部屋をスッキリ見せる!一人暮らしの基本の片付け方法

公開日:2019年6月21日

一人暮らしの部屋を片付ける基本の手順とは?

掃除のルーティン化を目指す
部屋の片付けが進まないのは、基本の片付け方を知らないだけ?

“片付けなきゃ……。”と思っているけど、どうしてもやる気が出ず後回しにしていると、散らかっている状態が次第に日常の風景となってしまうことがよくある。その原因はあとでやろうという気持ちが思いのほか厄介で、積み重なっていくものに対して不快感を抱き、“めんどくさい”という気持ちが大きく膨らんでしまうからである。

また、一人暮らしの収納スペースが狭いから片付けてもすぐに散らかってしまう……。と片付けを諦めている人もいるかもしれない。

しかし、一人暮らしの限られた収納スペースこそ逆転の発想で、スペースに合わせた物の持ち方をすれば片付けは時短となり、無駄な物がない身軽な暮らしに繋がっていく。
今回は一人暮らしの効率の良い基本の片付けをご紹介する。

一人暮らしの片付けは“基本の3ステップ”で進めよう

ここでは、片付けの基本の3ステップと片付けの悩みの解決策をご紹介する。この基本の3ステップを実行して、片付けと上手に付き合っていこう。

片付けのステップ1【整理】:片付けを複雑にしている不要な物を取り除く

片付けは不要な物をしまい込むことではなく、必要な物を次に使うときに取り出しやすくするためであり、明日の自分が楽をするイメージ。そのために、まずは全ての物を把握して不要な物を取り除くことが片付けの法則である。

いらないもの
使わないのに入れっぱなしになっているものはないか

収納スペースに入っている物を一旦全部出して、要る物と要らない物を左右に分ける。大事なのは今使っている、今の自分の好みといったように今を判断基準にすること

いつか使うかもしれないと判断に迷った時は、そのいつかをその場で明確にできるものだけ残す。

また、一人で全部一度にやろうとすると集中力が切れ途中で手を止める結果となってしまうため、アイテム毎に取り掛かると良いだろう。

【片付けのお悩みQ&A】判断が難しい思い出の品はどうすればいい?

気持ちがポジティブになる物は残して、ネガティブな気持ちになる物はこの際手放すことで過去にケリを付け、スッキリ前を見て暮らしていこう。

【片付けのお悩みQ&A】いただき物の処理に困っている

いただき物で自分の好みではないけど捨てるのは相手に申し訳ないとためらうならば、相手の心遣いに感謝し気持ちを受け取ることで、その物に対しての制限を取り払おう。

【片付けのお悩みQ&A】雑誌や本が溢れている

情報系の雑誌や本はどんどん更新されるため、最新の物だけ手元に置いておこう。

片付けのステップ2【収納】:収納スペースを確認し、「要る物」を収納していく

収納していく際のポイントは、全ての物に定位置を決めること。ただし、重い物は下段に収め安全を確保しよう。

  • 使用頻度の高い物 → 最も出し入れしやすい場所へ
  • 使用頻度の低い物 → 脚立を使わないと手が届かないなど出し入れしづらい場所へ
「要る物」を収納していく
残すかどうか迷うものはまとめて保留扱いしておこう

【片付けのお悩みQ&A】収納スペースが狭い場合は?

  • 使用頻度の高い物 → お部屋に出して見せる収納へ
  • 使用頻度の低い物 → 収納スペースに収める

おすすめの見せる収納家具は万能な“スチールラック”。この1台で収納力があるためお部屋がすっきり見え、扉の開閉もないことから片付けやすい家具ともいえる。

スチールラック
収納の強い味方、スチールラック

細かく仕切られた収納を目指すのではなく、1ボックスに放り込めばOK!といったざっくり収納で散らかっても10分で片付く収納を目指す。

収納の大原則は8割収納、2割空間をキープすること。ゆとりの2割空間は出し入れのしやすさを考慮してのこと。もし、ぎゅうぎゅうに詰め込んでいたなら、出し入れに手間がかかることから散らかりやすく活用されない収納スペースとなってしまう。

片付けのステップ3【掃除】:掃除のルーティン化を目指す

休日のまとめ掃除より“毎日ちょこちょこ掃除”がおすすめ。まとめ掃除では溜め込んだ汚れに対しての不快感とそれを落とすまでの時間や労力、強力な洗剤を買うお金まで発生して非効率である。

