インテリアコーディネーターが教える!残暑を涼しく過ごす部屋作りのコツとは?

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残暑を少しでも涼しく過ごすための部屋作りのコツって?

「酷暑」といわれた今年の夏。だいぶ落ち着いてきたとはいっても、まだまだ暑い日々が続いているため、外出を避けて家で過ごす人も多いだろう。だからといって室内でエアコンをガンガンにかけていても、けだるさが残ってしまう。

今回はエアコンに頼り過ぎず、少しでも室内で涼しく過ごせる部屋作りのコツを、インテリアコーディネーターの小島真子さんに教えてもらった。

冷たいお茶とうちわ

まだまだ暑い日が続く……!

清涼感溢れる部屋作りのコツ4つ

清涼感溢れる部屋作りのコツ1、邪魔なものは片付け、動線をスッキリと!

部屋に無駄な家具や小物があると、それだけでごちゃつき感がありうっとおしく感じてしまうため、床置きをする家具や小物を極力減らしたほうがよい。そして、日常的に使用しない小物は視界に入らないようにきちんと収納を!

また、家具のレイアウトも壁面に沿わせたり、奥行きを合わせたりなどスッキリ配置することで、活用可能な有効スペースが増えるのと同時に、広々と見える。

清涼感溢れる部屋作りのコツ2、色の効用を利用して体感温度を下げよう!

お部屋のテーブルに置いてある植物

体感温度に色が関係している!?

色で体感温度が変わるなんて初耳!という方もいるかもしれないが、実は青色(寒色)を利用すると体感温度が-3度変わるといわれている。青色(寒色)は清涼感を感じやすくリラックスできる色なのだ。

例えば、広い面積を占めているドレープカーテンの色を変えると部屋の印象がガラッと変わる。また、一般的なカーテンに比べると熱量が20%軽減されているという機能性カーテン「ミラーカーテン」を利用してみるのもひとつの手!

大掛かりな模様替えが大変……。という場合はクッションカバーや花器などちょっとした小物に色を取り入れてみてはいかがだろうか。

和室の場合は、障子紙を寒色系の色に変えたり、プリーツスクリーンに変えるとおしゃれ度もアップ!また、窓周りの色に合わせてアートやファブリックパネル、花器などを設置すると色のつながりができて、簡単に空間全体のトータルコーディネートがしやすくなる。

清涼感溢れる部屋作りのコツ3、色小物の素材を変える

清涼感あふれる素材としては、綿や麻のサラッとした感じのする自然素材を使用するのがおすすめ。カーテンの他、クッションカバー、ブランケット他、ランチョマットで使用しても◎!

色の選定は、同じ寒色系でも濃い色はアクセントとしてクッションや花器などの面積が小さい布製品や小物に取り入れ、水色などの薄い色をカーテンや、ブランケットなどの大きな面積で使うと、上手にまとまる。また、ベッドで使用する布製品の色や素材を変えてみるのもおすすめだ。

清涼感溢れる部屋作りのコツ4、色食空間に涼を取入れる

お茶碗に入った納豆ご飯

食空間にも「涼」を!

おかずを盛る器をガラス製に!ランチョマットは、寒色系のリネン素材、無地タイプを選べばスッキリとした清涼感が生まれる。

また、テーブルに合わせる花器や花材なども涼を意識したものを。花器は、ガラスベースもしくはブルー系はたまた、籐素材などを選んでみてはいかがだろうか。

お部屋の雰囲気を変えて、涼しく快適に過ごそう!

涼しげなインテリアコーディネートは、色と素材の組合せで清涼感を演出するのがポイントになりそう。インテリアを工夫して、まだまだ続く残暑を快適に過ごそう!

教えてくれたのは?

小島真子

インテリアコーディネーター。株式会社Laugh style主宰。
法人の分野ではサロン、オフィス、社員寮、ホテルなどのインテリアコーディネートを中心にイベント用のスタイリングを行う。
個人の分野では新築・リフォーム・引越し時のインテリアコーディネートやインテリアアイテムのレイアウト相談等を行う。
またインテリア関連のセミナー講師や、執筆活動、コンサルティング、企画、またメディア協力でも幅広く活動中。

Laugh style公式サイト:Laugh style
ブログ:インテリアコーディネーター小島真子の奮闘記

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