賃貸物件の内見チェックポイント。当日の流れや持ち物、注意点も紹介
引越しの要! 内見のポイントを押さえて優良物件を見つけよう
自分の住みたい部屋の条件が決まったら早速不動産会社へ! でも、不動産会社に行って何したらいいの?なんて人のために、内見の流れ、内見のポイントについて解説しよう。
不動産会社への来店を「ただ部屋を見にいくだけ」と捉えず、より優良な物件を見つけるチャンスの場として積極的に活用を!
内見の流れ&ポイントを押さえられれば、良い部屋と出合えること間違いなしだ。
このページの目次
内見には事前の準備が大切!
不動産会社へ行く前に準備しておくべき「モノ」
①.スマートフォン:メモも取れるし、内見時に部屋の気になる部分も撮影できる。
②.身分証明書:免許証や保険証、パスポートなど。内見後に申し込みする際に必要。
③.ハンコ:内見後に申し込みする際に使う。基本は認印でOK。
④.収入証明書のコピー:内見後に申し込みする際に使う。 ※後日の対応も可
不動産会社へ行く前に準備しておくべき「コト」
①.手持ちの家具の寸法を測っておく:引越し後、手持ちの家具が配置できない事態を防ぐ。
②.引越したい日を決めておく:いつまでに入居したいかを明確にしておこう。
③.自分の勤務先などの情報をメモする:申込書に書く必要がある。
④.連帯保証人を決めておく:申込書に書く必要がある。
⑤.不動産会社の担当に希望条件を明確に伝えておく。
POINT:不動産会社で借りられる物
大半の不動産会社では内見用にスリッパやコンパス、メジャーなどを貸してくれる。メジャーは部屋のサイズを測るのに必須だ。コンパスは窓の向きなどを調べるのに使うが、スマホのアプリでも代用できる。

来店から内見までの流れとポイント
①来店予約をした不動産会社を訪れる
予約をした不動産会社を訪問。訪れる時間は平日の午前中がベストだ。朝早くから行けば他の人とバッティングしづらいため、効率よく内見できる。
内見の際に、日当たりをしっかり確認できるというのもメリット。
来店してから部屋を見終わるまで、状況にもよるが3~4時間が目安。人やその日の状況によって違うので一概には言えないが、店内での部屋探しに1~2時間、内見を3~4件して1~2時間かかるケースが多い。どうしても時間がかかってしまうからこそ、効率よく動くことが重要だ。

②不動産会社のアンケートに答える
担当者から手渡されるアンケートに回答、氏名や現住所、転居先などの情報を記載する。提出後、担当者から希望条件や、どんな部屋に住みたいかを聞かれるので具体的に答えよう。

③担当者に部屋を紹介してもらう
担当スタッフが、伝えた条件に合う物件を紹介してくれる。問い合わせた物件を含め、さまざまな物件をきちんと見比べることがポイントだ。部屋の条件に差がなく判断が難しい場合は、周辺環境など詳細を聞き、自分の理想に最も近い物件がどれか見極めよう。
良い部屋を探してもらえるコツは、自分の考えをハッキリ伝えること。条件を具体的に伝えることが重要だ。

内見する部屋を決めるため、物件の詳細情報を聞いておくこと。特に、初期費用や保証人の要否、特記事項など、契約関係は後ほどトラブルになりかねないので事前確認が必須だ。

④候補となる物件の内見に向かう
気になる物件を3~4件まで絞れたら次は内見だ。
担当者が段取りを組んで物件まで案内してくれる。その際、担当者に各部屋の特徴やオススメのポイントを聞いておくと良い。内見時にチェックでき、最終的にどの物件にするか決めやすくなる。
また、ネットでは調べられない情報も不動産会社の担当者に聞いておこう。不動産会社は、そのエリアの物件のプロ。さまざまな情報に精通している。だからこそ部屋の情報だけでなく、物件の住民情報や周辺環境、駅までの道のりなど、現地でしか知り得ないことを確認しておくと良い。

⑤物件までの道のりを確認する
大手不動産会社では、内見する物件までは車で移動することも多い。ここでポイントとなるのが、その道のり。担当スタッフは道すがら物件の周辺環境を案内してくれる。「実際にここに住んだら」という想定のもと、物件周辺の利便性や治安、駅までのルートなども聞いておこう。

次のページでは、物件を内見する時に注意しておきたいことをご紹介。居室や玄関、水まわりから共用部のチェックポイントを解説しているので、ぜひチェックしてみて!