駅徒歩15分の物件の距離とは?メリットとデメリットや、物件選びのポイントを紹介

公開日:2016年12月13日

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駅徒歩15分はどのくらいの距離?メリットや注意点を知りたい!

部屋探しをする際に、駅から物件までの距離は重要なポイントとなる。

駅から家が近いと何かと便利だが、駅から少し遠い物件も家賃が安そうで良いかも……などと物件選びに迷う人もいるのではないだろうか。

今回は、駅徒歩15分の距離や、駅徒歩15分の物件のメリットやデメリットなどをご紹介する。

駅徒歩が遠い物件のメリットとは?
駅徒歩が遠い物件のメリットとは?

駅徒歩15分の物件までの距離とは

「駅徒歩15分」と聞いて、駅からどのくらいの距離に物件があるのかをすぐにイメージできる人は少ないだろう。目安として、不動産広告で一般的に使われている「歩く速さ=80m/分」という条件で、おおよその道のりを算出している。

不動産広告のルールによると、駅徒歩15分の距離は約1,200mとなる

不動産公正取引協議会連合会が示している「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」によると、

徒歩による所要時間は、道路距離80メートルにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示すること

という規定がある。

たとえば、駅から物件まで歩く時間が15分だとすると80×15=1,200。つまり、駅から徒歩15分なら約1,200m歩く必要があるのだ。

実際には駅徒歩15分よりも時間がかかる可能性がある

物件の情報として記載されている「駅徒歩〇分」といった計測の起点は駅舎の入口、着点は「敷地の一番近い端」を指す。ホームから改札の距離が長くても、その分はカウントされないのだ。

さらに、実際に歩くと階段やエレベーターがあるなど、ルートや環境によってかかる時間は変わってくる。実際に駅から家までにかかる時間を確認するには、タイマーで計りながら歩いてみるのがおすすめだ。

駅徒歩15分の物件のメリット6点

駅徒歩15分ほどの物件のメリットは下記の6つだ。

  • 比較的家賃が安い場合が多い
  • 多くの物件から住まいを選べる
  • 広い部屋を選びやすい
  • 静かな環境で暮らせる
  • 帰り道でいろいろなお店に寄りやすい
  • 通勤・通学が軽い運動になるため、健康的

それでは、それぞれを詳しく見ていこう。

駅徒歩15分の物件のメリット①:比較的家賃が安い場合が多い

駅のすぐ近くにある物件と比較した場合、徒歩15分以内の物件の方が駅から遠い分、家賃が安くなる可能性が高い。

そうなると、一体どのくらい金額の差が生じるのかが気になるだろう。駅から徒歩5分以内の物件と、15分以内の物件の家賃相場は以下のとおりだ。
(都内で住みたい街ランキング上位の池袋で1Kの物件を参照)

  • JR山手線池袋駅から徒歩5分以内の家賃相場:8.6万円
  • JR山手線池袋駅から徒歩15分以内の家賃相場:9.1万円
    ※2022年4月21日現在(CHINTAIネット調べ)

このように、駅徒歩5分以内と15分以内の物件とでは家賃が数千円程度も違う可能性がある。駅が遠い物件は賃料が安くなる傾向にあるので、貯蓄やほかの楽しみにお金をかけることができるのだ。

駅徒歩15分の物件のメリット②:より多くの物件から住まいを選べる

先ほどと同様に、池袋駅を例に挙げ、駅からかかる距離別に入居可能な物件数をまとめてみた。

駅徒歩時間物件数
5分以内181件
10分以内715件
15分以内1230件
※2022年4月21日現在(CHINTAIネット調べ)

基本的には希望の条件の範囲を広げれば広げるだけ物件数も増えるため、理想の物件に出会える可能性が高まるといえる。

駅徒歩15分の物件のメリット③:広い部屋を選びやすい

駅前は地価が高いので、部屋の面積を広く取れず狭い部屋になっている物件も多い。

一方で、駅から離れると同じ家賃でも部屋の広い物件が多くなってくる。そのため、広めの部屋に住みたい人は、駅から離れた物件がおすすめだ。

また、コンパクトな造りの駅前物件だと収納スペースが削られることも多い。そのため、家具が多い人や生活空間にゆとりを持たせたい人には駅から遠い物件が向いているだろう。

駅徒歩15分の物件のメリット④:静かな環境で暮らせる

駅近の物件だと繁華街に近い場合が多く、夜でもにぎやかなことも……。また、通り沿いの物件の場合、通行人の話声や車が通る騒音、排気ガスが気になることもある。

一方で、駅徒歩15分くらいの場所であれば、閑静な住宅街であることも多く、落ち着いて過ごせるはずだ。

駅徒歩15分の物件のメリット⑤:帰り道でいろいろなお店に寄りやすい

駅から家が近いのはとても便利だが、意外とスーパーや薬局などが駅から離れていることもあるだろう。家にまっすぐ帰りたいのに、お店に行くと遠回りになるから面倒……なんてことも。

駅徒歩15分程度であれば「帰り道に」日用品が売っている店も多くあるはず。学校や仕事帰りに遠回りせず帰れるのも、駅徒歩が遠い物件の良い点だ。

駅徒歩15分の物件のメリット⑥:通勤・通学が軽い運動になるため、健康的

社会人になり会社勤めをするようになると、自然と運動不足になる人が多いだろう。毎日、駅から自宅までの行き帰りの30分(15分×2)歩くだけでも、いい運動になり健康的な生活につながる可能性も十分考えられる。

