一人暮らしに使う冷蔵庫のサイズ・機能はどう選ぶ?6つのおすすめ製品も紹介

公開日:2018年6月22日

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一人暮らしにピッタリの冷蔵庫は?サイズ選びのポイントが知りたい!

一人暮らしを始める際、必需品となる冷蔵庫。大きさや省エネ性能など、それぞれ異なるポイントがあり、選ぶのに時間がかかるケースも少なくはない。

そこで今回は、単身世帯で使うならこだわりたい冷蔵庫の基本性能について解説していく。食生活に合ったサイズの選び方や、冷蔵庫を選ぶ時のポイントも紹介しているのでぜひ参考にしてほしい。

冷蔵庫は生活必需品
自炊派も外食派も、冷蔵庫は生活必需品! 一人暮らしがこだわるべきポイントとは?

一人暮らし用の冷蔵庫のサイズは食生活から導き出そう

冷蔵庫のサイズは、使用する人の食生活の違いによって変わってくる。

  • 外食派:100L程度、予算約20,000~30,000円
  • 中食派:100~150L程度、予算約20,000~40,000円
  • 自炊派:150~200L程度、予算約40,000~50,000円

上記のように、外食派・中食派・自炊派の3つで分けることができるため、まずは自分がどのタイプかを把握しよう。

一人暮らし用の冷蔵庫のサイズ:外食派なら100L程度がおすすめ

外食派の場合は、冷蔵庫も最低限のサイズで良い。ただし、外食派でもドリンク類やアイス類などは冷やす必要がある。
外食派には、冷蔵・冷凍機能を備えた100L程度の冷蔵庫をおすすめする。このとき、100L以下に限定すると霜取りが必要な直冷式の冷蔵庫ばかりになるため、100Lを少し上回るぐらいの機種を選択するのがベターだ。

一人暮らし用の冷蔵庫のサイズ:中食派は100~150L程度がちょうど良い

スーパーの惣菜など調理済み食品を食べる割合が多いけれど、時々自炊もするという中食(なかしょく)派の場合、購入した食材を保存しておくスペースが必要になるため100~150L程度のサイズを検討しよう。基本的に買いだめはせず、買ってきた食材は2日を目途に使い切るという方におすすめのサイズだ。このサイズは機種数も多く、選択の幅も広い。

一人暮らし用の冷蔵庫のサイズ:自炊派なら150~200Lが適正サイズ

自炊派は、購入食材をまとめ買い・冷凍保存することも考え、外食派・中食派に比べて大きめのサイズの冷蔵庫を選んでほしい。特に、一人暮らしでは一度の調理ですべて食べきれず、冷蔵・冷凍を活用する機会が増える。

ただし、あまりに大きいサイズの冷蔵庫では、食品を溜め込み過ぎて消費期限切れの食材を出してしまうおそれがあるため、150~200L程度に抑えておきたい。

自炊する場合は作り置きなどを保存するスペースが必要
自炊する場合、買い置き・作り置きなどを保存するスペースが必要だ

サイズ以外も重要!一人暮らし用の冷蔵庫の選び方

一人暮らしの冷蔵庫を選ぶ際は、サイズ以外の要素も重要だ。冷蔵庫によって搭載されている機能が異なるので、自分の生活スタイルや希望に合ったタイプの冷蔵庫を選ぼう。

一人暮らしの冷蔵庫の選び方①:設置場所に応じた大きさ・開閉方向を選ぶ

まずは、設置する場所に応じて購入する冷蔵庫の大きさを決めよう。あらかじめ設置する場所の長さを測っておくと、冷蔵庫を買いに行った際の商品選びがスムーズに進む。

冷蔵庫は、左右と裏側に若干の余裕を持たせなければいけないことが多い。冷蔵庫は中を冷やすために放熱する必要があり、冷蔵庫本体と壁のすき間から熱を逃がす。必要な放熱スペースは商品によって異なるため、欲しい冷蔵庫のめどがついたら、一度必要スペースを確認しておこう。

また、ドアの開閉方向にも注意したい。たとえば、冷蔵庫の左右どちらかに壁がある場合、ドアを開けたときに壁にぶつからないような商品を選ぼう。右開き・左開き・両開き・観音開きと4タイプがあるので、間取りに合わせて選んでほしい。

