「衣替えいらず」な衣服の収納方法を、家事・収納アドバイザーの本多弘美先生と実践!
使いやすく生まれ変わったクローゼットがこちら!
さて、ここまでビフォーアフターを断片的に紹介してきたが、本多先生の指導の元、生まれ変わった木村のクローゼットを見てみよう!

続いて下段はこんな感じ。使わないものが詰まったダンボール箱を天袋に移動したことで、右クローゼットの下半分に新しく買った引き出しを入れることに成功。収納量が格段にアップした!

木村 何が入っているかが一目でわかるようになりました!
本多先生 ガムテープというところが何ともあなたらしいわよね……

底の浅い引き出しに靴下、キャミソール、パンツを収納。入りきらなかったタオルはミニカゴへ。お風呂上がりの身支度はすべてここで完結するからとっても効率的!


オフシーズンの服の保管方法
本多先生 木村さんの場合、冬物ニットだけのボックスや浴衣だけのボックスを作りましたが、オフシーズンになる前にはきちんと手入れをしましょう。具体的には、服を眠らせる前に収納ケースの中をアルコールスプレーで濡らしたタオルなどでふき取っておくと、清潔に保てますよ
木村 わかりました!
本多先生 そして、欠かせないのが防虫剤です
木村 え~、あんまり使いたくないなぁ……だってお雛様みたいなニオイがするじゃないですか……
本多先生 昔の防虫剤はね。でも今時は無臭のものやバラの香りがするものもありますから。あと形もいろいろあるのだけど、あなたにはまずこの引き出し用の防虫剤をあげましょう

本多先生 置く時のポイントは、衣類の上に置くこと。防虫剤の成分は上から下に移動しますからね

木村 なるほど~。おっし、これを機に私も防虫剤デビューするか!
本多先生 嫌なデビューだな……
レクチャーを終えて
木村 あれだけ汚くて使いにくいクローゼットが本当に使いやすくなりました! 今回も本当にありがとうございました!
本多先生 何よりも維持することが大事よ。はいこれ、私からのプレゼント
木村 えっ! なんだろなんだろ!

木村 えっ……これは……?
本多先生 クローゼットに掛けるタイプの防虫剤よ
木村 あ、あざーす
本多先生 あからさまにテンションを下げるなよ……
木村 さてっと……、お気に入りのブラウスも見つかったことだし、「銭湯スタイル」に着替えるか!
本多先生 ちょっと、いきなりパンツ一丁にならないでよ……一旦外に出てるわね
3分後
木村 いやぁ~、今日はこんな薄手でも全然寒くないなぁ!

本多先生 え……っと……、まずそのビニール袋は何かな……?
木村 パンツとシャツとブラジャーとタオルが入っています! イッツマイ銭湯セットです!
本多先生 別に中身についての詳細な説明を求めたわけじゃないんだけど……。あと「全然寒くない」って言ってるのに何でニット帽をかぶっているの?
木村 これはいわゆる差し色ってやつです!


まとめ
このあと渋谷へ繰り出したら、ティッシュ配りのお兄さんからもガン無視されてしまったけれど、衣替えいらずな衣類の収納方法は無事に身に付いた。
ここで、今回のポイントをあらためておさらいしておこう。

今回は私の部屋のクローゼットを例に実践したけど、引き出しを前後に仕切ってオンシーズンとオフシーズンを分けるとか、洗濯バサミで目印を付けるみたいなテクニックはみんなのクローゼットにも応用できるはず!
なんか漠然と「衣替えしなきゃ」って思ってたけど、そもそも一人暮らしなら季節ごとに服を分けてしまうだけでOKってのは新発見だったなぁ。そして、基本的に新たなアイテムを買わずとも収納の工夫だけで解決できるところもすごく良かった。
本格的な春を迎える前に、みんなもぜひ試してみてね~!
教えてくれたのは?
文・写真=CHINTAI編集部
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