駅徒歩15分の物件のメリット⑥:通勤通学が軽い運動になるため、健康的
駅徒歩15分の物件は、駅前の物件よりも選択肢が広がる◎

駅徒歩15分の物件のデメリット

ここまでは駅徒歩15分の物件のメリットをお伝えしてきたが、デメリットや注意しなければならない点もある。具体的には以下の通りだ。

  • 悪天候の日は歩きにくい
  • 荷物が多い日はつらく感じる可能性がある
  • 人通りが少なく、夜道を不安に感じる可能性がある

それぞれ詳しく確認していこう。

駅徒歩15分の物件のデメリット①:悪天候の日は歩きにくい

物件を選ぶ際はつい晴天時をイメージしてしまいがちだが、当然悪天候の日もある。雨や風が強い日は、駅から徒歩15分かかる物件の場合、傘を使ってもびしょ濡れになってしまう。

駅徒歩15分の物件に住むなら、雨の日に備えて折り畳み傘やレインコートなどの雨具を準備しておくのはもちろん、バスなどの代替手段が使えるかどうかもチェックしておくのがおすすめだ。

また真夏の猛暑の中、15分歩くとなると体力も消耗しがち。日差しを遮る緑道やアーケードがあるか確認しておくようにしよう。日傘を使うのもおすすめだ。

駅徒歩15分の物件のデメリット②:荷物が多い日はつらく感じる可能性がある

駅から徒歩15分の物件を選ぶ場合、荷物が多いケースも考慮しておく必要がある。駅のすぐ近くの物件であれば問題ない荷物量でも、徒歩15分となれば運ぶこと自体が難しい場合もあるからだ。

食材などの買い出しが多くなりがちな人は、駅前まで出ずに物件付近で買い物が済ませられるスーパーや商店街があるか事前に確認しよう。お米やペットボトルなどの重いものはネットで購入するのも手だ。

駅徒歩15分の物件のデメリット③:人通りが少なく、夜道を不安に感じる可能性がある

人通りが少ない住宅街では、落ち着いた時間を過ごせる反面、治安面での不安要素が増える。地域によっては街灯などが少ない場合もあるので、特に女性が一人で夜道を歩く際は犯罪に巻き込まれないように注意したいものだ。

そのため、駅から物件までの道や夜間の人通り、明るさをなどを事前に調べておこう。不安な場合は防犯ブザーや催涙スプレーなどの防犯グッズを常に持ち歩いておくと良いだろう。

閑静な住宅街
注意点を踏まえて対策しておこう!

駅から徒歩15分も歩きたくない人は、自転車に乗るのがおすすめ

徒歩15分の距離がストレスになる方は自転車を活用しよう。

自転車なら短時間で移動でき、サイクリングは運動にもなるのでおすすめだ。自転車の速度は歩く速度の約3倍といわれているため、徒歩で15分かかる距離ならば約5分で到着する。

通勤・通学の環境によって若干の差は生じるものの、徒歩に比べればだいぶ楽に移動できるはずだ。

お気に入りの自転車を購入すれば、駅に限らず、さまざまな場所に出かけるきっかけにもなる。公私ともに、充実した新生活をスタートさせることができるだろう。

ただし、企業によっては通勤時の自転車の利用を認めていないところもあるため、事前に勤め先のルールを確認してほしい。なお、いずれの場合でも自転車保険への加入をおすすめする。

メリットを知って選択肢を広げてみても◎
自転車を活用してみるのもひとつの手

駅徒歩15分の物件を選ぶ際のチェックポイント

前述のとおり、不動産情報の「駅徒歩〇分」はあくまでも目安の時間である。

もし駅徒歩15分の物件を選ぶときは、以下の2点を事前にチェックしておこう。

ポイント①:実際に駅から物件までを歩いてみる

まずは実際に駅から物件まで歩いてみよう。地図上で確認するだけでは、駅までの距離がどのくらいかを認識しづらいからである。

歩いてみると駅から物件までの所要時間が把握できるのはもちろん、暮らしに便利な商業施設や病院などが目に留まるかもしれない。

また歩く時間帯を変えることで、通勤時間帯の混み状況や帰宅時間の明るさ、人通りの状況、夜間の明るさなどもわかるだろう。これらとあわせ、街の治安も確認しておくと安心だ。

ポイント②:物件や駅近くの自転車置き場を確認する

自転車の利用を考えている場合、自転車を置くための駐輪場を確保しなければならない。賃貸物件の駐輪場には、無料で利用できる物件と有料の物件がある。最近は駐輪場の維持・管理を目的に、駐輪場が有料の物件が増えてきている。

場合によっては契約者と非契約者とを区別するために、駐輪場専用のステッカーが発行されることもある。ステッカーが配られても、貼らずに駐輪場を使用していると管理会社にルール違反だとみなされトラブルとなってしまう可能性がある。そのため、ステッカーが配られたら必ず自分の自転車に貼り付けよう。

また、駅の駐輪場も事前に確認しておこう。駅から駐輪場が離れているケースも少なくないため、場合によっては通勤時間にも影響が出てしまうかもしれない。実際に駅まで歩いたときには、駐輪場についても確認しておこう。

駅徒歩15分の物件を候補に入れて、物件探しの幅を広げよう!

駅徒歩15分の物件は、不便だと思われがち。

しかし、多少のデメリットはあるものの、見方によっては家賃が安かったり、広い部屋を選びやすかったり立ち寄れる店が増えたりするなどと多くのメリットもある。

駅近で良いお部屋が見つからなかった人も、駅徒歩15分の物件を探してみると、良いお部屋が見つかるかもしれない。

2022年4月加筆=CHINTAI情報局編集部

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