【犬との暮らし】出会いから1週間でペット可物件へ引越し!同棲カップルと愛犬の幸せな生活を取材してきた
このページの目次
飼い始めてからでも何とかなる!“飼い主ビギナー”カップルの暮らしぶりは?

付き合って4年半になる吉野さん・南さんカップル。愛犬・ピースとの出会い、わずか1週間でペット可物件へ引越したという。犬を飼うのは今回が初めてという二人だが、一体どのようにしてピースを迎えたのだろうか?
プロフィール
名前:南智紀さん(会社員・20代)、吉野静華さん(会社員・20代)
飼い主歴:約1年
愛犬のプロフィール

名前:ピース(1歳・オス)
犬種:トイプードル
性格:人懐っこくて賢い
物件情報
所在地:神奈川県大和市
居住人数:2人+1匹
家賃:85,000円(管理費込)
間取り:1LDK(約40㎡)
築年数:9年

犬にかかる費用
月々の飼育費用:約8,000円(エサ・トリミング・ペット保険他)
初期費用:約25,000円(ワクチン、ケージ、おもちゃ他)
犬もペット可物件も即決!波乱万丈な3人(!?)暮らしがスタート
元々、犬が大好きな吉野さん。ショッピングモールに行くと、必ずペットショップを覗いていたとのこと。
「その日は偶然、抱っこさせてもらえたんです。その瞬間に心を射抜かれちゃいました。1年前のことですね」(吉野さん)
一発で心を掴んだのは、真っ白なトイプードルのピースくん。同棲する彼氏の南さんは、「その場で家族に迎えることに決めました」と当時を振り返る。しかし、問題がひとつ。前に住んでいた部屋は、ペット禁止だったのだ。

二人はすぐさま引越しを決意。なんと1週間後には新しい部屋に移ったという。まずは、二人とも仕事の合間をぬってペット可の物件を探して、時間がない中で3件をピックアップ。
「ペット可の物件は相場より少し家賃が高くなるので、その分最寄り駅からの距離は妥協しました。その中で、ピーちゃんのシャンプーがしやすいようにバス・トイレ別、部屋でものびのびと動けるよう1LDKの広い部屋を条件にして、1件に絞り込みました」と南さん。
なんと、ピースと出会って3日目には内見に訪れたそうだ。
「退去時トラブルを防ぐために、内見では前の入居者の飼い犬のおしっこのシミや傷を確認。入居時からあったことを証明するために撮影しました」(吉野さん)
イタズラ防止用にコンセントの差し込み口が高い場所にあるなどの工夫も好印象で、入居を決めたという。
反省点を改善しながらの人も犬も過ごしやすい部屋作り
実は、犬を飼うのは二人とも初めて。飼い始めてから気付くことも多々あった。吉野さんは、「ピーちゃんが壁をガリガリと傷つけてしまったのですが、最初に柔らかいシートなどでカバーしておけばよかったです」と反省点を挙げる。
一緒に過ごすうちに気付いた点を改善しながら、人も犬も過ごしやすい空間に仕上げているそうだ。

吉野さんが、「コード類を床に這わせないようにしたり、エアコンタイマーを使ってお留守番時の室温を調整したりしています。あとは、床に物を置くと噛んだり飲み込んだりする危険性があるので、整理整頓は必須。おかげで部屋はキレイになりましたね」と工夫を教えてくれた。


犬にかかる費用も、飼い始めてからわかったそうだ。最初は3ヶ月間のワクチン注射やケージ、トイレなどのグッズ購入などで、合計5~6万円かかったが、それ以降は、月1万円以内で納まっている。ご飯代とトリミング代、ペット保険が中心で、「意外にお金がかからない」と感じたという。
犬との暮らしで変化した二人の関係やライフスタイル
本来ならば、飼育環境を整えてから迎えるべきなのかもしれない。しかし二人は、「飼いながら学ぶスタイルでもなんとかなります」と語る。確かに、二人は身をもって証明しており、無事、ピースが家族になって一年が経った。
二人の関係にも変化が生まれたそう。最も変わったことを尋ねると、二人とも「早く帰ってピースと遊ぶため、残業が減った」との答え。生活はピース中心だ。南さんは「彼女とケンカする回数が減ったと思います」と笑う。
吉野さんも「同棲していたときはカップル。でも、ピースが来てからは子どもがいる家族みたい」とピースを見つめた。
二人の真ん中でリラックスするピース。確かに、二人と一匹の様子は家族そのものだった。

文=笹林 司
写真=阿部昌也
※「CHINTAI2018年9月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています

【ペット可物件探訪】20代・一人暮らし女子が叶えた、癒しあふれる犬との暮らし