【生活費を1円でも節約する】方法を検証!洗濯は手洗いがお得?料理・掃除はどうする?
このページの目次
生活費を1円でも節約すべく、生活用品の初期費用とランニングコストを調査
お気に入りの「激安部屋」が見つかったら、いよいよ新生活のスタート! そこで必要になってくるのが家電製品や調理器具などの生活用品だ。洗濯機に冷蔵庫、炊飯器……、いろいろ買いそろえるとなると、それだけでもかなりの出費になってしまう。
特に初めての一人暮らしでは、どんな物が必要なのか判断に迷うことも多いだろう。安く新生活をスタートするなら、必ずしも生活に必要のない大物家電などは「買わない」という選択肢もある。
例えば「掃除機」。安いモデルでも1万円前後はするため、安価なフロアワイパーで代用するという手段が考えられる。しかし、フロアワイパーは掃除をするたびにシートを取り替えなければならないため、結局高くつく可能性もある。結局、何を選べばお得に暮らせるのだろうか?
そこで今回は、料理・洗濯・掃除にまつわる5つのシーンについて「1円でも安く暮らす方法」を徹底検証! 初期費用と2年分のランニングコストから、安上がりな手段を調査した。
光熱費の計算方法
- 電気代…1kWhあたり27円で計算 ※1
- 水道代…1㎥あたり128円で計算 ※2
- ガス代…1㎥あたり151.74 円で計算 ※3
生活費を1円でも節約する方法を徹底比較!検証1.お米を食べる
検証条件:2日に1回、1合の米を消費する
生活費のコスト比較対象①レトルトごはん(レンジ使用)
<費用>
・レトルトごはん代:233.3円/回 ※600g 400円
・電気代:0.53円/回 ※1,180W・1分 ※電子レンジ購入費用は除いて計算

生活費のコスト比較対象②炊飯器
<費用>
・炊飯器購入費:10,000円
・米代:60円/回
・電気代:2.53円/回 ※93.7W/回
・水道代:0.02円/回 ※200ml使用

生活費のコスト比較対象③土鍋(ガスコンロ使用)
<費用>
・土鍋購入費:3,000円
・米代:60円/回
・ガス代:6.79円/回 ※中火で20分炊いた場合
・水道代:0.06円/回 ※500ml使用

生活費のコスト比較結果

2年間では土鍋に軍配も長い目で見れば炊飯器が得?
基本的には、お米を炊くのにしか使わない炊飯器。わざわざ購入しなくても、他の方法で代用できるのではないか。そこで、今回は土鍋で炊く場合、パック入りのレトルトごはんを電子レンジで温める場合と比較してみた。
結果は土鍋に軍配。1回の光熱費については炊飯器の方が安かったものの、2年間では購入費用10,000円を回収できなかった。ちなみに、今回の条件だと5年以上使えば炊飯器がお得になる計算。使用頻度によって検討を。
生活費を1円でも節約する方法を徹底比較!検証2.パスタを食べる
検証条件:週に2回、乾麺100g分のパスタを消費する
生活費のコスト比較対象①レンジ調理器
<費用>
・レンジ調理器代:100円
・パスタ・ソース代:118円/回
・電気代:5.31円/回 ※1,180W・10分
・水道代:0.1円/回 ※800ml使用

生活費のコスト比較対象②鍋
<費用>
・パスタ・ソース代:118円/回
・ガス代…4.07円/回 ※中火・7分
・水道代…0.26円/回 ※2,000ml使用

生活費のコスト比較対象③コンビニ惣菜
<費用>
・お惣菜代:400円/回
・電気代:2.75円/回 ※1,180W・5分
※電子レンジ購入費用は除いて計算

生活費のコスト比較結果

鍋とレンジ調理器光熱費はほぼ互角
100円ショップでは、オムレツやラーメンなど、さまざまなものが電子レンジで調理できる便利な調理器が販売されている。なかでも便利と話題なのがパスタ用調理器。鍋でゆでるより光熱費が安いのでは? ということで調査してみた。
結果、光熱費については鍋が4.33円、レンジ調理器が5.41円と鍋が僅差で勝利。フライパン等で少ない水量でゆでれば、更に光熱費を抑えられるだろう。一方、「コンビニ惣菜」は段違いで割高という結果に。節約の第一歩は、自炊を始めることからといえそうだ。
生活費を1円でも節約する方法を徹底比較!検証3.お湯を沸かす
検証条件:1日1回、紅茶2杯分の水(500ml)を沸かす
生活費のコスト比較対象①電子レンジ
<費用>
・電気代…1.59円/回 ※1,180W・1分
・水道代…0.06円/回 ※500ml使用
※電子レンジ購入費用は除いて計算

生活費のコスト比較対象②やかん
<費用>
・やかん代:750円
・ガス代:0.85円/回 ※中火・2.5分
・水道代:0.06円/回 ※500ml使用

生活費のコスト比較対象③電気ケトル
<費用>
・電気ケトル購入代:1,800円
・電気代:1.61円/回 ※1,250W・3分
・水道代…0.06円/回 ※500ml使用

生活費のコスト比較結果

使用頻度量によって検討を
光熱費はやかんが最もお得!使用頻度量によって検討を
料理をはじめ、暮らしのさまざまなシーンで活躍するのが電気ケトル。価格も安く、短時間であっという間にお湯が沸くが、光熱費はどのくらいかかるのだろうか。ガスコンロを使ってやかんでお湯を沸かす場合、電子レンジで沸かす場合と比較してみた。
今回の検証では電子レンジの勝利。ただ、電子レンジで温められるお湯の温度は80〜90℃程度と限界がある。また、光熱費はやかんが最も安く、今回の条件では34ヵ月目でやかんのコストを追い抜く計算。頻繁にお湯を沸かすなら、やかんの購入をおすすめする。
次のページでは、床の掃除についての節約方法を徹底解説する。ぜひ、チェックしてみよう!