それに対してこまめに掃除をしていれば汚れは蓄積されず、楽に消えて特別な出費も不要で毎日気持ちよく暮らせるのである。掃除も片付けと同様、無理のない方法で日課の一つとして一人暮らしの生活に組み込むことが大切だ

掃除道具
一番大事なことは汚れがひどくならないうちに、こまめに掃除していくこと

例えば、「朝か晩に10分タイマーをセットし、物を定位置に戻し掃除機やクイックルワイパーをかける」「キッチン、お風呂場、トイレは使った時に“ついで掃除”をする」などのルーティンを取り入れてみてはいかが。気付いた時にすぐに掃除に取り掛かれる秘訣は掃除道具をしまい込まないこと。

ここからは、一人暮らしをもっと快適にする部屋をスッキリ見せる片付けのコツを3つ紹介する!どれも簡単なコツなので、すぐチェックして試してみよう!

一人暮らしをもっと快適に!部屋をスッキリ見せる片付けのコツ

片付けたのになにかスッキリしない……。そんなときは片付け方を少し工夫すると見た目がスッキリとする。ここでは、一人暮らしの部屋をより快適な空間にする為の片付けテクニックをご紹介する。

片付けのコツ1.床やテーブルの上にできるだけモノを置かない

一人暮らしの部屋をスッキリ見せる片付け方:床やテーブルの上にできるだけモノを置かない
床やテーブルなど平面に物が少ないと、部屋全体がスッキリ見える

床やテーブルは最小限の物だけにすると片付けや掃除が楽になることの他に、一人暮らしの限られたスペースが広く見えるという視覚効果も期待できる。

カバンや物を一時的に置く癖があるなら、その癖に従ってその場所に賃貸でも取り付けられるフックを取り付け、できるだけ床置きを減らすことを心掛けよう。

片付けのコツ2.収納グッズ選びのポイントを押さえる

統一感を出すとスッキリ見えるため、思いきって収納グッズを買い替えるのも選択肢の1つ。その際、定番商品を選べば追加や買い替え購入できるので安心だ。

収納グッズ
使いやすい収納グッズを見つけるためのポイントとは?

どんな収納グッズがおすすめ?

収納グッズや収納家具は模様替えや引越しに伴い、仮にこの先収納するアイテムが変わっても使えるかじっくり考えてから買おう。

【形状】
無駄なスペースを作らないためには四角い形状がおすすめ。

【素材】
布を取り外して洗える、または水拭きできる素材を選ぶと清潔を保てる。

【色】
白を基準に選ぶとメーカーが違う収納グッズでも統一感が出やすく、他の色素材とも相性が良く、圧迫感も出ないためおすすめである。

片付けのコツ3.壁に多くのものを飾らない

なんとなくの気持ちで雑に置かれホコリをかぶっている物や見ることもない物が壁に飾ってあるなら、その状態こそがその物に対してのあなたの本心なのかもしれない。

この機会にそれらを取り除き、飾り棚や壁もアートな空間として捉えてみてはどうだろうか。

壁の広さを活かして、飾りは最小限に
壁の広さを活かして、飾りは最小限に

それを見ると元気になったり、目標達成の目印であったり、リラックス効果のある香りやグリーンでも良い、自分にとって気持ちがプラスに働く物を厳選して飾り、小さな部屋にもポジティブな空間を作ろう。それを最高に引き立たせるにはやっぱり日頃の片付けは必須となってくるだろう。

片付けの基本を身につけて、一人暮らしをもっと楽しく快適に

片付けは習慣化することが近道だが、片付けが苦手な人にとって習慣化こそが難しく感じるだろう。しかし、料理や掃除といった他の家事同様、片付けも続けることで力をつけていくものである。

めんどくさいことを不自由なままにせず、どうしたら明日の自分が楽になるかという視点で失敗しても何度でも試してみるという行動が大切である。その小さな工夫の積み重ねはいつか習慣となり、苦手な片付けを克服させてくれるだろう。

片付けで得る前向きな習慣こそが空間や時間に対して自由度の高い一人暮らしの価値をグンと押し上げるに違いない。一人暮らしをとことん楽しむために、今すぐ片付けられないという固定観念は捨て、あなたのお部屋の現状を客観的に見ることから始めてみよう。

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文=渡辺ひさの

整理収納サポートNeedsTokyoの代表を務めるワーキングマザー。家事時間を減らしライフスタイルに合った個人向けの整理収納サポート、オフィス環境改善のための整理収納サポート、時短家事や片付けに関する講座を展開。
Web:https://needstokyo.amebaownd.com/

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