大型犬と住める賃貸物件はレア! 上手な探し方のコツや注意点
大型犬と一緒に住めるお部屋を探すには

帰宅した時、たっぷりの愛情表現で出迎えてくれる愛犬。抱きしめれば一日の疲れは一気に吹き飛ぶことだろう。
愛犬家にとって、犬は家族同然の存在。一緒に暮らすことができなければ意味がない!
だが、特に大型犬を飼う人にとって、部屋探しは大きな難関となる。本記事では、大型犬を飼いたい人、または既に買っている人へむけて、賃貸物件を探す際の注意点やコツを解説する。
このページの目次
大型犬を飼うのに適した賃貸物件の条件

まずは大型犬を飼うのに適した賃貸物件の条件について確認しよう。
大型犬は体が大きく力も強い分、室内で飼うには下記のような条件が揃った部屋が必要である。
大型犬に適した賃貸物件のポイント①:室内の広さ
上下運動が多い猫と違い、犬は横移動が多い。大型犬は犬種によっては大人1人分以上の大きさがあり、歩幅も広いので、ストレスを与えないためにも自由に動き回れるだけの広さが必要になる。
3DKのように細かく部屋が分かれている部屋よりも、広いLDKを備えた1LDK・2LDKのように一つの空間が広い間取りを選ぶとよいだろう。
大型犬に適した賃貸物件のポイント②:床材
大型犬は体重が重く、歩く際に踏ん張る力も小型犬より強くなる。床は傷が付きにくく、すべりにくい加工がされているフローリングにするのが理想だろう。
通常のフローリングだと、犬にとっては踏ん張りが利かず、足腰を痛める原因にもなる。滑り止めのジョイントマットなどを敷いてあげると良い。
畳の部屋の場合、やわらかく踏ん張りやすいので犬にとっては足腰の負担が減るメリットがあるが、床を掘ってしまう癖があるワンちゃんの場合は畳を傷めてしまうことになる。また、粗相をしてしまうと雑菌が繁殖しやすくなるので、厚いカーペットを敷くなど対策をすると良いだろう。
大型犬に適した賃貸物件のポイント③:浴室の広さ
犬は人間のように毎日入浴をする必要はないものの、月に1~2回はシャンプーをしてあげる必要がある。大型犬の場合、洗い場が大人2人が入れる程度の広さでないと苦労を強いられるだろう。
床材がタイルなどすべりやすい場合には、床に敷くタオルやマットなどを準備してあげるとよい。
大型犬に適した賃貸物件のポイント④:周辺環境
住環境は利便性も大切だが、大型犬と一緒に暮らすなら、ワンちゃんにとって暮らしやすい環境かどうかも確認しよう。
- 物件の周囲の環境が散歩に適しているか
- 近くに公園があるか
- 近くに動物病院があるか
大型犬は日々の散歩が必須。特に平坦な長い道が近所にあると散歩がしやすいので、事前にチェックしておこう。
大型犬を飼育可能な賃貸物件を見つけるコツ

ここまで大型犬に適した物件の条件を見てきた。これらの条件がそろった物件を見つけるだけでもかなり大変であることがわかっただろう。
しかし、大型犬と暮らす物件探しで大変なのはこれだけではない。
実は「ペット可」の物件であっても、実は「猫か小型犬のみ」などと飼育できるペットの種類やサイズに制限がある場合が多いのだ。
特に、ワンルームなどの部屋の広さの物件では大型犬は不可の場合も多い。物件を探すときには、飼育することができるペットの種類と数も併せて確認しなければならない。
大型犬を飼える賃貸物件探しのコツ①:大家さんや不動産会社へ交渉する
まず、条件に合うペット可の物件を見つけたら大型犬の飼育が可能かどうかを不動産会社に確認してみよう。
残念ながら「大型犬可」の物件ではない場合でも、条件交渉次第では大家さんの許可がおりる場合がある。
交渉の材料としては、「敷金を1ヵ月分多く払う」などの金額面の提示のほか、「ペットを共用部に歩かせないようにする」「防音・防汚対策をどのように行うか」など、物件を大切に使うことをしっかり約束することでスムーズに進むこともある。
大型犬を飼える賃貸物件探しのコツ②:築年数が古い物件や、駅から離れた物件を狙う
賃貸物件で注目株となるのは、やはり駅近で、新築または築浅の物件だ。そこで、大型犬と暮らせる物件を探す際には、駅からの距離や築年数の許容範囲を広げてみよう。
大型犬は力も強く、しっかりしつけをしていたとしても物件の内装などへのダメージが残るリスクはある。
そのため、築年数が浅い物件は内装もまだ新しい分、敬遠されることも多い。築年数が古い物件の方が条件交渉に応じてくれる可能性が高まるだろう。
また、駅から離れることによって、物件の近くに大きな公園などがある可能性も高くなる。大型犬の散歩にも便利だ。
大型犬を飼える賃貸物件探しのコツ③:ペット共生物件を探す
「ペット共生物件」とは、全ての入居者がペットと共に生活することを前提として作られている物件だ。そのため、室内はペット対応の床材を使用していたり、玄関にフェンスが設置されているなど、ペットと快適に生活するための設備が予め整っているのが特徴だ。
また、共用部にはドッグランや足洗い場などが設置されている物件もあり、飼い主もペットもストレスなく快適に過ごすことができる設計となっている。ペットと暮らすことを前提にした物件なので、安心して入居することができるだろう。
ペット共生物件は通常の物件に比べ数が少ないレアな存在だ。新着情報をこまめにチェックするなど、情報を見逃さないようにしよう。
大型犬を賃貸物件で飼うときの注意点

大型犬との暮らしを夢に見る方も多いのだが、大型犬との生活を実現させるためにはいくつかのハードルを越えなければならない。ここからは、賃貸物件を契約する前に知っておくべき3つの注意点をお伝えする。
そもそも大型犬と住める賃貸物件数が少ない
大型犬と一緒に住める物件の数はそれほど多くはない。ペット可の物件は増えているものの、ペットの大きさは一定以下に制限されることも多いのだ。大型犬可の物件にこだわると、自分自身が暮らしにくい物件に住まざるを得なくなる可能性がある。
大型犬も飼える賃貸物件は初期費用や家賃が高め
大型犬OKの賃貸物件は、敷金や礼金、家賃が高めに設定されることも多い。また、退去時に支払う原状回復に特約が付くこともある。大型犬の存在によって室内が傷むリスクがあるため、相応の準備をしないといけないのだ。
室内での生活が、大型犬にとって負担になる可能性がある
室内での暮らしが大型犬のストレスになる場合がある。散歩の時間を増やしても、普段の生活が窮屈では健康を害してしまう恐れがある。大型犬にとって、本当に快適な生活ができるかどうかを考えたうえで契約する物件を慎重に選ばなければならない。
一人暮らし向けの間取りで大型犬と一緒に過ごすのは厳しい
前述の通り、一人暮らしの物件で大型犬と同居するのはかなり難しいものと言える。人間にとっても、ワンちゃんにとっても暮らしづらくなってしまう可能性が高い。より大きな物件で暮らせるようになるまで、大型犬と暮らすことを我慢する方も少なくはないのだ。
大型犬が暮らしやすいかどうかを第一に考えて賃貸物件を探そう

大型犬OKの賃貸物件は比較的レアだが、根気強く探せば見つけられる。ただし、ワンちゃんが快適に過ごせるかどうかは別問題だ。これからの生活のことをよく考えて、慎重に物件を選ぼう。
2021年8月加筆=CHINTAI情報局編集部

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