一人暮らしの冷蔵庫の選び方②:霜取り不要な「間冷式」を選ぶ

「直冷式」と呼ばれる安価なタイプの冷蔵庫は、使っていくうちに冷凍室のまわりに氷のかたまり=霜がついてしまうため、定期的な霜取りが欠かせない。霜取りが不要な「間冷式」の冷蔵庫は直冷式に比べると高めだが、忙しい単身者には「間冷式」をおすすめしたい。

一人暮らしの冷蔵庫の選び方③:静音性の高いものを選ぶ

ワンルームで一人暮らしをする場合、寝るスペースと冷蔵庫を置く場所が近くなってしまうことも考えられる。「冷蔵庫の音が気になって、なかなか眠れない」といったトラブルを避けるために、静音性の高いものを選ぶこともポイントだ。

音の大きさを表すdB(デシベル)を見て、静音性の高さをチェックしよう。25dB以下の商品なら、夜でも冷蔵庫の稼働音は気になりにくいといわれている。

一人暮らしの冷蔵庫の選び方④:省エネ性能の高いものを選ぶ

冷蔵庫は、基本的に24時間365日稼働し続けるものであり、商品によって月々の電気代に差が生まれやすい。商品によって使用する電力は異なるため、毎月の電気代をセーブしたい方は省エネ性能の高いものを選ぼう。

省エネ性能をチェックする際、年間消費電力量と省エネ基準達成率の2点を確認しよう。年間消費電力量は低ければ低いほど、そして省エネ基準達成率は高ければ高いほど省エネ性能に優れているといえる。

一人暮らしの冷蔵庫の選び⑤:スペースを有効に活用したいなら「耐熱天板」を選ぶ

単身向けの物件では、キッチンスペースが狭いことも多い。省スペースの必要性から、冷蔵庫の上に電子レンジなどが置ける「耐熱天板」という条件も重要だ。耐熱天板のものではない場合は、冷蔵庫用のラックを使って置く方法もある。

次は一人暮らしにおすすめの冷蔵庫メをサイズ別に紹介!これから冷蔵庫の購入を考えている人はぜひチェックしておこう。

一人暮らしにおすすめの冷蔵庫をサイズ別に紹介!

ここからは、サイズ別のおすすめ冷凍冷蔵庫を紹介する。全機種霜取り不要で、電子レンジなどが置ける耐熱天板、ドア数が2ドアの機種を選んだ。

自分に合わせたサイズ・好みのメーカーなどからお気に入りの機種を見つけてほしい。

【一人暮らしの外食派におすすめのサイズ】ハイセンス 93L 2ドア 右開き HR-B95A

食事は家で食べずに、外で食べることが多い人に最適な冷蔵庫。低燃費で冷蔵庫内の温度が安定しやすいのが特徴だ。

93L 2ドア 右開き HR-B95A 一人暮らし ホワイト
93L 2ドア 右開き HR-B95A 一人暮らし ホワイト
¥20,000 ハイセンス

【詳細情報】

必要設置スペース幅481×奥行552×高さ860mm
定格内容積93L
冷蔵室67L
冷凍室26L

ハイセンスの「HR-B95A」は外食派におすすめの冷蔵庫だ。小型ながらも冷凍室がついているので、一人暮らしで自炊をしない、外食がメインの方なら十分なサイズといえる。

【一人暮らしの中食派におすすめのサイズ】パナソニック 2ドア 138L NR-B14DW-W

調理済みの食品を購入して家で食べる中食派にピッタリなサイズ。手軽に食べられる冷凍食品を収納するスペースも確保できるので便利だ。

2ドア 138L 自動霜取り マットバニラホワイト NR-B14DW-W
2ドア 138L 自動霜取り マットバニラホワイト NR-B14DW-W
¥43,320 パナソニック

【詳細情報】

必要設置スペース幅480×奥行586×高さ1119mm
定格内容積138L
冷蔵室94L
冷凍室44L

パナソニックの「NR-B14DW-W」は、スーパーで購入した惣菜や、コンビニ弁当などを買ってきて、家で食べることが多い人にちょうどいいサイズ。大きめの冷凍室は引き出しタイプで整理もしやすい。

【一人暮らし用の標準サイズ】ハイセンス 150L 2ドア 右開き 自動霜取機能付き コンパクト HR-D15C

一人暮らしの平均的なサイズの冷蔵庫を使いたいという方におすすめの商品。閉め忘れ防止のアラームがついているので、開けっぱなしにしてしまう方も安心して使える。

150L パールホワイト HR-D15C 2ドア 右開き 自動霜取機能付き コンパクト
150L パールホワイト HR-D15C 2ドア 右開き 自動霜取機能付き コンパクト
¥29,800 ハイセンス

