賃貸アパートの部屋をおしゃれに! 照明の選び方を整理収納アドバイザー・村上直子さんに聞いた
抜け感のあるシェードで、キッチン全体を明るく
キッチンの照明は、全体に光が広がり、手元に影ができにくいのが理想。
「全体を明るくするために、メインの照明はシェードに透け感のあるものや、シェードが電球にかぶらないものを選びたい」と村上さん。
加えて手元灯や棚下灯で作業台を照らせば、キッチン全体が一定の明るさになり、作業が格段にしやすくなるはず!


トイレや洗面所は、プチシャンデリアで清涼感を
「トイレや洗面所に小さなシャンデリアを合わせることで、モダンでクリーンなイメージに。昼も夜もきれいな光と影の反射が楽しめます」と村上さん。
どちらも狭い空間だけど、それゆえ照明1つで簡単におしゃれな雰囲気が作れるという利点も。デザイン性の高いシャンデリアも、トイレや洗面所なら挑戦しやすい。


同じ素材なら形違い、同じ形なら色違いを並べる
「照明を多灯吊りするなら、素材感を合わせて形違いを並べるか、形を合わせて色違いを並べるとしっくりまとまります」と村上さん。同じ色と形のシェードを並べるなら、高さを互い違いにすると単調な印象がおさえられ、空間に広がりを感じさせることも。
電気配線が部屋の真ん中に1つしかない場合は、ダクトレール(複数の照明器具をつけられるバー状の部品)を使うと、ペンダントライトやスポットライトの多灯吊りが可能に。レールの範囲内ならライトの取りつけ位置が調整できて便利!


明るさが足りない時はデスクライトで補う
部屋全体を明るく照らす「1室1灯」の照明は、電力をたくさん使ううえ、部屋の雰囲気づくりには不向き。けれど、雰囲気のよい照明だけだと、パソコンや書きものなどの作業をするのには暗すぎる……。
そんな時は、メインの照明は雰囲気よく、手元はデスクライトで照らすのがオススメ。必要な時だけ点灯することで、省エネにもなって一石二鳥!

照明こそこだわって、おしゃれな部屋をつくろう!
照明は、使い方しだいで部屋のムードを変えたり、カフェのようにインテリアをハイセンスに見せたりできるので、ただ部屋を明るく照らすものとしてだけで選んだらもったいない。
使い方のコツさえつかめば、素晴らしい効果を発揮してくれるから、部屋の雰囲気や用途に合わせて照明選びを楽しんでみて。
教えてくれたのは?
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