【1LDK・2K・2DKのレイアウト実例】キッチンカウンターや仕切りも登場!家具配置や収納の工夫を解説
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【2K・友人とのルームシェア】リアルレイアウト
続いては、友人とのルームシェアを始めて約1年のN山のレイアウト。

物件スペック
家賃:10万円(管理費込)
間取り:2K(約30㎡)
築年数:32年
キッチンを抜けてすぐの和室が共用のくつろぎスペース。その奥の部屋が二人一緒の寝室だ。
ポイント①.脱衣所代わりに、お風呂場近くに壁面収納を設置
一人暮らしであれば脱衣所がなくてもそこまで困ることはないが、二人暮らしはシャンプーや石鹸のストック量も増える。N山家には脱衣所がないため、お風呂用品の収納には「LABRICO(ラブリコ)」の壁面収納を活用しているそう。

同じように物件に脱衣所がなく、下着やタオルの置き場に困っているという人はぜひ参考にしてほしい。
ポイント②.カラーボックスで作るお手製キッチンカウンターで料理の効率アップ
N山家のダイニングにはもともとキッチンカウンターは無かったが、3段カラーボックス2つを組み合わせてお手製のカウンターキッチンを作り上げた。

詳しい作り方はこちらの記事で解説しているので、ぜひチェックを!
ポイント③.寝室の真ん中に棚を置いて、収納&間仕切り代わりに
気心の知れた友人同士のルームシェア。寝室も一緒で特にストレスもないようだが、ちょっとした仕切りは欲しいところ。そこでN山家は寝室の真ん中に棚を設置し、さりげなく空間を分けている。

間取りでは解決できなくとも、こうした万能アイテムの活用で部屋の使い勝手をアップさせることができるのだ。
【2DK・カップル】リアルレイアウト
最後は彼氏との同棲を始めて約7ヶ月、編集部K村のレイアウト。

物件スペック
家賃:8万5000円(管理費込)
間取り:2DK(約44㎡)
築年数:45年
帰宅時間や朝出掛ける時間がすれ違うことが多いため、生活リズムの違いがストレスにならないようにお互いの部屋を持てる2DKを選択。もともと互いに一人暮らしをしていたため、シングルベッド2台はそのまま各自の部屋で使用している。
洋室は8畳でかつエアコンがついており、和室は6畳でエアコンなし。明らかに洋室の条件のほうが良いが、暗黙のパワーバランスで彼女が洋室を勝ち取ったようだ。
ポイント①.ダイニングテーブルの位置は消去法で決定
K村カップルが最も頭を悩ませたのはダイニングテーブルの位置。ダイニングキッチンの間取りが縦に細長く、台所に近い場所は冷蔵庫や収納ラックで埋まってしまったため、最終的に玄関から近い場所に置くこととなった。
食事スペースが玄関から丸見えなのは憚られるが、隣接する部屋への動線を邪魔しない位置が他になく、ここに落ち着いたという。

2DKでダイニングがさほど広くない場合、ダイニングテーブルの置き場に困るカップルは結構多いのではないだろうか。2部屋のうち1部屋を食事スペースにする場合はすんなり解決するが、2部屋を各自の部屋として使う場合は、消去法で置き場所を決めるのが良さそうだ。
ポイント②.掃除機や季節家電は大きい押入れに収納
各自の部屋が分かれており、それぞれに押入れがついているため、基本的に彼女のものは彼女の部屋、彼氏のものは彼氏の部屋に収納している。しかし彼氏の部屋の押入れのほうが格段に大きいため、右半分は掃除機や扇風機、ヒーターなどの季節家電を収納しているそう。
「1つの押入れに色々しまっているので、取り出しにくい場面があるのは難点。使用頻度が高いものを取り出しやすい場所に、あまり使わないものは天袋にしまうなどの工夫をしてます」(K村)
ポイント③.かさばる生活用品は大きなラックに収納し、布で目隠し
K村家では、ティッシュペーパー、洗剤類、ボディーソープ類のストック、工具(ドライバーや軍手など)類といった生活用品を大きなラックに一括収納。中にプラスチックケースを配置し、日用品をジャンル別に収納している。

「玄関に置いてます。ラックは彼氏が一人暮らし時代に使っていたものをそのまま使い回し。生活感があふれてしまうので本当は玄関近くではなく部屋の奥に置きたかったのですが……。ちょうど良い置き場所が無かったので、少しでも生活感を消すためにベージュチェックの布で目隠ししてます」(K村)
お互いのライフスタイル・生活動線を踏まえて快適なレイアウト作りを!
広さがあって部屋数が多い物件でも、何も工夫せずに家具や家電、収納棚などを配置すると使い勝手が悪い。逆に、多少難点があっても生活動線や収納アイテムの使い方次第でそうしたデメリットを改善することはできる。
今回ご紹介した編集部員たちのレイアウト例が、快適な二人暮らしの参考になれば幸いだ。
文・写真=編集部