【医師監修】売り切れ時の代用品に!手作り使い捨てマスクの超簡単な作り方
ピンチ!ウイルス対策をしたいのにマスクが売り切れ!
空気が乾燥したこの季節。風邪やインフルエンザの対策をするなら、マスクは感染してしまった人にとっても予防したい人にとっても最も重要なアイテムのひとつだ。
ところが最近、新型コロナウイルス関連肺炎の影響によってマスクが品切れ状態の店が続出!「マスクがなくて風邪やインフルエンザの予防が不安」「風邪かもしれないからマスクしたいのに……」とお困りの方もいるのではないだろうか。
そこで、今回は緊急企画として「身近にある材料で簡単にマスクの代用品を手作りする方法」をご紹介。代用マスクの作り方や使い方は、Twitterで医療ニュースなどを発信して人気を博している医師のおると先生(@Ortho_FL)に監修していただいた。
今回ご紹介するのは、衛生面を重視した使い捨て用の紙素材のマスク。身近にある材料で超簡単に作ることができるので、マスクがどうしても必要なのに手に入らない時などの緊急時は手作りしてみよう。
※注意
・この記事で紹介するマスクは飛沫・接触感染の予防用であり、粘膜に直接ウイルスが触れないことを目的としたものです。
・この記事で紹介するマスクにフィルター効果はなく、花粉の予防効果について保証するものではありません。
・あくまで市販のマスクが手に入らない時の応急処置としてご使用ください。
超簡単に手作りできる!マスクの作り方
用意するもの
・キッチンペーパー 2枚
・輪ゴム 2本
・清潔なガーゼ
・ホッチキス
大人が使用する場合、キッチンペーパーは幅が20cm以上のものがおすすめ。また、ガーゼはマスクの内側で鼻までカバーできるものを、数枚重ねた状態で入れるのがよいだろう。
作り方
①.キッチンペーパー2枚を重ね、じゃばらに折っていく。
②.キッチンペーパーがじゃばらに折れたら、ホッチキスを使って両端に輪ゴムを固定する。
③.じゃばらに折ったキッチンペーパーを広げる。
④.内側に折り畳んだガーゼを入れたら完成!
完成した手作りマスクを着けてみた!
手作りマスクは短時間であっさり完成!でも肝心の着け心地はいかがだろうか?
編集部メンバーの感想は以下のようになった。
よかったところ
・市販のマスクと比べるとやや通気性に欠けるものの、息苦しさはそこまで感じない
・顔に思ったよりフィットした
・遠目に見る分には見た目の違和感はない
気になるところ
・ワイヤーがない分、フィット感に欠ける
・長時間だと輪ゴムで耳が痛くなりそう
・近くで見ると不自然。電車で近くの人が着けていたら気になる
マスクを手作りする際のポイント
おると先生によれば、「マスクを手作りする時のポイント」は、
①鼻と口の両方が確実に覆われること(鼻やあごが出る、頬に隙間ができるものはNG)
②耳が痛くならないこと
③ある程度の厚みがあること(紙一枚などぺらぺらのものはお勧めしない)
という3点とのことだ。
着けた時に隙間が空いてしまう場合は、輪ゴムを短く調整するとフィットしやすくなる。
また、細めの輪ゴムでは耳が痛い場合は太めの輪ゴムを使ったり、耳に掛ける部分を長めにするとよいだろう。長めのゴムを使う場合は、隙間ができないように調節することを忘れずに。
小さなお子さんなど顔が小さい人向けに作る場合は、ホッチキス止めをする位置を内側にすると、袋部分が小さくなるのでよさそうだ。
手作りマスクを使う時の注意点
おると先生によれば、「飛沫・接触感染予防のマスクを使う際に大切なのは使い回しをせず1度使用した物は捨てる」ということ。感染物を使い回すよりも、使い捨てするほうがリスクを減少できるためだ。
また、やはり市販のマスクの方が効果が高いので、あくまで応急処置として捉えて使用するのが望ましいとのことだ。
マスクが手に入らない時は、手作りで応急処置
2月6日現在、まだまだマスクの品切れが続きそうな状況だ。もし、風邪やインフルエンザなどで、どうしてもマスクが必要になった場合は、身近な材料を活用して手作りしてみることも選択肢に入れてみよう。
監修=おると@整形外科医
フリーランス整形外科医。Twitter・YouTubeにて一般向けの医療啓蒙からネタまで取り扱っている。Twitterではフォロワー5万人越え、医師アカウントの影響力ランキング1位。YouTubeでは一般向けに分かりやすくかつ面白く病気に対する知識を発信している。
<ブログ・SNS・YouTubeはこちら>
Twitter:@Ortho_FL
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCIAJN_woZhPvliHVwQJq6-g?app=desktop
医師転職・バイトブログ「フリドク」:https://free-doc.hatenablog.com/
note:https://note.mu/ortho_fl
写真・文=編集部
※記事内で紹介する内容は一定の効果を保証するものではありません