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最近は見かけることも珍しい? バランス釜について聞いてみた

「バランス釜」と聞いてピンと来る人はどれくらいいるだろうか? 浴槽の横に給湯器が設置されるのが特徴の風呂釜のことだが、使ったことがない人も多いだろう。最近は見かけることも少なくなったが、古いアパートなどではまだ現役で使われているそうだ。

ガスターがほかのメーカーに先がけて開発したバランス釜

ガスターがほかのメーカーに先がけて開発したバランス釜

あまりお目にする機会がないが……、使い心地はどうなのだろう? バランス釜を製造しているガス器具メーカー、ガスターの広報担当に話を聞いた。

そもそもバランス釜とはどういった製品でしょうか?

「バランス釜は、家の外の空気を使ってガスを燃焼し、排気ガスを外へ排出する風呂釜のこと。実は、1965年にバランス釜が登場する前は、CF釜という浴室内の空気を使って燃焼し、それを外へ排出するものだったため、排気の逆流によって一酸化中毒事故が起こることも……。その点、バランス釜は吸気と排気のバランスが良いので、そういった事故が起こる可能性が減りました。また、その給排気のバランスの良さが名前の由来でもあるのです」

バランス釜の登場以前は、そもそも家に浴槽があることが珍しく、銭湯に行く家庭が一般的だったという。バランス釜の普及により、浴槽を設置する家庭が増えたようだ。

バランス釜はその後、どのような変遷があったの?

「登場した当初は、手動のハンドルを回すことで着火させていました。そのため、うまく着火できないことも。その後は電池式が開発され、使いやすく変化しました。また、安全装置が備わり、空だきによる不完全燃焼を察知できるようになりました。改良を重ね、より安心して使えるようになっています」

いまだに設置している物件もありますが、バランス釜の現在の利用状況は?

「新築の家に設置することはもうほとんどありません。アパートや団地などでバランス釜を使っていて、調子が悪くなって取り替えることが多いです。弊社だけで年間約7万台を販売しているので、ほかのメーカーも合わせると、年間約10万台が販売されている計算になります」

屋外設置型の風呂給湯器や暖房機能付きの高機能タイプが普及し、バランス釜の新規設置はないという。

バランス釜を使うメリット・デメリットを教えてください!

「電気を使わないため、停電が起こった時にもご利用いただけることがメリットです。デメリットは、給湯器の場所を確保するため、浴槽の横に約25~30センチの幅が必要になり、浴槽の幅を広く取れないことかもしれません」

バランス釜を上から見た図。右側が給湯器

バランス釜を上から見た図。右側が給湯器

公団住宅とともに全国に普及したバランス釜も現在では少なくなってきているようだ。引っ越し先の物件がバランス釜だったら、かなりレアかもしれない。
(松尾奈々絵/ノオト)

<関連サイト>

株式会社ガスター
http://www.gastar.co.jp/index.html

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