部屋をスッキリ見せる!一人暮らしの基本の片付け方法
このページの目次
一人暮らしの部屋を片付ける基本の手順とは?

“片付けなきゃ……。”と思っているけど、どうしてもやる気が出ず後回しにしていると、散らかっている状態が次第に日常の風景となってしまうことがよくある。その原因はあとでやろうという気持ちが思いのほか厄介で、積み重なっていくものに対して不快感を抱き、“めんどくさい”という気持ちが大きく膨らんでしまうからである。
また、一人暮らしの収納スペースが狭いから片付けてもすぐに散らかってしまう……。と片付けを諦めている人もいるかもしれない。
しかし、一人暮らしの限られた収納スペースこそ逆転の発想で、スペースに合わせた物の持ち方をすれば片付けは時短となり、無駄な物がない身軽な暮らしに繋がっていく。
今回は一人暮らしの効率の良い基本の片付けをご紹介する。
一人暮らしの片付けは“基本の3ステップ”で進めよう
ここでは、片付けの基本の3ステップと片付けの悩みの解決策をご紹介する。この基本の3ステップを実行して、片付けと上手に付き合っていこう。
片付けのステップ1【整理】:片付けを複雑にしている不要な物を取り除く
片付けは不要な物をしまい込むことではなく、必要な物を次に使うときに取り出しやすくするためであり、明日の自分が楽をするイメージ。そのために、まずは全ての物を把握して不要な物を取り除くことが片付けの法則である。

収納スペースに入っている物を一旦全部出して、要る物と要らない物を左右に分ける。大事なのは今使っている、今の自分の好みといったように今を判断基準にすること。
いつか使うかもしれないと判断に迷った時は、そのいつかをその場で明確にできるものだけ残す。
また、一人で全部一度にやろうとすると集中力が切れ途中で手を止める結果となってしまうため、アイテム毎に取り掛かると良いだろう。
【片付けのお悩みQ&A】判断が難しい思い出の品はどうすればいい?
気持ちがポジティブになる物は残して、ネガティブな気持ちになる物はこの際手放すことで過去にケリを付け、スッキリ前を見て暮らしていこう。
【片付けのお悩みQ&A】いただき物の処理に困っている
いただき物で自分の好みではないけど捨てるのは相手に申し訳ないとためらうならば、相手の心遣いに感謝し気持ちを受け取ることで、その物に対しての制限を取り払おう。
【片付けのお悩みQ&A】雑誌や本が溢れている
情報系の雑誌や本はどんどん更新されるため、最新の物だけ手元に置いておこう。
片付けのステップ2【収納】:収納スペースを確認し、「要る物」を収納していく
収納していく際のポイントは、全ての物に定位置を決めること。ただし、重い物は下段に収め安全を確保しよう。
- 使用頻度の高い物 → 最も出し入れしやすい場所へ
- 使用頻度の低い物 → 脚立を使わないと手が届かないなど出し入れしづらい場所へ

【片付けのお悩みQ&A】収納スペースが狭い場合は?
- 使用頻度の高い物 → お部屋に出して見せる収納へ
- 使用頻度の低い物 → 収納スペースに収める
おすすめの見せる収納家具は万能な“スチールラック”。この1台で収納力があるためお部屋がすっきり見え、扉の開閉もないことから片付けやすい家具ともいえる。

細かく仕切られた収納を目指すのではなく、1ボックスに放り込めばOK!といったざっくり収納で散らかっても10分で片付く収納を目指す。
収納の大原則は8割収納、2割空間をキープすること。ゆとりの2割空間は出し入れのしやすさを考慮してのこと。もし、ぎゅうぎゅうに詰め込んでいたなら、出し入れに手間がかかることから散らかりやすく活用されない収納スペースとなってしまう。
片付けのステップ3【掃除】:掃除のルーティン化を目指す
休日のまとめ掃除より“毎日ちょこちょこ掃除”がおすすめ。まとめ掃除では溜め込んだ汚れに対しての不快感とそれを落とすまでの時間や労力、強力な洗剤を買うお金まで発生して非効率である。
それに対してこまめに掃除をしていれば汚れは蓄積されず、楽に消えて特別な出費も不要で毎日気持ちよく暮らせるのである。掃除も片付けと同様、無理のない方法で日課の一つとして一人暮らしの生活に組み込むことが大切だ。

例えば、「朝か晩に10分タイマーをセットし、物を定位置に戻し掃除機やクイックルワイパーをかける」「キッチン、お風呂場、トイレは使った時に“ついで掃除”をする」などのルーティンを取り入れてみてはいかが。気付いた時にすぐに掃除に取り掛かれる秘訣は掃除道具をしまい込まないこと。
次のページでは、一人暮らしをもっと快適にする部屋をスッキリ見せる片付けのコツを3つ紹介する!どれも簡単なコツなので、すぐチェックして試してみよう!