同棲カップルの不満の原因といえば「家事分担」!不満の出ない家事分担の方法とは?
同棲中の家事の分担はどうする!?

同棲で揉めるポイントといえば、家事の分担。収入の差によって家事の割合を分ける同棲カップルも多いかもしれないが、果たしてそれでいいのだろうか?
実は、同棲中にもっとも多いケンカの原因のひとつが、家事の分担でもある。お互い不満の出ない形でうまく分担し、仲良く暮らしたいものである。
今回は、同棲中のトラブルの引き金となりやすい家事について、円満な分担方法をご紹介したい。
同棲時の家事分担に対する考え方

同棲をしていても、家事の大半を女性側が負担しているカップルもいるかもしれない。しかし、今やお互いに仕事を持っているカップルも多い。また、家事は1年365日休みがないので、どちらか一方が家事を背負うと不満が溜まりやすい。
一緒に住んでいる以上、男性も家事をやるのは当たり前と考えよう。
家賃や生活費を折半しているなら、女性だけに負担が偏ると、いずれ不満が爆発する。しかし、どちらか一方が家賃や生活費を多く負担する場合、家事をきっちり半分に分けると、お金を多く払っている方に不満が溜まってくることもある。
「気付いた方がやればいい」という曖昧なルールも、最初こそ、愛する人のために頑張れるかもしれないが、結果として不満が溜まり、同棲生活が続かなければ意味がない。家事に対する考えは、愛情や甲斐性などとは切り離し、二人の「仕事」の一つとして捉えてほしい。
不満が出ない家事分担のポイントは「ルール化」すること!

