フローリングの底冷え、コスパが一番良い対策とは?
物件探しの条件でも、人気のフローリング。手入れが楽、ソファが置けるなど、好まれる理由はさまざまだ。でも、冬になると底冷えに悩まされる人も多い。いろいろな底冷え対策グッズがあるが、実際にコストパフォーマンスが良いのはどれなのだろうか。

一般的に賃貸住宅の底冷え対策としては、フローリングとカーペットの間に何かを敷いて冷気を遮断する方法が用いられる。よく使われるものは下記あたりではないだろうか。
- アルミ断熱シート
- コルクマット
- 段ボール
- 気泡緩衝材
- ウレタンマット
- 新聞紙 etc.
どれもそれなりに効果がありそうだが、衛生面、コスト面、効果を考えたとき、一番よいのはどの素材なのか。節約アドバイザーの和田由貴さんに聞いてみた。
「カーペットやラグの下に敷くなら、アルミ断熱シートが一番良いのではないでしょうか。身近なものを使うなら段ボールを敷いてしまうのも手ですが、ダニやカビといった衛生面が心配になります」(和田さん)
衛生面を考えるなら、コルクのマットやウレタンマットでもよさそうだけど……。
「コルクマットやウレタンマットは、ある程度のスペースに敷くためには枚数も必要ですので、結果としてお値段的に結構かかってしまうかなと思います。それに比べ、市販のアルミ断熱シートであればラグ1枚分ほどの大きさでも1000円しないで買えます。ちょっとしたものなら、100円均一ショップ(以下100均)でも買えますよ。少し薄手ですけどね」(和田さん)
ただ、底冷え対策はばっちりでも、部屋全体がなかなか暖まらないこともある。こういうときって、どうすれば?
「部屋の温度が上がりづらいのは窓が原因です。簡単に解決する方法としては、厚手のカーテンに変えたり、二重カーテンにしたりすると良いでしょう。100均のシャワーカーテンをカーテンの裏側につけて、二重にしてしまう方法もありますよ。また、冷たい空気は下に沈みこむので、カーテンを床に届く長さにしたり、クッションを置いたりして、隙間をふさぐようにするとよいでしょう」(和田さん)
フローリングの底冷え対策とあわせて、ほかの場所から冷気が侵入しないよう徹底すれば、暖房効率もアップ。100均のアイテムではじめることができる対策ばかりなので、さっそく試してみては?
監修=節約アドバイザー・和田由貴さん
http://wada-yuki.com/
(ミノシマタカコ+ノオト)