初期費用がなくても一人暮らしは始められる?引越しの出費を抑える方法
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一人暮らしの1ヶ月にかかる生活費を最低額に抑えるコツ

一人暮らしでは引越し費用の節約に気を取られてしまいがちだが、一人暮らしを始めてからの生活費を抑えることも忘れてはいけない。ここでは節約のポイントをチェックしておこう。
生活費を抑えるコツ①:生活用品は徐々に揃えていく
生活用品は、いきなり全部をすぐに揃える必要はない。生活が落ち着くまでは以下に挙げる家電・家財で暮らすことを心がけよう。
- 洗濯機
- ドライヤー
- 冷蔵庫
- 寝具
- バスグッズ
- 調理器具(フライパンや包丁、まな板など)
- 食器(箸や深みのあるお皿、マグカップなど)
- 洗剤
また、生活のペースがつかめてきたら下記の電化製品や家具などを購入しよう。
- 電子レンジ
- 炊飯器
- テーブル
生活が落ち着いてきたら、徐々にキッチン用品や調味料、雑貨を増やしていき、自分らしい生活空間を作り上げていこう。徐々に揃えていくことで、必要なものと不要なものの基準がわかり、無駄な買い物がなくなる。
生活費を抑えるコツ②:家計簿をつけて収支を把握する
一人暮らしを始めたら、家計簿をつけて毎月の収支を把握しよう。特に、大学生など一人暮らしが初めての方は家計管理がおざなりになりがちだ。また、クレジットカードの多用によって月末の支払いに悩んでしまうケースも少なくはない。
家計簿をつけると、1ヶ月の平均的な生活費が把握できるようになり、何にどの程度の支出をしているか、貯金するためにはどの支出を削るべきか具体的な行動が見えるようになる。収入に対して支出の金額が上回っていないか、支出が多い場合は無駄な買い物をしていないか考えることは大切である。家計簿に慣れていないなら、アプリやツールの活用もおすすめだ。
生活費を抑えるコツ➂:自炊して食費を節約する
食費は、自炊の回数を多くすれば、工夫次第で大きく節約することができる項目である。過度な節約をせず、栄養のバランスに気を使いながら節約するのがおすすめだ。
外食は頻度や価格にもよるが、1回1,000円の食事を週5回繰り返せば月20,000円は外食費、その他朝食や昼食(または夕食)代がプラスされ、食費の割合が高くなってしまう。また、コンビニ弁当は手軽だが、コンビニに行くと目移りし、無駄な買い物もしがちである。
しかし、自炊にこだわるあまり調味料や材料費が高くなることには注意しよう。場合によってはスーパーの総菜の方が安いこともあるため、工夫しながら食事も楽しもう。
生活費を抑えるコツ➃:電気・ガス・水道の使い方を工夫して節約する
電気・ガス・水道は日々の生活の中で節約できる項目だ。以下の表を参考にして、無理のない範囲で取り組んでほしい。
電気の節約方法
- 電源・スイッチをこまめに切って待機電力を減らす
- エアコンは夏は28℃、冬は20℃設定にし、使用電力を調整する
- テレビは主電源を切る
- 冷蔵庫の開け閉めを減らす
- LED照明を利用する
- 省エネ家電を活用する
ガスの節約方法
- 電子レンジを積極的に使う
- 給湯機の設定温度を見直す(38~40℃)
- お風呂はシャワーまたは、湯船に溜めるお湯の量を少なくする
- お湯の使用を最小限に抑える
- 長時間の煮込み料理は保温調理器具を活用する
水道の節約方法
- 食器の溜め洗いをする
- キッチン用の節水蛇口を使用する
- まとめて洗濯する
- トイレのレバーの大小を使い分ける
- 洗顔の際は洗面器を使う
日々の行動とともに、光熱費を安く抑えるなら電力会社選びも大切だ。会社によっては、電気やガスをセットで契約した方がお得なプランになることも多い。電力会社の比較はインターネットからもでき、手続きもそのままできるため試して見よう。
生活費を抑えるコツ⑤:格安SIMに乗り換える
格安SIMに乗り換えるとスマホの使用料金が半額以下になる可能性があるため、現在大手キャリアと契約している方はプランの見直しを検討してほしい。簡単な手続きをするだけで、毎月の支出を無理なく節約できるのは大きな魅力だ。
また、スマホと同時にインターネット回線の見直しもしてみよう。フレッツ光を利用している場合、プロバイダを変更するだけで節約できる可能性がある。
現在スマホの契約がドコモ・ソフトバンク・auの方は、インターネット回線をドコモ光・ソフトバンク光・auひかりにすることで、セット割引が適用されスマホ料金が安くなることも覚えておこう。トータルで見ると格安SIMの乗り換えの方がおすすめだが、もし大手キャリアにこだわるならこのようなお得なセットを活用してほしい。
貯金なしで引越しをするなら、初期費用・生活費を抑えよう!

初期費用が準備できていないと、一人暮らしは難しいと思われがち。しかし、引越し費用を抑え、支払いのタイミングをうまく調整できれば仮に貯金がなくても引越しをすることは可能である。
また、月々の支払いも日々の工夫次第で抑えることができる。無理のない計画を立てて、念願の一人暮らしをスタートさせよう。
文=kiyomiy(株式会社YOSCA)
2022年3月加筆=CHINTAI情報局編集部