家事の分担については、同棲を始める前に話し合いの場を設けてほしい。お互いに不満が溜まりにくいルールを事前に作っておくと良いだろう。
まずは、同棲中に発生するであろう家事の項目を細かくリストアップしてみよう。主な家事を書き出してみると、毎日やらなければならないものと、週に一度やまれに発生するものなど、頻度の違いが明らかになる。
食事 | ・調理 ・皿洗い、片付け |
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洗濯 | ・洗濯機を回し、洗濯物を干す ・洗濯物をたたんで片付ける |
掃除 | ・部屋の掃除機・モップがけ ・キッチンの掃除 ・浴室の掃除 ・トイレの掃除 ・排水口のゴミ取り ・ゴミ出し |
その他 | ・買い物 ・布団干し ・電球の交換 など |
項目別!不満がたまりにくい家事分担のポイント
同棲中の家事分担のポイント①:食事の準備や後片付けは、得意・不得意に合わせて
けは、得意・不得意に合わせて
基本的に、食事の準備や後片付けは毎日発生するもの。
得意なものと不得手なものに分けて家事を分担していこう。
例えば料理を作るのが彼女なら、片付けは彼氏が担当したいところ。二人の帰宅時間帯に合わせ、平日・休日で分担するなど、臨機応変にシェアしてほしい。
同棲中の家事分担のポイント②:洗濯は干して取り込むまでが仕事!
スイッチ1つで洗濯から乾燥まで全てがまかなえる洗濯機ならよいのだが、一般的な洗濯の作業には洗濯機を回す、干す、たたんで片付けるという3つの作業がある。まさか、洗濯機のスイッチを押すだけで「洗濯を手伝っている!」なんていっている人はいないだろうか!?
特に、水を吸い込んだ重い洗濯物をベランダまで運んで干すという作業は、なかなかの重労働。できることなら、二人とも家にいられる日にまとめて洗い、二人で協力して干す方が早く仕事を終えられるだろう。
ただし、洗濯物の干し方やたたみ方、しまい方に強いこだわりがある人は、自分が担当する方がストレスにならない。その場合、相手には代わりに別の家事を担当してもらうなどしてバランスを取ろう。
同棲中の家事分担のポイント③:掃除については場所ごとに担当分けするのも手
部屋全体の床掃除はもちろん、キッチンや浴室、トイレなど、掃除すべき場所はいろいろある。気づいた方がどちらともなく掃除する、という関係性ができていればよいが、それが難しい場合は、掃除する場所によって分担してしまうのがよい。
たとえば、料理をするのが彼女ならば、キッチンの掃除をするのも女性の方が細かいところまで行き届く。その代わり、お風呂やトイレなどは彼が担当しよう。浴室は高い天井の掃除や、床をゴシゴシ磨く力仕事など、男性に向いている要素も多い。
同棲中の家事分担のポイント④:ゴミ出しは曜日で分担するのがよい
基本的に、ゴミ出しはあわただしい朝の時間に行わなければならない。毎日同じ人が担当すると負担が偏ってしまう。
そこで、重量があってかさ張る燃えるゴミの日は彼が、ペットボトルや缶ゴミの日は彼女が担当するなど、曜日ごとに分担するのがおすすめ。
同棲中の家事分担のポイント➄:買い物については在庫管理も家事のうち!
日常の買い物には、大きく分けて食品と日用品がある。どちらもただ買ってくればよいというわけではなく、在庫の管理が必要なものだ。
食品なら、料理に必要な食材を調達しなければならない。もし料理が苦手な彼でも、買い物なら手伝えることも多い。買い物リストを二人で協力して作ったり、調味料を切らしたら情報共有したりなど工夫してみよう。日用品についても同様だ。
また、お米のように重いものやトイレットペーパーのようにかさ張るものは、男性が買ってきてくれると女性にとってはうれしいもの。休日には一緒に買い物に出かけてまとめ買いするなど、どちらかの負担が大きくならないよう、うまく分担したい。
その他、布団を干す、電球を交換するなど、まれに発生する家事もある。力仕事や女性では届かない電球の交換などは、彼氏に任せ、負担を分散させたいところだ。
生活費の管理についても得意・不得意が分かれる分野なので、よく話し合って分担するのがおすすめ。
同棲中の家事分担が難しいならアプリに頼るのもあり!
せっかく家事を分担しても、二人とも忙しくて分担した家事を忘れてしまったり、こなせなかったりすることも出てくるだろう。そんな時には「家事分担アプリ」の出番だ。
家事分担アプリは、メンバー間で家事の分担をし、進捗状況をお互いに把握できるというもの。掃除や家事のルーティーンを可視化することによって、ゲーム感覚でこなすことができる。アプリストアでさまざまな家事分担アプリを見つけることができるので、試してみるのもよいだろう。
<おすすめのアプリ>
「Sweepy: 家事」:Googleストアで確認する
Appleストアで確認する
パートナーと楽しく幸せな同棲生活を送るために
違う場所で育った二人が同棲するのだから、家事のやり方や頻度が違うのは当然のことだ。家事分担をすり合わせていきながら、以下の5つのポイントについても意識してみることをおすすめする。
感謝の言葉を忘れない
これは同棲中のカップルだけでなく、家族や友人などと一緒に暮らす際にも大切にしたいことだろう。分担した家事を行った際に、相手から感謝の言葉をもらえたらうれしいものだ。
同棲中は一緒にいる時間が必然的に長くなる。だからこそ、お互いにちょっとしたことでも感謝の言葉を常に述べていくことは、幸せになるためのとても大切な要素なのである。
生活費や食費の折半方法を決める
生活費や食費などの出費は同棲カップルが揉めやすいポイントの1つだ。お互いにストレスにならないような管理方法を決めるのがおすすめだが、迷った時は共同のお財布で管理をするのもよいだろう。
お互いが休める日を設ける
掃除や料理など、毎日どちらかに担当を割り当てた場合、休日に当たった人の不満が溜まりやすくなる。そうならないためにも、家事や食事など一切何もせずにリラックスできる日を設けておこう。食事はテイクアウト、掃除は外注サービスを利用すれば、二人の時間を作ることが可能だ。
喧嘩をしたらきちんと謝る
同棲生活では、些細なことから喧嘩に発展することもあるだろう。意地の張り合いで喧嘩が長引いてしまい、ますます疲れが溜まってしまう可能性がある。
喧嘩をした際は、「自分の方から素直に謝る」ということを共通ルールにしておくと、同棲生活がうまくいきやすい。お互いの意見を尊重しつつ、譲歩することが重要となる。
最低限の連絡を取る
同棲生活では、帰宅時間や休日などが異なり、お互いの生活リズムが合わないこともある。足りない食材や日用品などが出た場合には、これから帰宅する方に買ってきてもらえれば助かるが、連絡が取れない場合には喧嘩になることもあるだろう。
後からトラブルにならないように、気づいた時点でお互いに連絡を入れるように意識しておこう。どうしても連絡が取れなくなる場合はあらかじめ伝えておき、相手を不安にさせないような配慮も必要になる。
どうしても同棲相手にイライラしてしまう時は…趣味で開放的になろう!
一緒にいる時間を増やしたくて始めた同棲生活。しかし、状況によっては一緒にいてイライラすることも多くなってくるだろう。そんな時は以下のように、お互いに一人の時間や友人との時間を設けるのがベストだ。
映画を鑑賞する
映画館は一人の世界に浸ることができる空間である。普段はそれほど映画に興味がない人も、イライラした時には気分の入れ替えに映画館に行くのも効果的だ。
恋愛映画やアクション映画など、好きなジャンルの映画を観賞すると気分も徐々によくなってくる。コロナの影響で躊躇してしまう方も多いかもしれないが、衛生面に気をつけつつ、時間に余裕がある時に利用してみよう。
美味しいご飯を楽しむ
イライラした時は、美味しいご飯を一人でゆっくり楽しむのもおすすめ。自炊を続けていると、人の作ってくれたご飯が無性に食べたくなるものだ。美味しいご飯はささくれた心を癒してくれるため、給料日などお金に余裕のあるときに美味しいものを味わってみるのもよいだろう。
友人と会う
仕事以外で話をするのがいつも同棲相手では、知らない間にストレスが溜まってしまうので、相手にイライラしたら気の置けない友人と会ってみよう。大学時代の友達や古くからの幼馴染など、たわいもない話ができる友人の存在は貴重である。同棲生活を続けていく間には、友人との時間を楽しみ、同棲相手へのイライラを忘れることも大切だ。
散歩などで体を動かす
軽い運動は、のリフレッシュに効果的だ。運動中は余計なことを考えずに済むので、同棲中に相手にイライラしたら、まずは近所を散歩やランニングをしてみるのもいいだろう。
ルールに縛られすぎず、臨機応変に家事を分担しよう!

このように、ある程度家事をルール化することでストレスが溜まりにくくなるだろう。
ただし、ルールは絶対に守らなければいけないというわけではない。忙しい毎日の中、ルールに縛られすぎると、今度はルール自体がストレスになってしまう。体調の悪い時もあるし、仕事で帰りが遅くなって疲れている時だってある。そんな時は臨機応変に対応することも大事。
また、不満の少ない同棲生活を送るには、お互いに感謝の気持ちも忘れないでほしい。やってもらうことが当たり前になってしまうのではなく、「ありがとう」や「〇〇の作った料理は美味しいね」など、ちょっとした感謝の気持ちを伝えることで溜まっていたストレスが軽減されることもある。
いずれは、結婚して家族になるかもしれない二人。同棲を始めて時間が経過しても、思いやりの気持ちさえ忘れなければ、どんな苦労も乗り越えていけるはずだ。
2021年8月加筆=CHINTAI情報局編集部