
【チンチラと一人暮らし】賃貸物件でも飼えるかわいいペット!大切なパートナーを守る部屋づくり
かわいいチンチラとの暮らしをインスタグラマーに聞く!
かわいいしぐさで人気急上昇中のペットがチンチラ。ネズミと同じげっ歯類に分類される体重500〜600gの動物で、つぶらな瞳やもふもふの毛並み、マイペースな性格が特徴だ。においが少なく鳴き声も小さいため、賃貸物件や集合住宅で飼育する人も多い。
インスタグラムで9万人のフォロワーがいる「うにたん(@_unn1mm3)」の飼い主のAさんも、賃貸物件のマンションで暮らしている。
今回はかわいいチンチラの飼い方や暮らしの楽しみを中心に話をうかがった。チンチラがなつくかどうか気になる人やこれから迎えたいと思っている人も参考にしよう。
この記事でわかること
迎える時に慌てないように先に飼い方を調べ、環境も整えた
チンチラは一人暮らしでもお世話しやすい。温度と湿度管理のためにエアコンや除湿機は必須
チンチラは小動物の中でも長生きで、寿命は10〜20年以上。最後まで責任を持てるかが大切
このページの目次 [表示]
プロフィール
名前:Aさん
職業:会社員
居住形態:一人暮らし+1匹
チンチラにかかる月々の費用: 約4000円(3カ月分の食事と浴び砂を、まとめて約1万2000円で購入)
Instagram:@_unn1mm3
チンチラ「うにたん」プロフィール

名前:うにたん
性別:メス
年齢:6歳
誕生日:2016年3月1日
性格:マイペース&おだやか
好物:ヤーコンけんぴ、りんごの木
チャームポイント:記号で表せる口と小さい目
ルームデータ
所在地:千葉県
家賃:80,000円台
間取り:2DK
築年数:約15年
まずは飼育環境を万全に!出会いはそれから3カ月後

賃貸物件でも買えるペットを探していたAさんは、会社帰りに何気なく立ち寄ったペットショップで出会ったのがチンチラだった。「フワフワでかわいい……!」と一瞬にして心を奪われた瞬間だ。
もともと動物好きでしたが、チンチラを見たのは初めて。まずは初心者や賃貸でも飼えるのかどうか飼い方を調べることにしました。チンチラの種類を見ているときに白(ホワイト)に一目惚れして、もし迎えるなら白!と思ったんです
チンチラを扱うペットショップに電話で問い合わせを繰り返し、自宅から離れたショップにたどり着いた。
まずはお目にかかるつもりでしたが、もしかしたら……と思ってキャリーバッグを持って行きました(笑)。ペットショップのスタッフに、一番人慣れしていると紹介されたのが1歳になっていたうにたん。白くてフワフワで小さい目がかわいくて、予想どおり連れ帰ることになりましたね。
チンチラを迎え入れるための準備
Aさんが用意したものリスト
- ケージ
- エサ入れ
- 牧草入れ
- 給水ボトル
- 木のステップ
- 木の家
- 回し車
- 砂遊び用の入れ物
- ハンモック
- マット
まずは見学のつもりで行ったAさんが、迎えることを即決できた理由は、3カ月も前にケージをはじめ飼育用品をすべてそろえてあったから。中にはトトロのぬいぐるみを入れて、あとはかわいいチンチラとの出会いを待つだけ、という準備万端の状況だった。
「チンチラは環境の管理がとても大切だと知って、迎えてからあわてないように用意しておいたんです。診察してくれる動物病院も先に見つけておいたほうが安心だと思います。
いつ運命の出会いがあるかわからないとはいえ、ペットを飼おうと思ったら飼い方を調べ、環境などの準備も整えてから迎えたい。
チンチラ「うにたん」のお世話について
ペットの飼育には世話の手間や時間がかかる。しかしチンチラのうにたんの世話は、一人暮らしをしている会社員のAさんにとってそれほど大変ではないという。
チンチラの食事

主食は「チモシー」の一番刈り。切らさないように常にフィーダー(食器)に入れておく。加えて2種類のチンチラ専用ペレットを朝晩に小さじ1杯ずつ。水は1日1回交換している。
チンチラのケージ環境

チンチラはジャンプをするので高さのある専用のケージを用意する。
ケージに被せるブランケットもあると便利。

温度と湿度の管理のためにエアコンと除湿器は必須。

チンチラのお手入れ

チンチラは抜け毛が多いので、気になったときにグルーミング。チンチラ専用店のブラシが使いやすいが、ペットショップで売っているうさぎ専用の物でも代用できるという。ちなみに、チンチラは自分で砂浴びをするので、においが少ない。
ケージの掃除

健康なチンチラのウンチはつまめるくらい乾燥している。チンチラはいつでもどこでもウンチをするが、朝晩2回の掃除で十分きれいになるそう。
月1回はケージの裏や引き出しを含めて大掃除。ケージが重いので、移動しやすくするために手作りのキャスターをつけて工夫した。
チンチラの運動

仕事から帰ってきてから夜に30分〜1時間ほどの「へやんぽ(部屋で散歩させること)」が日課。ときどき木の知育トイで遊ばせる。
チンチラは何でもかじるので、電源コードなどの危険なものをペットフェンスで囲っておく。


不在時の見守り

緊急時に備えてペットカメラで見守り、エアコンの遠隔操作ができるスマートリモコンを活用している。出張で家を空けるときには家族に世話を頼んでいる。
チンチラ「うにたん」と暮らし始めて感じた変化
チンチラは小動物のペットの中では比較的長生きで、寿命は約10歳といわれるが20歳を超えることも少なくない。命あるものとの暮らしは、楽しいこともあれば大変なこともある。最後まで責任を持って世話をする覚悟を持つことが大切だ。
うにたんと人生を共に歩んでいきます!
うにたんと暮らして5年目を迎え、毎日の癒やしを得ているAさん。
大切にお世話をしているとうれしい変化を感じることもあるようだ。
長い間一緒に過ごして意思の疎通も図れるようになってきた気がします。親バカですが(笑)
うにたんはAさんになついているが、必ずしもすぐになつくとは限らないとか。
大切に育てつつ、時間をかけて信頼関係を築いていこう。
チンチラは暮らしを豊かにしてくれるパートナー
一生この子を守っていくと決めてうにたんを迎えたAさん。その決意どおり、うにたんが安心して暮らせる環境づくりを心がけている。
チンチラは温度管理が一番大事。居心地の良いマイペースな同居人としてのんびり付き合っていけるのが魅力だと思います。うにたんは暮らしを豊かにしてくれるかわいいパートナーですね。
最後に、Aさんが教えてくれた「チンチラと暮らすポイント」をまとめよう。
「チンチラと賃貸暮らし」を送るポイント
- 飼い方を調べたり管理会社に申告したりする準備が重要!
- 温度と湿度の管理には、賃貸物件でも使えるスマートリモコンがおすすめ
- 物件を傷つけられないようにペットフェンスを活用する
賃貸物件でも飼えるペットを探しているなら、チンチラがぴったりかもしれない。「かわいいパートナーが部屋にいる」と思うだけで幸せな気分になれるはずだ。
文=金子志緒