安く帰省する方法は?一人暮らしでお金がない、でも帰省したい人必見
帰省したいけどお財布がピンチ!一人暮らしの節約帰省術
進学や就職・転勤などをきっかけに、一人暮らしをはじめる人は多いだろう。家賃・光熱費・食費などの生活費をすべて自分で負担する大変さはあるが、一人の自由気ままな生活を楽しんでいる人もいるのではないだろうか。
とはいえ、時々は実家に顔を出すことも大事。家族に元気な姿を見せるためにも、定期的に帰省するように心がけたいところだ。
しかし、帰省するにはお金がかかる……。両親・家族に会うためとはいえ、帰省にかかる旅費を払う余裕がない、けれどやっぱり帰省したい……と悩んでいる人もいるだろう。そこで今回は、なるべくお金をかけずに帰省する方法について考えてみたい。

この記事でわかること
世間の長期休暇シーズンを避けると交通費が抑えられる。1月・2月・6月・10月・11月がおすすめ
新幹線・JRには早期予約約割引・学割があり!チケットは早めに抑えるのが良い
飛行機で帰省するなら格安航空会社(LCC)を使ってみるの一つの手
このページの目次
一人暮らしが安く帰省するコツ①:飛行機での帰省なら、旅費が高くなるシーズンを避ける
特にツアーパックや飛行機を利用する場合、旅費は季節によって大きく変動する。実家に帰省にするのにかかる旅費を安くしたければ、まずは料金が高くなる時期を避けることが大切だ。
まず、料金が高くなる時期としてはゴールデンウィークやお盆、年末年始など。多くの人が長期休暇を取得する時期は旅行のハイシーズンとなるため、当然旅費も高くなりやすい。それ以外にも、卒業旅行シーズンとなる2月下旬~3月には料金が高くなる傾向がある。
一方、1月・2月・6月・10月・11月はチケット料金が安くなる傾向がある。1月は高そうなイメージがあるが、年始を避ければ意外と安く実家へ帰省できる場合もある。
学校や仕事の都合もあるだろうが、もし日程の都合がつくのであれば、旅行シーズンを避けて帰省するのが得策だろう。
もしどうしても年末年始に帰省しなければならない場合も、最もチケットが高くなる時期を少しずらして帰省をするのもいいだろう。実家へ帰省するのが、1週間違うだけで、往復の値段が1万円以上変わることもある。

一人暮らしが安く帰省するコツ②:新幹線・JRには早期予約約割引・学割などを利用する
新幹線や電車などは飛行機と異なり、ほぼ一定額の運賃で乗ることができる。ただ、更にお得に実家へ帰省したいなら、早期予約割引や学割を活用しよう。
新幹線には「早得きっぷ」等と呼ばれる早期予約割引がある。購入期限のほか、路線や乗車区間、購入方法などが限定されている。またインターネット予約のみ受け付けている早期割引もある。いずれも座席数にも限りがあるため、入手するには注意が必要だ。
お得に帰省したいならチェック!新幹線の早期割引
・JR東日本「お先にトクだ値」
・発売期間:利用13日前の午前1時40分まで
・購入方法:JR東日本「えきネット」(ネット予約)
・料金:
東京~新青森(片道)…13,010円(4,340円引)など
▽参照:JR東日本「えきネット」
https://www.eki-net.com/top/tokudane/
・JR西日本「スーパー早得きっぷ」
・発売期間:利用1ヵ月前の10:00~14日前まで
・購入方法:JR西日本 ネット予約
・料金:
新大阪~博多(片道)…10,290円(4,820円引)
新大阪~鹿児島中央(片道)…14,400円 (7,810円引)
・JR西日本「WEB早得3」
・発売期間:利用1ヵ月前の10:00~3日前まで
・購入方法:JR西日本 ネット予約
・料金:
新大阪~鹿児島中央(片道)…16,000円(2,850円引)
新大阪~鹿児島中央(片道)…19,000円(3,210円引)
▽参照:JR西日本「JRおでかけネット」
https://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/tokutoku/
※料金はCHINTAI調べ(2018年9月19日現在)
※割引適用には条件があります。詳しくはリンク先の情報をご確認ください
また大学生や大学院生であれば学割を使うことができる。たとえばJRの場合、指定を受けた中・高・大学・各種学校の学生で、利用区間の片道の営業キロが101キロ以上ある場合、運賃が2割引になる。
一見、早期割引より学割の方が安くなるように思えるが、距離によって早割の方が安い場合がある。また学割は特急料金には適用されないので要注意。よく比較して選ぼう。
一人暮らしが安く帰省するコツ③:より運賃の安い交通手段を選ぶ
長距離移動の交通手段の定番といえば、新幹線・飛行機。しかし、これらの手段は便利な反面、料金設定が高め。それならば、より安い交通手段を検討してみてはいかがだろうか。
まずは大手航空会社の飛行機ではなく、格安航空会社(LCC)を利用する方法。
例えば、羽田~関西(伊丹・関西国際・神戸)間の大手航空会社運賃は普通料金で片道およそ25,000円、早期割引でも12,000円程度だが、LCCなら10,000円を下回った価格設定もある。空港までの交通費を計算に入れても、飛行機代で1万円以上近く違うのであればかなり安く抑えられそうだ。
また、深夜バスや高速バス、新幹線を使わずに在来線の電車を乗り継いで移動する方法もある。新幹線のように特急料金自由席・指定席がない分、費用を抑えられる。

割安な交通手段での帰省は、移動時間の増加というデメリットも!
割安な交通手段を紹介したが、ひとつ大きな欠点がある。それは「移動時間の増加」だ。
格安航空会社を使うために、都内にある羽田空港ではなく千葉県の成田空港に行くことになったり、夜行バスを使ったために前日の夜から移動する必要が生じるなど、移動にかかる時間が大幅に増加しやすい。
安さと移動時間短縮が両立できず残念だが、お金をとるか、時間をとるか、どちらを重要視するのかで決めたい。
工夫次第で安く実家へ帰れる。次の帰省に向けて検討してみよう!
一人暮らしはお金がない。でも、せめて年に1回は両親や家族に元気な姿を見せるため、帰省したいところだ。もしあなたの帰省先エリアや予算、帰省する日程など状況に合う方法があれば、今までより安い旅費で帰省することもできるだろう。
次の実家への帰省に向けて、ぜひ検討してみてはいかがだろう。