物件探しにぴったりの時期はいつ?家賃や物件数など、月別の特徴をご紹介

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オフシーズンに物件探しを行うメリット

部屋探しや引越しは、時期によって費用が安くなったり、物件の数が多くなったりする。特にオフシーズンだと初期費用の値下げなど条件交渉がしやすかったり、引越し費用が安く設定されていたりするメリットがある。

オフシーズンでの部屋探し・引越しにはどのようなメリットがあるのかを知っておけば、自分の希望に合った方法で計画的に引越しの準備を進められるだろう。ここからは、部屋探し・引越しをオフシーズンに行うメリットについて解説していく。

オフシーズンに物件探しを行うメリット①:条件交渉がしやすい

不動産会社は、オフシーズンであってもできるだけ入居者契約を取りたいと考えている。しかし、オフシーズンだと顧客の数が少なく、不動産会社にとっては契約を取りにくい時期だ。したがって、入居者が家賃や敷礼金の値下げなどの交渉をしても、承諾してくれる可能性が高くなる。

オフシーズンに物件探しを行うメリット②:引越し費用が安い

オフシーズンは引越し費用が低めに設定されているケースが多く、引越し費用を節約できるメリットがある。2〜3月は新生活の準備を始める人が多く引越し業者にとってハイシーズンとなるので、引越し費用を抑えたい場合はこの時期を避けて引越しをした方が良いといえる。

オフシーズンに物件探しを行うメリット③:不動産会社が時間をかけて対応してくれる可能性が高い

ハイシーズンは不動産会社に多くの人が殺到し、不動産会社が対応に追われる時期だ。対応スタッフの人数にもよるが、相談者一人ひとりに十分な時間が割けないケースも多々ある。オフシーズンだと労力的に余裕があるので、普段以上に時間をかけて対応してくれる可能性が高い。

オフシーズンに物件探しを行うデメリット

お得なことばかりのように思えるオフシーズンの部屋探し・引越しだが、デメリットもある。マイナス面も理解したうえで引越しの時期を検討しよう。

オフシーズンに物件探しを行うデメリット①:物件の空きが少ない

オフシーズンは引越しをする人が少ない時期ゆえに、物件を退去する人も少ない。このため、ハイシーズンに比べれば物件の空き自体も少なくなっており、自然と賃貸物件の選択肢も狭まる。

ただし、ライバルが少ない時期ゆえ、ゆったり物件を検討できる点はメリットといえる。ハイシーズンであれば、すぐに物件を決めないと別の人に先を越されてしまい、最初から物件探しをやり直すというケースも珍しくない。オフシーズンなら焦って決める必要がなく、自分に合った物件を吟味して選ぶことができるのだ。

オフシーズンに物件探しを行うデメリット②:新生活フェアを利用しにくい

家電量販店や家具販売店は、新生活が始まる春に「新生活フェア」を開催して集客を図る。新生活を控える人に向けてセール販売をしている期間で、応援フェアを利用すれば普段よりも安く家電や家具が購入できる。しかし、オフシーズンだとこのようなフェアを開催していないことが多く、家電や家具を揃える費用が高くつく可能性がある。

もし新生活応援フェアが利用できなくても、今使っている家具を引越し先でも使用したり、中古の家電を購入したりすれば費用は抑えられる。

物件探しを行う際の3つのポイント

物件探しを成功させるには、部屋探しの開始タイミングや契約のタイミング、退去のための準備期間を頭に入れ、早めに計画を立てることが大切だ。

部屋探しを始める時期は「入居2ヶ月前」までに!

部屋探しは計画的に
部屋探しは計画的に!

住みたいエリアを決めたり、間取りや設備などの希望条件を整理したりと、部屋探しには時間がかかるもの。また、住みたい物件が見つかってもすぐ入居できるわけではなく、契約に必要な書類の準備や連帯保証人の手配、入居審査などの手続きも必要になる。部屋探しは入居日から逆算し、早めの時期にスタートするのが望ましい。

余裕を持って引越し準備を進めるなら、部屋探しのスタートは入居の2ヶ月前までに、物件の契約は入居の1ヶ月前までに行うのがベスト。引越し直前に慌てないために、スケジュールをしっかり組んで進めていこう。

契約が早すぎると、家賃の二重払いが発生する可能性がある

気に入った部屋が見つかって、契約しようと焦ってしまいがちだが、契約のタイミングには気をつけよう。早い時期に契約してしまうと、実際に住み始めるより前に家賃が発生したり、家賃の二重払いが発生する可能性がある。

家賃の二重払いとは、新たな物件に引越す際に新しい物件と今住んでいる家の双方の家賃が発生することを指す言葉だ。たとえば、今住んでいる家の退去日よりも新居の入居日を前に設定してしまうと、両方の物件に家賃を支払うことになる。引越し前の住居を出るタイミングと新居の入居開始日はきちんと確認しておこう。

賃貸物件を退去する1〜2ヶ月前までに予告が必要

賃貸物件の解約には「退去予告」が必要だ。一般的に、退去の1~2ヶ月前までには不動産会社や大家さんに退去予定である旨を伝えなければならない。もし退去予告が退去日直前になってしまうと、違約金が発生するおそれがあるので注意したい。

物件探しにベストな時期を狙って、スムーズに引越そう!

部屋探しは計画的に
ベストな時期に賢く部屋探し!

新生活シーズンを間近に控えた1~3月は引越し需要がピークを迎え、不動産会社も忙しく、引越し業者の予約も取りにくい。「そろそろ実家を出て一人暮らしを始めたい、「現在の住まいが手狭になってきたのでいい部屋が見つかり次第住み替えたい」など、引越しの期日が明確に決まっていないのであれば、混雑するハイシーズンは避けるのが賢明だ。自分に合った時期を選んで、賢い部屋探しをしてほしい。

文=tara
2022年3月加筆=CHINTAI情報局編集部

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CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
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