野田阪神駅(大阪)の住みやすさは？家賃相場・アクセス・治安などを現地取材でリサーチ

CHINTAI編集部ライフスタイル担当

最終更新日：2024年5月31日

公開日:2018年8月1日

住みやすさ街探し

都会と下町、ふたつの顔を持つ野田阪神駅周辺エリアの住みやすさとは？

大阪市福島区に位置する大阪メトロ千日前線「野田阪神駅」。駅前の大きな交差点を中心に放射状に住宅街が広がるこのエリアは、大阪市でも住みやすい街として人気の高いエリアのひとつである。

人気の理由としては、大阪・兵庫・京都の主要都市へのアクセスが良いこと、都市部にもかかわらず治安が良いイメージであること、そして下町情緒の残る、活気あふれる雰囲気を持っていることが挙げられるだろう。

今回は、そんな野田阪神駅周辺エリアの家賃相場や交通アクセス、周辺施設、治安などを現地に行って詳しく調査した。このエリアへの引越しを検討している人はぜひ参考にしてほしい。

野田阪神駅周辺MAP

この記事でわかること
家賃相場は1K 6.45万円！隣駅の玉川や沿線の阿波座駅、西長堀駅よりもかなり安い
 野田阪神駅周辺エリアではほかに、阪神本線「野田駅」、JR東西線「海老江駅」、JR大阪環状線「野田駅」が徒歩圏内のためアクセスが良い
 深夜まで営業しているスーパーのほかに、商店街もあり活気の溢れる街

このページの目次

都会と下町、ふたつの顔を持つ野田阪神駅周辺エリアの住みやすさとは？
- 野田阪神駅周辺MAP
野田阪神駅周辺の住みやすさは？

野田阪神駅周辺の住みやすさは？

野田阪神駅の住みやすさは？周辺に暮らす住人に聞いてみた

“バイト先が梅田なんですが、自転車で10分で行けるのが便利です。なんば周辺までも20分くらいで行けます。梅田にもなんばにも自転車圏内というのは、とてもいいですね。あとは都会なのに下町感があるのが気に入っています。”（20代・男性・フリーター）

“子供が生まれてからこのエリアに引越してきました。一番の決め手は治安がいいということでした。子供を遊ばせられる公園もたくさんあるし、子供連れでも入りやすい地元の飲食店が多いのも嬉しいですね。”（30代・女性・主婦）

“とにかく交通アクセスがいいですね。阪神線で梅田へ２駅、千日前線でなんばは乗り換えなし。JR海老江駅まで行けば、北新地や京橋へも1本。ここまで電車の便がいい場所って、大阪市内でもあまりないような気がします。”（30代・女性・会社員）

まずは、野田阪神駅前で住民の方に街の雰囲気や住みやすさなどについて尋ねてみた。皆口を揃えて言うのは、交通アクセスがよいということ。電車の便がよく、キタ・ミナミどちらにも出やすいため、通勤・通学や買い物に非常に便利とのこと。

また、「日常生活に必要な施設がほとんど揃っているので、不便なことがない」という意見も。駅前には銀行やコンビニ、スーパー、ドラッグストア、飲食店などが多数あり、少し歩けば区役所も。日常の買い物であれば、このエリア内で完結させることも可能だろう。

このほか、下町情緒が残る街並みが好きだという方も多くいた。野田阪神駅エリアには商店街が2つあり、たくさんの人で賑わっている。また大通りから一歩入れば、そこは静かな住宅街。小道に野良猫たちがのんびりと日向ぼっこをする姿が見られる。それだけ穏やかで平和な空気が流れているのだ。

野田阪神周辺エリアの住宅街 — 野田阪神駅周辺エリアの住宅街にはのんびりした光景が広がる

野田阪神駅周辺の家賃相場は？

▽間取り別野田阪神駅周辺の家賃相場

1R	4.10万円
1K	6.45万円
1DK	8.20万円
1LDK	12.40万円
2K/2DK	8.35万円
2LDK	16.30万円
3LDK	19.00万円

※家賃相場はCHINTAIネット2024年5月31日現在のもの

引越し先を決めるうえで、街の雰囲気や住みやすさとともに気になるのが家賃相場だ。いくら雰囲気がよく住みやすい街でも、家賃相場が高すぎては閉口してしまう。

その点、野田阪神駅エリアの家賃相場は、特に一人暮らし向けの間取りではかなり優秀。千日前線の隣駅である玉川駅と比較すると、1Rでは6.8万円（野田阪神駅より+2.7万円）、1DKで8.5万円（同+0.3万円）となっている。同様に、間取りにもよるが沿線の阿波座駅、西長堀駅などと比べてもかなり安めとなっている。

利用可能な阪神本線野田駅からは梅田まで2駅と近く、これだけ交通アクセスが良いことを考えれば、家賃相場は割安と言えるのではないだろうか。

野田阪神駅の交通アクセスは？阪神本線の野田駅やJR東西線の海老江駅も利用可能！

▽路線・アクセスの良さまとめ

通っている路線	大阪メトロ千日前線阪神本線（野田駅） JR東西線（海老江駅）
主要駅までのアクセス	阪神梅田駅まで：野田駅から阪神本線（急行）で約3分なんば駅まで：大阪メトロ千日前線で約9分尼崎駅まで：海老江駅からJR東西線・学研都市線で約8分
終電時刻（平日）	阪神梅田駅から：阪神本線で0:30発⇒野田0:33着なんば駅から：大阪メトロ千日前線で0:03発⇒野田阪神0:14着尼崎駅から：JR東西線・学研都市線で0:22発⇒海老江0:30着
終電時刻（土日祝日）	阪神梅田駅から：阪神本線で0:30発⇒野田0:33着なんば駅から：大阪メトロ千日前線で0:03発⇒野田阪神0:14着尼崎駅から：JR東西線・学研都市線で0:22発⇒海老江0:30着
1日平均乗降人員	大阪メトロ：14,744人

※主要駅までのアクセス・終電時刻についてはCHINTAI調べ（2018年8月1日時点）
※乗降客数について　出典：大阪メトロ路線別駅別乗降人員（2020年11月10日交通調査日）

野田阪神駅周辺エリアの交通アクセスは、大阪市内でも群を抜くほど良好である。ただ、このエリアの電車事情について語る前に説明しておくべきことがある。それは、「駅名がちょっとややこしい」ということだ。

今回ご紹介している野田阪神駅は、大阪メトロ千日前線の駅名である。“阪神”とついているが阪神電車の駅名ではない。野田阪神駅からは阪神本線の駅である「野田駅」に乗り換えることができる。

またJR大阪環状線にも「野田駅」という名前の駅があるが、これは「野田阪神駅」の接続駅ではなく、徒歩10分程度の場所にある。野田阪神駅からJRへの接続駅はJR東西線の「海老江駅」だ。

要するに、野田阪神駅周辺エリアでは、大阪メトロ千日前線「野田阪神駅」、阪神本線「野田駅」、JR東西線「海老江駅」、そして少し歩くがJR大阪環状線「野田駅」の4つが使えるということだ。これらの駅と路線を駆使すれば、梅田や難波・神戸三宮・天王寺・京橋といった関西の主要都市に乗り換えなしで行ける。