名古屋で一人暮らしするなら光熱費はいくら?家賃相場や住みやすい駅も紹介
名古屋で一人暮らし! 光熱費などの必要費用をシミュレーション
一人暮らしにかかる費用は、家賃相場や物価が異なるのでどの都市に住むかによって大きく変わってくる。東京や大阪と並ぶ大都市である名古屋で一人暮らしを始めるには、一体どのくらいの費用がかかるのだろうか。
この記事では、人気の高い名古屋での一人暮らしについて、家賃相場や生活費用をシミュレーションしながらご紹介しよう。

この記事でわかること
名古屋駅の家賃相場は1K 6.3万円!中心地でも手頃な価格で一人暮らしできる
初めて一人暮らしするなら「地下鉄東山線」沿線がおすすめ!食事や買い物には困らない
名古屋で一人暮らしするなら、水道光熱費の目安は7,500円!
このページの目次
名古屋一人暮らしの家賃相場は?
生活費の中でも大きな割合を占めるのが家賃である。それでは名古屋での家賃相場はどのくらいになるのか見てみよう。
名古屋の家賃相場。中心部でも他の大都市圏よりリーズナブル!
まずは名古屋の中心地、名古屋駅の賃貸家賃相場は以下の通り。一人暮らしに向いているワンルームや1K、1DKの家賃相場は6万円前後となっている。
<名古屋駅の賃貸家賃相場>
・1R:5.94万円
・1K:6.30万円
・1DK:7.50万円
※家賃相場はCHINTAIネット2024年7月30日現在のもの。最新家賃相場はこちら!
全国賃貸管理ビジネス協会の家賃動向調査(2018年9月)によると一人暮らしの平均的な住居費は5万3440円。名古屋の家賃相場は少し高めに感じられるかもしれないが、名古屋市街地の中心である名古屋駅の家賃相場と考えると手頃な価格だといえるだろう。東京から転勤で移り住む人などは、その家賃のお得さに驚くかもしれない。
間取り別 愛知県名古屋市の主な家賃相場
エリア名 | 1R | 1K | 1DK |
---|---|---|---|
千種区 | 5.50万円 | 5.80万円 | 5.90万円 |
東区 | 6.25万円 | 6.10万円 | 6.75万円 |
西区 | 5.40万円 | 5.62万円 | 6.20万円 |
中村区 | 5.30万円 | 5.80万円 | 7.20万円 |
中区 | 6.00万円 | 6.24万円 | 7.28万円 |
緑区 | 5.20万円 | 4.90万円 | 5.10万円 |
名東区 | 5.20万円 | 5.10万円 | 4.45万円 |
※家賃相場はCHINTAIネット2024年7月30日現在のもの。最新家賃相場はこちら!
名古屋で初めて一人暮らしをするなら「地下鉄東山線」沿線がおすすめ
名古屋で一人暮らしをする人に人気なのが、名古屋を東西に横断する市営地下鉄東山線の沿線だ。
東山線は、高畑駅から名古屋駅に向かい、オフィス街のある伏見駅や商業の中心地域の栄を通り、住宅街である藤が丘が終点となる。最も利用者の多い路線で、ラッシュ時には2、3分間隔で列車が走っている。
東山線沿線では一人暮らし向けの物件は4〜6万円前後で比較的安定しており、東京などと比べると、主要駅から数駅離れたからといって極端な家賃相場の変化はないのが特徴だ。
名古屋ではエリアによる家賃相場の差をあまり気にせず、通勤通学先までのアクセスや住みたい街の雰囲気から物件を探してみよう。

地下鉄東山線の沿線駅 おすすめ3選&家賃相場情報
それでは、人気の東山線の沿線でおすすめをいくつかご紹介しよう。
にぎやかな都会暮らしを送りたいなら「栄駅」

<栄駅の賃貸家賃相場>
・1R:6.00万円
・1K:6.40万円
・1DK:7.90万円
※家賃相場はCHINTAIネット2024年7月30日現在のもの。東山線沿線の最新家賃相場はこちら!
名古屋駅から地下鉄で5分。名古屋市の中心部にあり、最大の繁華街。商業の中心地である栄駅でも6万円台で一人暮らしすることができる。飲食店や居酒屋が多く、松坂屋、丸栄、三越などの百貨店、大型商業施設もあり、食事や買い物には困らない。
おしゃれな生活を楽しむなら「星ヶ丘駅」

