SNSで話題の「宝石石鹸」の簡単な作り方! 石鹸の中に自分だけの世界を閉じ込めよう

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キラキラたのしい「宝石石鹸」を手作りしてみよう

まるで本物の天然石のような「宝石石鹸」を手作り
まるで本物の天然石のような「宝石石鹸」を手作り

「まるで本物の天然石みたい」とSNSで話題の「宝石石鹸」。透明感のある色とりどりな石鹸は、ついつい眺めていたくなってしまうほどの美しさ! インテリアを彩る小物として、また結婚式のプチギフトなど贈り物としても最適だ。

そんな「宝石石鹸」、実は材料さえ揃えれば気軽に手作りできることをご存じだろうか?
こで今回は「宝石石鹸」の簡単な作り方をご紹介! 基本の作り方のほか、この時期のインテリアにぴったりな「秋の空」をイメージしたカラーリングのコツをご紹介! ぜひトライしてみて。

簡単にできる! 宝石石鹸 基本の作り方

宝石石鹸の材料

〈材料〉
・グリセリンソープ
・化粧品用色素
・化粧品用香料やアロマオイル(お好みで)

〈道具〉
・紙コップ
・使い捨てプラカップ
・割り箸
・爪楊枝
・ナイフ
・カッター

グリセリンソープや化粧品用色素は、手作りコスメ、アロマクラフトの材料を扱うショップなどで入手できる。ネットでも販売しているので調べてみよう。

ちなみに今回は、色付けに「マイカ」(雲母を原料とした顔料)を使用する。顔料の種類や色によっては石鹸作りに適さないものもあるので、購入先で確認しておくと安心。

化粧品の色付けに使われる顔料「マイカ」
化粧品の色付けに使われる「マイカ」

宝石石鹸の作り方

①グリセリンソープを溶かす

まずはグリセリンソープをナイフで小さくカットする。

簡単にナイフが入るので安心
簡単にナイフが入るので安心

カットしたグリセリンソープを紙コップに入れてラップをかけ、電子レンジで少しずつ加熱する。
500wでまずは10秒加熱し、溶け切っていないようであれば5秒ずつ追加するのがおすすめ。

熱くなりすぎるとコップから溢れてしまうことがあるので、加熱中は目を離さないようにしよう。

②石鹸を色付ける

溶かした石鹸に顔料を入れてよく混ぜ、色付ける。少量でもしっかり色が付くので、ほんの少し入れて、混ぜて……と様子を見ながら繰り返そう。

化粧品用香料やアロマオイルを使って香り付けを行う場合は、このときに行う。

割り箸を使ってよく混ぜる
割り箸を使ってよく混ぜる

③プラカップに石鹸を流し込む

石鹸が色づいたら、固まる前にプラカップに流し入れる。流し入れた石鹸が固まったら、別の色の顔料を使って再び①②③……と繰り返して、色とりどりの層を作り上げていく。

カップを斜めにしてみると模様に変化が出て面白い
カップを斜めにしてみると模様に変化が出て面白い

なお、層の境目で石鹸がパキッと割れてしまう場合がある。
そこで、流し込んだ石鹸が固まり切る前に、爪楊枝を使って表面をプスプスと刺し、表面が凸凹になるようにしておこう。石鹸の層同士が密着しやすくなる。

爪楊枝で凸凹にしておこう
爪楊枝で凸凹にしておこう

すべて流し入れ終えたら、石鹸が完全に固まるまで待つ。早く固めたい場合は冷蔵庫に入れてもOK。

すべて流し入れた状態がこんな感じ
すべて流し入れた状態がこんな感じ

④石鹸を形作る

石鹸が固まったら、「宝石っぽく」形作っていく。

まずはプラカップから石鹸を取り出そう。表面のフチ部分、カップと石鹸の境目にカッターを軽く沿わせるように入れてから、カップを逆さまにして底を押すと取り出しやすい。

ツルッと取り出せた
ツルッと取り出せた

石鹸を取り出したら、カッターを使って形作っていこう。角を削ぎ落とすようにしていくと形作りやすい。

思い通りの形になったら完成!
ちなみに切り落とした石鹸は再び溶かし固めたり、透明な石鹸の中に閉じ込めて再利用できる。

少しずつ石のような形に近づけよう
少しずつ石のような形に近づけよう

宝石石鹸に「秋の空」を閉じ込めよう!色付けのコツを紹介

ここからは、宝石石鹸を楽しむための+αのアイデアをご紹介。

今回おすすめするのは「秋の空」をモチーフにした宝石石鹸作り!
色選びと、きれいなグラデーションにするためのちょっとしたコツをつかめば、誰でも簡単にきれいな空を石鹸の中に閉じ込めることができる。

左:“黄昏時”をイメージした宝石石鹸 右:秋の夕暮れをイメージした宝石石鹸
左:“黄昏時”をイメージした宝石石鹸 右:秋の夕暮れをイメージした宝石石鹸

色選びのポイント

ポイント1:写真を参考にする

空をよく見てみると、思った以上にたくさんの色で構成されていることがわかる。たとえば夕焼けを表現したい場合、メインとなるオレンジ色のほかにも、紫色や水色のグラデーションがあったり、雲の影が銀色に輝いていたりする。

空を表現したいときは、空の写真を見ながら色を選ぶと失敗しにくい。

空の写真をよーく観察してみよう
空の写真をよーく観察してみよう

ポイント2:グリッターを上手に使う

夕暮れ時には沈みかけの太陽が金色に光っていたり、夜空に星が瞬いていたり、空にはキラキラしたものがたくさんある。石鹸作りの際は、化粧品用のグリッターも上手に活用しながら、空のキラキラを表現してみよう。

グリッターだけを使った層を挟み込んでもよし、ほかの色と混ぜ合わせてもよし。自由な発想で空の光を表現してみて!

グラデーション作りのポイント

ポイント1:色の濃淡を少しずつ変える

同系色でグラデーションを表現したいときは、顔料の量を少しずつ増やし、流し込む石鹸の色の濃さを変えていくと◎。

また、たとえば水色から紺色のグラデーションにしたいときは、水色の層と紺色の層の間に中間色の層を挟むとなめらかなグラデーションに近づく。
中間色を調合する際は、薄い方の色(水色)に、濃い色(紺色)の顔料をほんの少量加えて作ると失敗しない。

ポイント2:爪楊枝で境界をぼかす

よりきれいなグラデーションを作りたいときは、石鹸を流し込んだ時に爪楊枝を使って下の層との境界をぼかす方法もおすすめ。すこし熱めの状態で石鹸を流し入れて、爪楊枝で下の層の表面をひっかくようにしながら、境界の色を混ぜていく。

カップのフチに沿わせて下の層をひっかくようにする
カップのフチに沿わせて下の層をひっかくようにする

簡単に手作りできる「宝石石鹸」。自分だけの世界観を楽しんで♪

色の組み合わせや層の重ね方によって個性が表れる
色の組み合わせや層の重ね方によって個性が表れる

透明感があって色とりどりで……眺めているだけで楽しい気持ちになってくる宝石石鹸。

色の組み合わせや層の重ね方次第で、個性が表れるのも魅力。今回のように、季節に合ったイメージで宝石石鹸を作ってみるのも楽しい。ぜひ自由な発想で、あなただけの石鹸づくりを楽しんでみて!

文・写真=笹沼杏佳

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