引越し作業を友人や知人に手伝ってもらう場合のお礼は?相場やタイミングを解説

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引越し作業を友人に手伝ってもらいたい! お礼ってどうする?

少しでも引越し費用を浮かせるべく、自力で引越ししよう――そう考えて荷造りを始めてみたものの、その大変さに音をあげる人は少なくない。大型の家具・家電がある場合はもちろん、ダンボール単位の荷物であっても、全てを自力で運ぶのには相当な労力が必要だ。

そんなとき、知人や友人の手を借りて引越しを行うことがある。引越し作業が終わった後のお礼はどうすればよいか、悩むこともあるのではないだろうか。ここでは、引越し作業の手伝いへのお礼のしかたや相場、心得などを解説していく。

引越しを友人に手伝ってもらう場合のお礼はどうする?
自分一人だけの力で引越すのは不可能! 友達の手を借りる場合のお礼はどうする?

友人や知人に渡す、引越し作業のお礼の相場

引越しを手伝ってもらった友人や知人への感謝の表し方は人それぞれで異なる。手作りの料理を振る舞ったり、プレゼントを贈ったりする方も多い。中でもシンプルで誰にでも喜んでもらえる方法の1つが、謝礼として金銭を渡すことだろう。

気になるのが謝礼の相場だ。基本的には友人や知人との関係性に合わせて、金額を決めるのが良い。あまりにも大きな金額になってしまうと、友人や知人も遠慮してしまうだろう。友人や知人を含めた、謝礼金の相場の例は次の通りとなっている。

関係性一般的な謝礼の相場
友人や知人
(学生の場合)
3,000円
友人や知人
(社会人の場合)
5,000円
家族や親族5,000円~10,000円
会社の上司10,000円
会社の同僚や後輩5,000円

上記の金額に交通費をプラスするのが基本だ。また、当日の作業量に応じて、謝礼の金額を上乗せするのも良いだろう。

さらに謝礼用に新券を用意する、謝礼袋に入れるといった小さな気遣いもほしいところだ。いずれにせよ、状況に応じて決めることが重要なので、その人に合った金額の謝礼を渡すようにしよう。

謝礼金はポチ袋などに入れて。感謝の気持ちを表そう
謝礼金はポチ袋などに入れて。感謝の気持ちを表そう

引越し作業を友人や知人に手伝ってもらう場合、どんなお礼をする?

人によっては「現金を渡すのは何だか気が引けてしまう」と感じることがあるかもしれない。もちろん謝礼金以外にも、感謝の気持ちを伝える方法はある。主な方法は次の3つだ。

食事をごちそうする

1つ目は食事をごちそうすること。友人や知人の都合を聞き、引越し作業が終わった後に食事をごちそうしよう。お礼を受ける側も遠慮することなく、感謝の気持ちを受け取ることができる。

全員が気兼ねなく食べられるように、焼肉やお寿司、ピザなどの食べ放題がおすすめだ。お金に余裕がない学生の場合はファミレスの食事や、自宅で簡単にできるメニューを使ったホームパーティなども良いだろう。なお、当日の都合が合わない場合、他の日に改めて設定する方法もある。皆で楽しい時間を共有するというのも、感謝の気持ちを表す方法の1つだ。

お礼の品を贈る

2つ目はお礼用の品物を贈ることだ。おすすめはお菓子やスイーツであり、これらは比較的万人受けしやすく、もらって喜んでくれる人が多い。事前に用意しておき、引越しが終わって帰る際に渡そう。

持ち運びがしやすく、日持ちするものを選んでおくのがポイントだ。クッキーやおせんべいなどの焼き菓子、パウンドケーキなどが良いだろう。もちろん、贈る人の好みに合わせて選ぶことも忘れないようにしたい。

ただし、バスや電車などを使って遠方から手伝いに来てくれる場合、品物が荷物になる可能性もある。相手の負担になるようであれば、後日改めて郵送しよう。

商品券やギフトカードを贈る

3つ目は商品券やギフトカードなどを贈るという方法だ。商品券やギフトカードは現金のように使用用途が広いうえ、現金よりも受け取ってもらいやすいという特徴がある。

また、紙のギフト券だけでなく、今ではアプリなどを利用してオンライン上で使えるタイプのギフト券も増えている。スマホがあればすぐに購入できるので、手間なく贈ることができるだろう。相手との関係性に合わせて、上記で解説した現金額と同じ額の商品券やギフトカードを贈ると良いだろう。

引越しが無事に完了したら、おいしい食事で感謝の気持ちを伝えよう
食事を囲んで感謝の気持ちを伝えよう

引越し作業のお礼を友人や知人に渡すタイミング

お礼を渡すタイミングは全部で3つ。それぞれの特徴が次の通りだ。

前日までにお礼をする

めったにないケースだが、引越し作業の前日までにお礼を渡すこともまれにある。しかしお礼を渡した後、引越し当日に友人や知人の都合が付かなくなって、手伝いに来られなくなってしまうことも考えられる。すでに受け取ってしまったお礼を返すべきかどうか、受け取った側を悩ませてしまうこともあるだろう。

当日お礼をする

2つ目は引越し当日にお礼をするパターンだ。作業が終わった後に食事会を開いたり、友人や知人が帰る際に謝礼金や商品券などを渡したりする。

食事会を開く場合は事前に都合を聞いておき、外食する場合は具体的なお店、自宅で食べる場合は準備するメニューなどを考えておくとスムーズだ。謝礼金や商品券、商品を渡す際は事前に包装などを済ませておき、帰る際にサッと渡せるようにしておこう。

後日お礼をする

友人や知人の都合が悪かったり、作業が夜遅い時間まで続いたりした場合は、後日お礼をするのがおすすめだ。改めて食事会をセッティングして、引越し当日のお礼を伝えよう。

また、先に述べたようにお菓子などの商品を渡す場合、公共交通機関を使って遠方から来た場合は荷物になってしまう。この場合も相手の都合に合わせて、後日改めて商品を送るといった配慮が必要になる。

次のページでは、引越しトラブルを避けるために覚えておきたい、友人や知人に引越しを手伝ってもらう場合の心得をご紹介する。

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CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
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