重曹の10倍の洗浄力!?「セスキ炭酸ソーダ」の実力がヤバい
環境にやさしい万能洗浄剤といえば、重曹が有名だ。しかし最近、重曹の10倍の洗浄力を持つというエコ洗浄剤「セスキ炭酸ソーダ」 がじわじわと話題になっているのをご存じだろうか?

「セスキ炭酸ソーダ」 は、重曹と炭酸塩の中間に位置する弱アルカリ性物質で、別名「アルカリウォッシュ」 と呼ばれる。水と分離しやすい重曹に比べ、水に溶けやすく、アルカリ成分が強すぎないため肌にも優しい。また、重曹が苦手とする油汚れや皮脂汚れに適応するので、衣類用の洗濯洗剤としても使用できるという。今回は、その洗浄力を実際に検証してみた。
IHコンロの焦げつき汚れに挑戦

IHコンロの表面についた焦げつき汚れ。キッチン掃除用アルコールティッシュで毎日拭いていたが、まったく取れないので諦めていた。スプレーボトルに水500cc+セスキ炭酸ソーダ小さじ1を加え、汚れに吹きかける。

スポンジで軽くこすると、驚くほどあっけなく汚れが落ちた……! 焦げつき汚れには、相当な力を発揮してくれるよう。全体を拭くと、まるで新品のようにピカピカになったではないか。
電子レンジの油汚れに挑戦

恥ずかしながら、長いこと掃除せずにいた電子レンジ内。油汚れや食べ物の臭いが……。コンロと同様、セスキ炭酸ソーダスプレー+スポンジで、汚れ落としに挑戦!

食べ物の油を分解する力が強いのも、セスキ炭酸ソーダの特徴のひとつ。油汚れも臭いも、スッキリ落とすことができた。
シャツの皮脂汚れに挑戦

Yシャツの襟や袖口についた黒い皮脂汚れは、なかなかやっかいだ。セスキ炭酸ソーダ水をたっぷり含ませ、ブラシでこすって洗濯してみた。

洗濯にもセスキ炭酸ソーダを使用。水30Lに大さじ2杯を投入。タオルやTシャツも一緒に洗い、仕上がりを確認してみる。

完全とは言えないが、襟と袖の皮脂汚れはかなり薄くなっている。シャツ全体も、白く仕上がった印象だ。

あえて柔軟剤を入れずに洗ったこともあるが、タオルの仕上がりには多少ごわつきが残った。一緒に洗ったTシャツなどは、パリッとした仕上がりに。あまり汚れの強くないものや、硬めに仕上がっても問題ない衣類であれば、問題なく使用できそうだ。
検証の結果、セスキ炭酸ソーダの優れた洗浄力を実感することができた。重曹のようにボトル内で水と分離、沈殿してしまうこともなく非常に使いやすい。手触りもサラサラしており、掃除後に手荒れなどを起こすことなく、思う存分使えそうだ。
環境にも肌にもやさしく、しっかり汚れを落としてくれる「セスキ炭酸ソーダ」。ぜひ一度、その能力を試してみてはいかがだろう?
(波多野友子+ノオト)