、入居者の許可がなければ解錠できないため、住人以外は基本的にマンションに入ることができない。防犯対策として役に立つので、一人暮らしの女性におすすめ。一方で、オートロック付きの賃貸物件は、そうでない物件より家賃が高くなる傾向もある。
一人暮らしの女性には「オートロックなし」より「オートロックあり」が人気
“女性の一人暮らしにあってよかった物件設備”について、アンケートを実施。オートロックは、バス・トイレ別設備に次いで2位にとなっています。
※20代~30代の女性86名に調査。(2016年8月CHINTAI調べ)
「知らない人や、勧誘の人がマンションに入るのを防げるから安心」
「はじめての一人暮らしなので、親が心配してオートロック付き物件を希望した」
「自由で快適な一人暮らしなのに、防犯面で不安を感じながら生活するのは嫌」
といった女性の声もあり、機械や設備に頼って安心したい!というような方が多いようですね。
オートロック付き物件の家賃相場は?
オートロック付き物件とそうでない物件の家賃相場はどのくらい違うのでしょうか。住みたい街ランキングで人気の“池袋”と“三軒茶屋”を参考にみてみましょう。

オートロックなしの物件が、約5,000円~10,000万円程度お得な傾向に!!
一人暮らしの女性にとっては、家賃などコスト面も気になるところ。オートロック付きなどセキュリティがしっかりしている物件がいいけど、予算と合わず悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
そんな方は、家賃相場もお部屋探しの参考にしながら、自分のお部屋に必須の条件をもう一度考えてみるのも良いかも。
参考:家賃相場検索
※1:2016年11月11日時点(CHINTAI調べ)
女性一人暮らしの防犯、オートロック付き物件なら安心?

オートロック付きの物件を希望する方は多いが、オートロックがあれば必ずしも安心というわけでもない。この物件の盲点は「防犯意識が薄くなりがち」なところ。実は、100%部外者の侵入を防げるわけではないのだ。マンションの住人がエントランスの鍵を開けた際に、不審者も一緒に入ってくるということも……。
万が一のことも想定して、自分の部屋の施錠をすることが、安全な女性の一人暮らしを送るポイントである。
「オートロックなし」物件での一人暮らし。追加でできる防犯対策は?
前述の通り、オートロックがついているからといって安心とは限らない。家賃のことを考えると、思い切ってオートロックが付いていない物件を探してみるのも、お部屋探しのポイント。
オートロック以外にも、自分で簡単にできる防犯対策は多く存在する。ここでは、オートロックが付いていない賃貸物件の防犯対策についてご紹介しよう。
オートロックなしの防犯対策①自分で鍵を付け足す
後付け電子錠(ICキー)
暗証番号やICカードなどで開けられる電子錠。一般的なオートロックだと、部屋の鍵と一緒に鍵を持ち歩いて落としてしまうこともあるが、この鍵なら心配無用。ドアに鍵穴を余分に開ける必要もないので、賃貸物件でも取り付けられる。1万円台から購入できるタイプもあるので、ぜひチェックしておきたい。
ディンプルキー
鍵の表面に小さなくぼみがあるタイプ。複雑な構造で精密に作られているため、ピッキングのような不正開錠が大変難しい。複製も難しく、防犯性に優れている点が特徴的だ。1万円以内で購入できるタイプもあるので、入居時に不動産点のスタッフや、大家さんに相談してみよう。

オートロックなしの防犯対策②窓に補助錠を付ける
ホームセンターには、窓の施錠を強化できる「補助錠」が販売されている。万が一最初に付いている鍵を開けられてしまったとしても補助錠が2つ目の鍵として機能するため、簡単には浸入されなくなる。なお、中には穴あけが不要なタイプもあり、賃貸物件でも気軽に利用できるので、気になる方は補助錠の設置を検討してみてもよいだろう。
女性一人暮らしにおすすめ。オートロックなしでも防犯性の高い物件
仮にオートロックがない物件だったとしても、建物の構造や環境によって十分な防犯性を確保できている場合がある。どのような物件が防犯性の高い物件として信頼できるのか、具体的に3つの例を挙げて紹介していく。
防犯性の高い物件選び①管理人が常駐している物件
オートロックの盲点は、ドアが開いた時を見計らって知らない人も入ってしまうところ。でも、常に管理人さんがいれば怪しい人に声をかけてくれるので安心だ。不審者は顔を覚えられることを極度に恐れるため、防犯効果はとても高いといえるだろう。
防犯性の高い物件選び②治安のよい地域で探す

繁華街に近い便利な物件は比較的治安が悪い傾向にある。一方、頻繁に地域パトロールをしている幼稚園や小学校から近い物件であれば、人の目も多く不審者に遭遇する可能性も低くなる。
防犯性の高い物件選び③女性限定の物件
セキュリティー面を配慮した造りになっていることが多い女性限定の物件。入居者全員が女性なので、同じ建物に住む人への安心感がある。オートロックは外からの侵入者には強いが、建物の内側にいる不審者には弱いので、男性の入居者の存在が気になる場合は女性限定の物件を探そう。
女性がオートロックなしの物件で暮らすなら、必ず防犯対策をしよう

オートロック付きの物件でなくても、防犯性を強化することは可能だ。物件の希望条件からオートロックを外すと比較的スムーズに物件を決められるかもしれない。
少し視点を変えてお部屋探しをしてみると、案外よい物件がみつかる可能性がある。補助錠の設置など自分でできる対策をしてもよいし、女性限定の物件や管理人常駐の物件を探してもよい。さまざまな形で防犯対策を行い、安心して暮らせる環境を手に入れよう。
文=CHINTAI編集部