気になる物件、下見時のチェックポイントまとめ

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物件探しで欠かすことのできない部屋の下見。不動産屋さんに渡された間取り図だけではわからないことが、現地を見ることではっきりわかる。今回は、内見の基本的なチェックポイントと、知っておきたい下見のコツをまとめてみよう。

後悔しないためにも、下見はしっかりと!

後悔しないためにも、下見はしっかりと!

気に入った物件が見つかったら、さっそく下見の予約を! 「午後からはお客様が増えるので、できれば午前中から動くことをお勧めします。複数物件を効率よく見てまわるのが理想的ですね」とアドバイスしてくれたのは、エイブル松戸店店長・福田隆雄さん。

「1日で内見する場合は、3~5件程度が妥当でしょうか。多くの物件を見すぎると、混乱してしまう方が多いからです。どれも良く感じてしまったり、あるいは逆に良くないと感じてしまったり。下見を多くしすぎてしまうと、判断できなくなってしまうケースもあるようです」

なるほど。間取り図や諸条件を事前にしっかりチェックし、まずは下見したい物件の数を絞ったほうが良さそうだ。

では、実際の下見で気を付けるべき点はどこなのか。室内の基本的なチェックポイントや必要な持ち物は、CHINTAIサイト内「物件の下見について」で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてもらいたい。図面や詳細情報だけではわからない確認箇所をいくつか挙げてみよう。

日当たり、見晴らし

間取り図で窓の方角がわかっても、実際の見晴らしや風通しは現場に行かないとわからない。そこに「抜け」があるかどうかを確認しよう。

実際の部屋の広さ

物件概要に「6帖」と記されていても、部屋によって実際の広さはまちまち。家具などを持ち込むことを想定して、部屋や収納、洗濯置き場のサイズなどをメジャーで計っておくのも◎。

天井の高さ

間取り図でわからないのがこれ。天井が低い部屋だと圧迫感がある。部屋にいる時間が長い人は、気に留めた方がよいだろう。

照明器具やエアコンなどの設備・備品

物件概要に掲載されていないが、前の住人がエアコンを置いて退去していた……なんてことも。資料にある情報より現況が優先されるので、しっかりチェックしておきたい。

音・におい

こちらも現地じゃないと知りえない情報。昼間は気にならなかった音も、意外と夜は響く……なんてことも。時間をずらして確認することも大切だ。

周辺環境

初めて訪れる街なら、近所のお店や施設などもチェックしておきたい。また、最寄り駅までの所要時間や坂の角度、階段の有無は、地図だけではわからないことも。物件そのものの善し悪しはもちろんだが、立地の良さが物件選びの決め手になることも少なくない。

このほかにも、まだ現地でチェックしておくべきポイントはあるのだろうか。福田店長に、改めてアドバイスをいただいた。

「共有部の状況も忘れてはいけません。自転車が無造作に廊下などに置かれていてないか、集合ポストやゴミ置き場はきれいに掃除されているか、避難経路が確保されているかといったところを見ておきましょう。防犯・防災対策にどれくらい力を入れているのか、オーナーの意識の高さがわかります」

建物に入るときにあわせて見ておこう。

建物に入るときにあわせて見ておこう。

マンションやアパートといった集合住宅の場合、部屋はそれぞれ分かれているとはいえ、見ず知らずの人と同じ建物の中で暮らすことになる。部屋の間取りや設備だけでなく、「みんなが使用する場所」もしっかりと確認すべきなのだ。

新しい部屋に住み替えるのは、かなりの出費がともなう。入居してから「こんなはずじゃなかった……」なんてことにならないよう、万全の態勢で物件を下見するようにしよう。

(ミノシマタカコ+ノオト)

<関連リンク>
▼CHINTAI お部屋探しガイド > STEP3-3 物件の下見について
http://www.chintai.net/guide/step3/03.html

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