【詳細情報】

必要設置スペース幅480×奥行595×高さ1225mm
定格内容積150L
冷蔵室104L
冷凍室46L

ハイセンスの「HR-D15C」はコンパクトだが、一人暮らしにちょうどいい150Lの標準サイズだ。冷凍室はケースが取り外せるほか、カバー付き製氷皿で氷も作れる。スリムですっきりとした印象の冷蔵庫で、自炊派にも対応できる収納力が魅力だ。

【一人暮らし用の大きめサイズ】ハイセンス 冷蔵庫 幅49cm 175L ブラック HR-D1701B 2ドア 右開き 大容量冷蔵室122L スリム 2021年モデル

作り置き料理も収納できる、自炊派におすすめの冷蔵庫。175Lのゆったりとしたサイズなので、二人暮らしを検討中の方にもピッタリ。

175L ブラック HR-D1701B 2ドア 右開き 大容量冷蔵室122L スリム 2021年モデル
175L ブラック HR-D1701B 2ドア 右開き 大容量冷蔵室122L スリム 2021年モデル
¥29,800 ハイセンス

【詳細情報】

必要設置スペース幅490×奥行558×高さ1429mm
定格内容積175L
冷蔵室122L
冷凍室53L

自炊派で食材をしっかり収納したい場合に使いやすいのがハイセンスの「HR-D1701B」だ。冷凍室は53Lと広々しており、3段の引き出し式になっているため目当てのものも探しやすい。

【一人暮らしで1週間の食材を買い置きするなら大容量サイズ】シャープ225L 右開き 2ドア SJ-D23F-S silver

1週間分のストックもできるので、自炊派だがあまり買い物へ行けない忙しい人に適したサイズ。

225L 右開き 2ドア SJ-D23F-S silver
225L 右開き 2ドア SJ-D23F-S silver
¥63,800 シャープ

【詳細情報】

必要設置スペース幅545×奥行625×高さ1560mm
定格内容積225L
冷蔵室164L
冷凍室61L

毎日しっかり自炊をしたい人には、シャープの「SJ-D23F-S」をおすすめしたい。冷蔵庫にはLED照明が使われており、ストックしてある食品が見やすい。また、脱臭と抗菌のために触媒にナノサイズの粒子が使われており、冷蔵庫内の衛生状態も保ちやすい。

【一人暮らしでほとんど使わないなら極小サイズ】ALLEGiA(アレジア) 46L ミニ 前開き 1ドア AR-BC46-NW

扱いやすい便利なミニサイズの冷蔵庫は、必要最低限の食料品をストックできればいいと考えている人にとって最適の商品だ。

46L 小型 一人暮らし 家庭用 ミニ 前開き 1ドア 静音 ホワイト
46L 小型 一人暮らし 家庭用 ミニ 前開き 1ドア 静音 ホワイト
¥10,590 アレジア

【詳細情報】

必要設置スペース幅444×奥行485×高さ498mm
定格内容積46L
商品の重量‎17.2 kg

軽くて小さいので、好きな場所にいつでも動かせる。また、早く冷やしたいものを入れる蓋付きの冷却室が付いているのも嬉しいポイント。

一人暮らし用の冷蔵庫を購入する前に「搬入経路」を確認しておこう

冷蔵庫を自宅に設置するためには、外から搬入する必要がある。設置できるスペースが十分にあっても、搬入経路や周辺環境によっては、冷蔵庫を室内に搬入できない可能性があるので注意が必要だ。搬入経路をチェックする際には、主に次の3点を確認しておいてほしい。

  • 搬入経路の幅
  • 入口の広さ
  • 障害物の有無

搬入経路の幅と入口の広さは、冷蔵庫の大きさ+10~20cmほどを見ておくと安心だ。

一人暮らし用の冷蔵庫は、サイズと必要機能で選ぼう!

一人暮らしの冷蔵庫を選ぶ基準は値段のほかに、サイズや機能面となる。いずれもメーカーや商品によって異なるため、複数の冷蔵庫を比較検討して購入してみると良いだろう。
今回紹介した商品情報も参考にして、自分にピッタリな一台を見つけてほしい。

文=墨染みすず
2022年3月加筆=CHINTAI情報局編集部
※各種商品の値段は2022年3月23日現在のもの

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