実は良い事尽くめ!? 「引越しの挨拶」をするメリットとは?
引越しシーズンを迎え、作業の真っ最中という人も多いかもしれない。では、そんな人たちのなかで、“引越しの挨拶”をしようと考えている人は、どのくらいいるだろうか?

引越し先だけでなく、それまで住んでいた旧居の近所に挨拶するのもマナー。こちらは引越しの2~3日前までには済ませよう
というのも、近年、引越しの挨拶という慣習は徐々に薄れてきているようなのだ。しかし、こういった儀礼は「行っておいて損はない」という。
「例えば引越し当日。『荷物を運ぶ際につい大きな音をたててしまった』、『やむを得ずトラックを停めた場所が通行の邪魔になる場所だった』といった行為を犯してしまったとします。そんなときも、近所の方たちに挨拶を済ませておけば、『仕方ない』と大目に見てもらえることが多いんですよ」
と話すのは、CHINTAIメディア企画グループの田中康介さん。確かに、顔見知りになれば相手も親近感がわき、些細なトラブルが起きにくくなりそうだ。さらには、その後のご近所付き合いにも良い効果をもたらしそう! 「必要性を感じない」「面倒くさい」と思っていた引越しの挨拶だけど、やるのとやらないのとでは、その後の暮らしやすさにも違いがありそう。
では、実際に挨拶をする場合、どのような手順を踏めばいいのだろうか?
「挨拶は、両隣と真上真下の階の計4部屋にするのがベター。引越し当日、作業を行う前には済ませておきましょう。10時~18時の間に行くのが良いとされていますが、お昼時は避けるなど、ケースバイケースで対応してください。ちなみに、相手には簡単な品を渡すのが通例です。タオルや洗剤、お茶、お菓子(日持ちするもの)、乾麺など、500~1000円の範囲で選ぶのが一般的ですよ。遠方から越してきた場合は、旧居の土地の特産品を渡すと喜ばれるでしょう」
ちなみに、包装紙の上から白赤蝶結びで上部に『御挨拶』と書いた“のし紙”をかけるのがマナーだそうだ。もちろん、下部には自分の名字も忘れずに記入すべし!
経験がない人にとっては、知らないことが多かったのではないだろうか? ご近所付き合いを円滑にするためにも、最初の一歩は肝心。近々、引越しの予定がある人は実践してみては?
(松本まゆげ+ノオト)
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