【賃貸DIY】狭いキッチンに調理スペースや収納棚を! カラーボックスで作るキッチンカウンター
作り方
①パイン集成材にウエスで水性オイルステインを塗る
まずは、乾くまで時間がかかる天板(パイン集成材)の塗装から始めるのが効率的。床が汚れないよう、新聞紙などを敷いてから塗るようにしよう。ユーズド感のあるオイルステインで塗装するとおしゃれになる。ウエスに適量オイルステインを染み込ませ、天板の端から木に擦り込むように塗っていこう。
②塗り進めて仕上げる
ウエスにオイルステインを足しながら塗り進める(天板の側面部分も塗ること)。塗り終わったら、別のウエスで軽く拭いて余分な塗料を取り、よく乾かす。
③カラーボックスを組み立てる
天板を乾かしている間に、カラーボックスでカウンター台を作ろう。カラーボックス2台を組み立て、裏側に向けて2台をピッタリそろえて並べる。
④両面テープを貼る
片方のカラーボックスの側面(もう1台のカラーボックスと接する面)の上下に強力スポンジ両面テープを貼り、2台を接続する。接続したら、2台の背面の縁部分にも強力スポンジ両面テープを貼り巡らせる(背面に貼った両面テープの台紙はまだはがさないこと)。
⑤ベニヤ板を貼る
ベニヤ板をカラーボックスの背面に貼る。ベニヤ板はカラーボックス2台を並べたサイズで切っているが、多少誤差が出る場合もあるので、貼る前に当てて位置をチェックしよう。位置が決まったら両面テープの台紙をはがして貼り付ける。
⑥レンガシートを切る
レンガシートはつなぎ目がわからないように貼ろう!
立体的でリアルなレンガシートなので、レンガっぽく見えるように貼ってみよう。レンガ調のシートを貼るときの共通テクニックなので、覚えておくとワンランク上の仕上がりに!
立体的なレンガ調シートはそのまま貼ると、つなぎ目部分がちょっとカッコ悪い。短いブロックを切って組み合わせれば、本物のレンガ積みのような感じになる。
⑦レンガシート3枚を加工する
レンガシート3枚を下図のように切る(下図は今回使用する「クッションブリックシート ホワイトレンガ調」の場合。違うシートやサイズの異なるシートを使用する場合は、カラーボックスにシートを当ててみて、切る場所を調整しよう)。尚、加工したシートは右(A)から順に貼っていくときれいに貼れる。
⑧レンガシートAを貼る
シートAから貼っていく。台紙を少しずつはがし、手で押さえながら軽めに貼っていく。曲がりなどかなく貼れたら、タオルなどで内から外へ空気を抜くようにこすりながら、しっかり貼り付ける。
⑨レンガシートB、Cを貼る
シートBもシートAと同じ要領で貼るが、貼り始めはシートAの目地に少し重なるようにすると、つなぎ目が目立たなくなる。シートCも同様に貼り、余った部分をカッターで切る。
⑩余ったシートで空き部分を貼る
台の下端ギリギリ部分に白いマスキングテープ(または白のガムテープ)を貼る。その上に、余ったレンガシートを切って貼り、空き部分を埋めていく。
⑪天板を台に設置する
いよいよ仕上げ! 通常、天板はビスなどで固定するのが一般的。でも、耐震マットを使えば、工具不要でで簡単に設置できちゃうのだ。台の四隅に耐震マットを置き、天板の左右の出が同じくらいになるようにして乗せ、しっかり押さえる。
⑫キッチンカウンターを設置する
設置したいスペースに置き、食器や食品、キッチンツールなどを収納する。
何かと万能なカラーボックス
カラーボックスは、じつはとても優秀なDIY素材。元々が収納に特化した造りなうえに丈夫なので、ちょっと手を加えるだけで、今回紹介したキッチンカウンターをはじめ、テーブルやデスクにもリメイクできるのだ。
カラーボックス用のインナーボックスもさまざまなデザインがあるので、上手に活用しよう!
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監修=安川美樹
文・イラスト=プー・新井
写真=古本麻由未