<星ヶ丘駅の賃貸家賃相場>
・1R:4.00万円
・1K:4.50万円
・1DK:4.90万円
※家賃相場はCHINTAIネット2024年7月30日現在のもの。東山線沿線の最新家賃相場はこちら!
名古屋駅から20分。近くには東山動植物園がある。カフェやレストラン、駅前にはショッピングモール星ヶ丘テラスなどがあり、おしゃれな生活を楽しみたい人におすすめだ。
始発駅で通勤・通学が快適!「藤が丘駅」

<藤が丘駅の賃貸家賃相場>
・1R:5.30万円
・1K:5.00万円
・1DK:4.40万円
※家賃相場はCHINTAIネット2024年7月30日現在のもの。東山線沿線の最新家賃相場はこちら!
名古屋駅まで30分かかるが、東山線の始発駅なので必ず座ることができるのがポイント。大学や学校が多く、一人暮らしの学生が多い街。駅周辺には飲食店やスーパーがあって生活にも便利だ。
名古屋で一人暮らしスタートにかかる初期費用は?
一般的に一人暮らしを始める際にはどのくらいの費用がかかるのか気になる人も多いはず。
そこで、名古屋市内では家賃相場が中間的な水準である中村区の1K物件の平均的家賃5.2万円を例に考えよう。
敷金 | 52,000円(家賃の1ヵ月分) |
---|---|
礼金 | 52,000円(家賃の1ヵ月分) |
仲介手数料 | 26,000円(家賃の半月分) |
火災保険 | 約4,000円 |
引越し代金 | 約22,680円 ※カンガルー引越便(1㎥パック料金)関東から中部 |
家具・家電購入 | 約124,700円 ※無印料品 新生活基本セット① |
名古屋は、東京や大阪などの大都市と比べて家賃相場が低い傾向にあるのが特徴。仮に5万円で物件を借りた場合は、引越しの初期費用を30万円以下に抑えることも可能だ。
名古屋で一人暮らしの生活費はいくらかかる?
生活がスタートしてからはどれくらいのお金が必要だろうか。一般的な1ヵ月の生活費の目安金額を見てみよう。
家賃 | 52,000円 |
---|---|
食費 | 38,000円 |
水道光熱費 | 7,500円 |
家具・日用品費 | 6,500円 |
服飾費 | 7,500円 |
保健・医療費 | 4,500円 |
交通費・通信費 | 23,500円 |
教養費・娯楽費 | 20,000円 |
雑費 | 18,000円 |
※出典:政府統計 家計消費単身モニター調査 (2018年7月)
政府統計 家計調査(2017年)
名古屋では駅近物件で通勤や通学も便利、ショッピングもアクセス良い環境に住んだとしても、1ヵ月あたり20万円以内で一人暮らしができるだろう。
また、夏の湿度が高く蒸し暑い名古屋では、夏場のクーラー代に気をつけよう。繁華街や商業施設まですぐに出かけられる立地の良さを利用して、夏場をできるだけ冷房のきいた公共エリアで過ごすなど細かな節約を心がけてみよう。
名古屋で一人暮らし費用を安くするコツは、行動範囲を広げること!
一人暮らしで20万円は高いと感じる場合は、家賃が低めの物件を探したり生活費を節約したりしてみよう。探している時はつい駅から徒歩10分以内など近い物件を希望しがちだが、自転車やバイクを利用するなど徒歩以外の交通手段を取り入れて物件探しの範囲を広げてみよう。
自家用車の所有率が高い名古屋周辺は道幅が広く、都心部でも自転車やバイクなどで快適に通勤・通学しやすい。駅から離れることで家賃を下げつつ、生活時にも交通費の節約や激安店を巡って買い物ができるようになる。

名古屋での一人暮らし費用の特徴は、家賃相場の差が少ないことにある
東京や大阪などと比べて、名古屋では最寄駅による家賃相場の差が少ない。物件を探す際には家賃にとらわれすぎず、通勤通学のしやすさや生活環境をゆっくりと見極めて決めよう。
文=Kiyomiy(株式会社YOSCA)