100均の羊毛フェルトでフェルトボール。簡単なキッチンアイテムの作り方
ふわふわの羊毛フェルトで和みのキッチンに!
ハンドメイドで人気の羊毛フェルト。じつは、燃えにくい素材(500℃まで耐熱)なので、キッチンまわりで使う素材としても◎。色の組み合わせや形を楽しみながら、羊毛フェルトでハンドメイドのキッチンアイテムやインテリアを作ってみよう。
今回は、羊毛フェルトをボール状に加工してキッチンアイテムを作るテクニックをご紹介。コロコロふわふわのフェルトボールに癒やされながら楽しんで。
このページの目次
羊毛フェルトとは?
専用針で刺して繊維を絡ませたり、石鹸水を使って固めたり丸めたりして、自由に形が作れる羊毛のこと。動物モチーフの人形作り、小物雑貨作り、バッグ作りなど、さまざまな分野のハンドメイド愛好者から人気のある素材だ。

■ 制作時間 50分(乾かす時間含まず)
■ 制作費 108円~(大きさ・色数によって異なる)
■ 難易度 ★★☆
材料
- 羊毛フェルト
- 石鹸水(水500ml:台所用洗剤2〜3滴)
- ボウル
- 針
- 木綿糸
羊毛フェルト|ダイソー
価格:1袋108円
プチプラなのに3~4色がセットになっているので、気軽に羊毛フェルトのクラフトが楽しめる。相性のよい色の組み合わせがセットになっているので、初心者でもカラーバランスのよい小物が作れる。

フェルトボールを作ろう
まずは、羊毛フェルトを使ったフェルトボールの作り方を覚えよう。フェルトボール使えば、コースターや鍋敷きなどのキッチンアイテムや、ほっこりかわいいインテリアアイテムも作れる!
①.羊毛フェルトを丸める
羊毛フェルトを適量、細長く取り出し、くるくると巻く。

②.石鹸水に浸しボール状にする
ボウルに石鹸水を入れて①を浸し、手のひらで、お団子を丸めるイメージで転がしてボール状にしていく。

③.きれいなボール状に仕上げ、乾かす
しっかりしたボール状になったら、バットなどに並べてよく乾かす。乾き時間は季節や室温によって異なるので1〜3日を目安に様子を見よう。

100均グッズを使ったこんな裏技も!
こちらは、100円ショップで販売しているミニおにぎり作り器。これを使えば、簡単にきれいなフェルトボールが作れちゃうのだ!

①.羊毛フェルトを入れる
巻いて石鹸水に浸した羊毛フェルトをミニおにぎり作り器に入れ、ふたを閉じて、シャカシャカ振る(結構思い切りよく振ろう)。

②.ボール状になれば完成
途中で様子を見ながら丸くなるまで振る。振り方によって3つのボールの仕上がり速度にバラつきが出るので、位置を入れ替えたりして振ってみよう。

フェルトボールをつなげて鍋敷きを作る
完成したフェルトボールを使って鍋敷きを作ってみよう。応用すればコースターや、冬に大活躍する土鍋用の鍋敷きも作れる。色の組み合わせを楽しみながらチャレンジしてみて。
①.フェルトボールをつなげる
針に糸を通して2本取りにし、フェルトボール6個を数珠状につなげる。

②.フェルトボールを巻く
つないだフェルトボールをぐるっと巻き、最後のボールを中心のボールに刺し、裏側で玉留めする。

③.さらにフェルトボールをつなげる
2周目は、まずは②で作ったボールに針を刺して糸を出し、新しいボール→②のボール→新しいボール→②のボールというように、ジグザグに針を通してつないでいく。一周したら、②と同様に最後のボールを内側のボールに刺し、裏側で玉留めする。

④.好きな大きさまでフェルトボールをつなげる
同様の方法で3周目・4周目もつないでいき、好みの大きさにする。


フェルトボールを使えばこんな素敵なリースも
大人っぽい部屋には落ち着いた色味で、かわいらしい部屋には明るい色味で構成するなど、部屋の雰囲気に合わせて色を組み合わせよう。クリスマスシーズンはクリスマスカラーで作っても楽しいかも。
①.リースベースにフェルトボールをつける
フェルトボールに接着剤をつけ、リースベース(花材店、手芸店などで購入できる。100円ショップでも扱っているところもある)に貼っていく。

②.リースをデコレーションする
スパイス系のドライフラワーや木の実などをデコレーションして完成。

鍋敷きの作り方の要領でさらに大きく作れば、クッションやマットも作れる。また、フェルトボールをつなげてでオーナメントやトピアリーを作っても楽しい!
監修・写真=木村遥
文=プー・新井