【賃貸DIY】イマイチな押入の襖をベニヤ板でアレンジ!
押入の大きな襖はベニヤ板で大胆アレンジ!
押入といえば古くさいというイメージを持たれがち。でもそんなレトロな特徴を活かすことができれば、すてきな部屋を作り上げることができる。ここでは収納力抜群の押入を、ベニヤ板で素敵にアレンジする方法をご紹介。古い建具の風合いになじむエイジング柄を取り入れるのがポイントだ。
■ 制作時間 1時間20分
■ 制作費 1,276円
■ 難易度 ★★★
材料
・FE-1260(サンゲツ) 幅92cm×2m 価格:388円/m(壁紙屋本舗)
風雨にさらされて色褪せた塗装、釘跡、古い板目のデコボコした質感まで再現されている壁紙
レトロ物件とビンテージ風デザインの壁紙は相性バツグン。のりなしタイプを選ぼう。
壁紙屋本舗 のりなし 壁紙 (販売単位1m) 木目 wood ヴィンテージ ウッド RE-7526 (FE-1260) サンゲツ
¥399/壁紙屋本舗
・ベニヤ板 91×182cm×1枚 価格:500円前後(ホームセンター)
最も安価な厚さ2.5mmのタイプを使用。購入店で襖のサイズ(85cm×180cm)にカットしてもらう。実際の襖のサイズより、高さは1~1.5cm長めにカットを。

道具
・ハサミ
・メジャー
・マスキングテープ
・厚手の布
・両面テープ( 強力粘着タイプ)
・スプレーのり

ベニヤ板で押入の大きな襖をアレンジする方法
①.壁紙にカットラインを引く
新聞紙やビニールシートなどの上に2m分の壁紙を広げ、襖のサイズに左右天地3~4cmずつ足したカットラインを引く。

②.カットラインに沿って切る
ハサミを使ってカットする。切り口はベニヤ板の裏側に折り込んでしまうので多少ズレても大丈夫。

③.四隅をマーキングしておく
壁紙を貼り合わせる時の目安となるように、ベニヤ板の四隅が来る位置(切り口から3~4cm)に印を入れる。

④.ベニヤ板にのり付けする
スプレーのりをベニヤ板に吹き付ける。スプレーと板の距離を一定に保ちながら、全体に万遍なく行う。

⑤.壁紙を貼り合わせる
ベニヤ板の角を③のマーキングに合わせ、下から上に向かって壁紙を貼り合わせる。厚手の布を使って押し付け、擦り上げながらベニヤ板と壁紙を密着させていく。

⑥.ベニヤ板のウラ面の端に両面テープを貼る
オモテ面を貼り終えたら裏返し、ベニヤ板からはみ出した壁紙の四隅に45度の角度で切り込みを入れる。ベニヤ板のウラ面の端には両面テープを貼りめぐらせる。

⑦.壁紙の端を折りたたむ
はみ出した壁紙をベニヤ板の端に沿って折りたたんで両面テープで貼り付ける。全て折りたたんだ後、四隅のあまった壁紙は切り落として処理する。

⑧.テープで襖を養生する
続いて、押入から襖を外し、縁をキレイに拭いて汚れを落とす。ベニヤ板を貼る側の襖の縁に沿ってマスキングテープを貼りめぐらせ、さらにその上に両面テープを重ねて貼る。

⑨.襖にベニヤ板を貼り合わせる
⑧の状態で襖を押入に戻し、微調整しながらベニヤ板を貼り合わせる。襖を外した状態で貼り合わせると、襖がスムーズにスライドできなくなったりする可能性があるので要注意!

⑩.完成
サイズ合わせやマスキング処理など細かな手間はかかるが、この1枚で部屋の雰囲気をガラリと変えることができる。完成した後の喜びはひとしお!
教えてくれたのは?
安川美樹先生
インテリアコーディネーター。DIY女子の先駆け的存在。ブログではリメイクアイディアなどを随時発信している。web:http://chairsand.blog.jp
文=野中かおり
写真=北原千恵美
※「CHINTAI2017年1月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています