〝日本一大きい丸ポスト〟のある街・小平はノスタルジック&SNS映えする風景の宝庫だった
かつては全国各地に普及していた“丸ポスト”こと郵便差出箱1号(丸型)。昭和40年代に生産および設置が打ち切られ、東京23区内にはたったの5本しか残っていない昭和遺産だ。
その貴重な丸ポストが、東京都の多摩地域北東部に位置する小平市には36本もあるらしい。しかも、その一つは日本一の大きさを誇るとのこと。一体どれほど大きいのか、身長150㎝未満のライターが確かめてきた!

小平ってどんな街?
都心から西へ約26㎞、西武新宿線急行で新宿まで乗換なしで約25分と好アクセスなベッドタウン・小平。玉川上水、野火止用水、狭山・境緑道、都立小金井公園を結ぶ全周21㎞の散歩道「小平グリーンロード」をはじめとした緑豊かなスポットが多いほか、津田塾大学、一橋大学、武蔵野美術大学など6つの大学、専門学校が集結する学園都市としても知られている。
鉄道は西武鉄道4路線、JR武蔵野線、バスは都バス、西武バス、立川バス、関東バス、京王バス、銀河鉄道、小平市コミュニティバス(にじバス)、大人(中学生以上)150円で利用できる小平市コミュニティタクシーも運行している。
中心地は西武新宿線と西武拝島線が乗り入れている小平駅周辺で、多目的ホールの「ルネこだいら(小平市民文化会館)」、公民館、図書館などの公共施設、銀行、病院、スーパーや飲食店が集まっている。








日本一大きな丸ポストを求めて「ルネこだいら」へ!
日本一の大きさを誇る丸ポストが設置されているのは、コンサートや演劇などに対応している多目的ホールの「ルネこだいら」。ロータリーから南にまっすぐ伸びるメイン道路を歩いて3分の場所なのだが、歩いて1分ほどで早くも赤いヤツが見えてきてるんですけど~! どんだけ大きいの!?



〝丸いポストのまち こだいら〟のシンボルとして平成21年(2009年)に設置された「日本一丸ポスト」。そのサイズは高さ2m77㎝、最大直径80㎝、総重量1,150㎏で、通常の丸ポスト(高さ約1m35㎝、直径約40㎝)と比べると約2倍の大きさだ。
日本一丸ポスト製作実行委員会が製作し、完成後に小平市へ寄贈されたものとのこと。下水管や中華鍋を活用して作られているそうだ。




ちなみに「ルネこだいら」の1階には喫茶室がある。クラシックコンサートも多数開催されているホールにふさわしい「ルネハーモニー」という優雅なネーミングの喫茶室だ。
区役所など公共施設の食堂をチェックするのがライフワーク……というか好きなので、ランチがてら入ってみることにした。









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