ライフスタイル別!初めての一人暮らしで理想を叶える、間取り選びのポイント
初めての一人暮らしで理想の生活を手に入れよう!
一人暮らしを始める予定のあなた。「自炊をして、料理のレパートリーを広げたい」「友人を招いて楽しみたい」など、理想の一人暮らしの姿を思い描いているはずだ。
しかし、一人暮らしが初めてなら、部屋探しももちろん初めて。どんな間取りを選んだらいいのか、どの条件で部屋を探していったらいいのか分からないという人も多いだろう。
どのような一人暮らしをしたいかによって、最適な間取りは変わってくる。物件探しを始める前に、まずは憧れの生活を思い描いてみよう。今回は、理想の一人暮らしを叶えるおすすめの間取りや、物件探しのチェックポイントを紹介する。

このページの目次
理想の一人暮らし① 自炊をして料理を楽しみたい!
間取りは調理スペースを広く確保できる「1DK」がおすすめ!
料理をしたい人におすすめの間取りは、居住空間とキッチンが分かれていて、かつキッチンスペースを広く確保できる「1DK」だ。
似た間取りに「1K」があるが、1DKとの違いは「キッチンが4.5帖以上あるかどうか」。料理好きにとっては、ワンルームや1Kのキッチンスペースでは手狭に感じてしまう場合もあるが、1DKなら余裕が生まれる。
また、ダイニングテーブルを置くスペースも確保できるので、より自炊が快適になるだろう。

料理好きならチェックしておきたい! 間取り・設備の確認ポイント
1DKの物件を選んだとしても、間取りによっては、冷蔵庫やダイニングテーブルを置くと意外に狭くて使いづらくなるパターンもある。部屋のサイズに合った家電や家具を揃えるように気を付けたい。
また、料理の匂いや熱がこもらないよう、換気扇の性能、扉や窓の位置を確認することも大切。キャスター付きのキッチンカウンターや食器棚などを置きたいなら、間取り図を見ながら料理がしやすいレイアウトをシミュレーションしてみると良いだろう。
理想の一人暮らし② “生活感”のないおしゃれな部屋でシンプルに暮らしたい!
生活感を隠すなら、大きなクローゼットや収納スペースが必須!
シンプルでおしゃれな空間に憧れる! という人は多いはず。ただ、暮らしていくうちにモノが増えていき、部屋が生活感にあふれてしまう……という場合もあるはず。そんな時にも、大きなクローゼットがあれば、収納家具を置かずにシンプルな暮らしを保つことができるだろう。
気に入った部屋を見つけたら、ウェブサイトの写真などでクローゼットの使い勝手もしっかりチェックを。押入をリフォームしたタイプのクローゼットでは中央に仕切りがあり、高さが足りずコートやワンピースが入らない場合もある。自分が持っている服や荷物のサイズに合っているかどうかを確認するようにしよう。

「ロフト」や「ベランダ」もシンプルな暮らしの助けになる
クローゼットが無い、または容量が十分ではない場合でも、ロフト付き物件なら収納スペースが確保できる。居室には最低限の荷物だけを置き、寝具や季節外れの衣類などをロフトへ収納してしまうことが可能だ。
またベランダに広さがあれば、洗濯カゴや洗濯バサミなどをまとめて置いてカバーをかけておくことで、生活感のあるものを視界に入れず部屋をすっきりと見せられる。
このようにロフト、ベランダがあれば、スペースを上手く使って生活感のあるものを隠すことで、一人暮らし用の狭い部屋でもインテリアを活かしたおしゃれな部屋づくりを楽しめるだろう。
理想の一人暮らし③ 好きなものに囲まれて、一人の時間を快適に過ごしたい!
間取りは自分好みの部屋を演出できる「ワンルーム」がおすすめ!
一人暮らしの部屋では思う存分、自分好みの空間を演出することができる。せっかくなら、インテリアや趣味のグッズなど、好きなものだけに囲まれた部屋を作り上げたいところだ。
そんなあなたにおすすめな間取りは「ワンルーム」。一つの空間に好きなものを思う存分詰め込んで、部屋の隅々まで見渡すことができる。
真四角ではないちょっと変わった形の部屋や、可愛い丸窓、アイランドキッチンなど、個性的な間取りを選ぶのも楽しいだろう。

快適に暮らすために!「生活動線」や「窓の向き」の確認を
せっかく自分好みの部屋を作り上げても、住み心地が良くない部屋では過ごしにくいだろう。特に、変形間取りの部屋に住むなら、水回りや生活動線の使い勝手をしっかり確認しておこう。
部屋の快適さは、光の入り方や風の通り方で大きく変わる。そこで、窓の位置を日当たりや風通しも確認しておこう。
日当たりの良い部屋では、朝日で目覚め、観葉植物を育てたり、キッチンガーデンを楽しんだりすることもできる。一方で、一日中薄暗い部屋や風通しが悪いと生活していてストレスを感じることも。
「南向き」などの検索条件でウェブサイト上で探すこともできるが、気に入った物件は必ず内見し、日の当たり方を実際にチェックしてみよう。その際、自分が家で長く過ごす時間帯に合わせて足を運ぶと良い。
理想の一人暮らし④ みんなでワイワイ、友達を招いて楽しみたい!
間取りは居室の広さが「8帖以上」の「1K」を選ぼう!
せっかくの一人暮らし。自宅に友人を招いて鍋を囲んだり、夜通し語り合ったりして楽しみたい!という人も多いだろう。そんな理想を叶えるなら、居室の広さが8帖以上の1Kをおすすめする。
居室に8帖以上の空間があれば、ベッドに加えて、来客がくつろげるソファを置くこともできる。ソファベッドを選べば、泊まってもらうことも可能だ。
また、1Kの間取りでは、お風呂などの水回りスペースと居室との間に扉がある場合が多い。友人が着替えたりシャワーを貸してあげる際にも気兼ねなく使ってもらうことができるだろう。

予算に余裕があるなら「1LDK」もおすすめ!
予算に余裕があれば、1LDKの物件も検討しよう。「1DK」が「キッチンスペース(DK部分)が4.5帖以上」の間取りであるのに対し、1LDKの定義は「キッチンスペース(LDK部分)が10帖以上」。
友人を招くLDK部分と、自分の生活スペースである寝室を分けて使うことができ、友達を招く楽しさも広がるだろう。
理想の一人暮らし⑤ セキュリティ充実の部屋で安心して暮らしたい!
間取りは玄関から室内が見えない「1K」や「1DK」がベター
初めての一人暮らしでは不安もいっぱい。セキュリティ重視で、安心して新生活をスタートさせたいという人も多いだろう。そんな人におすすめの間取りは「1K」もしくは「1DK」だ。
居室内に仕切りがないワンルームでは、玄関を開けた時に室内が全て見えてしまう間取りになっていることが多い。一方、1Kや1DKであれば、宅配便の受け取りや急な来客なども、室内を見せずに対応できるのだ。

セキュリティ重視ならこんな設備も要チェック!
セキュリティを重視するなら、間取りに加え、設備の充実度も重要だ。モニター付きインターホン、オートロック、防犯カメラなどが付いた物件なら、一人暮らしの女性でも安心できる。
さらに、洗濯物が人目に触れることに抵抗があるのであれば、室内物干しがあるかどうかもチェック。窓枠の中に収納できるタイプや、付け外しが可能なタイプの室内物干しであれば、インテリアを邪魔せず使いたい時だけ設置することができるので便利だ。
文=Kiyomiy(株式会社YOSCA)