【6畳インテリア】一人暮らしの狭い部屋を広く見せるコツ
6畳しかない一人暮らしの狭い部屋を広く見せたい!

正直、一人暮らし向けのワンルームは狭~い! でも、インテリアの置き方や選び方で広く感じさせることができるって知ってた?
今回は、各種メディアで活躍しているインテリアコーディネーターの小島真子さんに、一人暮らしのスペースを有効に使えるインテリア術を教えていただいた。
さまざまなレイアウト相談を解決してきたインテリアのプロがおすすめするテクニックは、これから一人暮らしを始める人はもちろん、夏に向けて模様替えを考えている人も必見!
教えてくれたのは?
このページの目次
【6畳インテリア】家具のレイアウトや選び方のコツ
家具を置くスペースは部屋の30%に
──狭い部屋に置く家具の選び方を教えてください
まずは「自分はこういう生活をしたい!」というビジョンを明確にしましょう。趣味を満喫したい、しっかり休息できる部屋にしたいなど、ライフスタイルの中心に据えるものによって選ぶ家具は変わってくるからです。例えば、読書が好きなら本棚があったほうが良いし、ファッションを楽しみたいならワードローブを整える必要があります。
そのイメージに沿って、ベッド(寝具)やテーブル(デスク、座卓)などのマスト家具+自分のライフスタイルに必要なアイテムをリストアップしたら、それぞれの家具のサイズを考えます。部屋を広く見せたいなら、床に置く家具を部屋面積の30%程度にとどめると良いでしょう。6畳の部屋なら2畳くらいですね。
家具を購入する時は、サイズ入りの間取り図を持っていくのを忘れずに。写真を撮っておけば、より明確なサイズ感とレイアウトをイメージすることができます。コンセントの位置も把握しておきましょう。

むやみにコンパクトな家具を選ばない
──家具のサイズや形で気をつけることはありますか?
家具のフォルムは、スクエアならスクエア、ラウンドならラウンド、と統一して部屋の雰囲気をまとめましょう。無印良品、unico、Francfranc、NOCEなど、家具をトータルコーディネートできるショップを利用すると、サイズやフォルムを合わせやすいですよ。
そして、背の高い家具よりは低い家具が良いです。どうしても背の高い家具が必要ならば、オープンシェルフなど圧迫感のないデザインを選んでみてください。
ちなみに、コンパクトすぎる家具は結果的に部屋を狭くします。小さな家具は収納や機能で事足りなくなる場合が多く、後で細々した家具を買い足していく羽目になるからです。
部屋面積とのバランスを考えつつ、一つでいくつも役割を持たせられる物を選びましょう。幅を伸張できるタイプの家具もおすすめです。

家具の配置は〝手前を高く、奥を低く〟
──家具のレイアウトで部屋を広く見せることはできますか?
部屋の入口付近には背の高い家具を、奥へ行くに従って背の低い家具を配置すると、部屋を広く見せることができます。遠近法を利用するんです。
そして、入口から部屋奥までの動線上には物を置かないこと。つまり、家具は壁面に沿って配置します。部屋中央付近の床をある程度まとめて見せることで〝抜け感〟が生まれ、空間全体を広く見せることができます。
〝床を見せる〟というポイントは家具選びでも重要です。床に密着するタイプは避け、脚付きの物をチョイスすれば、家具の下の床を見せることができます。その脚も太いものよりは細い物が良いでしょう。
家具の奥行きを揃えて配置するのも、部屋を広く見せるテクニックの一つです。奥行きが足りないところにはグリーンなどを組み合わせて、できるだけデコボコをなくしましょう。

次のページでは、狭い部屋が広く見えるカラーコディネートと、ワンルームにおすすめの収納術を伝授!