引越し作業を友人や知人に手伝ってもらう場合のお礼は?相場やタイミングを解説
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友人や知人に引越しを手伝ってもらうときの心得3選

素人だけの引越し作業は、重い荷物に不慣れだったり、時間がかかったりとプロに頼むよりもスムーズに進まないことも多々ある。ここでは、引越し作業を知人・友人に手伝ってもらう際に心得ておくべきことを紹介する。
①事前に必要なものを準備しておく
友人や知人が手ぶらで来られるように、そして当日の作業がスムーズに進むように、必要なものを事前に準備しておくことが大切だ。軍手やエプロン、タオルや使い捨てのレインコートなどを用意しておくと良いだろう。
また、休憩用にスポーツドリンクやコーヒー、手軽に食べられる軽食などを準備しておくと、作業のモチベーションも上がるはずだ。万が一怪我をしてしまった場合のことも考慮して、救急セットなども用意しておきたい。
②物が壊れても責任を問わない
引越し作業中に家財道具などが壊れても、責任を問わないようにしよう。大きな家電や大事なデータが入ったパソコンなどは、運び方によっては破損してしまうこともある。こういった際、手伝ってくれた友人に責任を問うのはお門違い。万が一に備えて、大切なものは自分で運ぶことを心がけよう。
③余裕をもったスケジュールを組む
大型の家具家電や重い荷物をたくさん運ばなければならない引越しは、その道のプロが行っても時間がかかるもの。それを素人が行うからには、相当な時間がかかると見込んでおくべきだ。荷物が少ない一人暮らしの引越しでも、丸1日かかる想定で予定を組んでおくべきだろう。
④荒天時は無理しない
引越しの予定日が大雨や雪の場合は、無理して引越しを決行しないこと。荒天の中、濡れながら作業するのはつらいものだ。時間がかかるのはもちろん、荷物を運ぶ際に足を滑らせるなどの危険もある。
さまざまなリスクを回避するためにも、引越し当日に悪天候が予想される場合は、できれば日にちをずらすのが望ましい。そのため、引越し業者を頼まずに引越しを行う場合には、万一のために旧居の引き渡し(退去日)の日程には余裕を

互いに気持ちよく作業を終えられるように

友人や知人に引越し作業を手伝ってもらった場合、どれほど親しい関係性でも、大変な作業に見合うだけのお礼をするのがマナー。感謝の気持ちを表す方法はさまざまだが、当日の食事をごちそうしたり、謝礼という形でお金や商品券を渡したりという方法が一般的だ。
金額の大小よりは、手伝ってもらった側も、手伝ってくれた側も、互いに気持ちよく作業を終えられることが大事。そのためにも細やかな気遣いは必須。万が一、荷物の破損があった場合にも、手伝ってくれた友人を責めてはいけない。ケガのないよう、休憩を入れつつ無理なく作業を進めるようにしよう。
文=衣川行子
2021年5月加筆=CHINTAI情報局編集部