【2021年最新版】U-NEXTおすすめ映画22選+おまけ3選!ここでしか観られない隠れた名作とは?
動画配信サービス「U-NEXT」のおすすめ映画を紹介!

動画配信サービスの「U-NEXT(ユーネクスト)」には、他のサービスにはない魅力がたくさんある。それは圧倒的な作品数の多さや、毎月付与されるポイントを使って最新作が観られることに加え、「本当に映画が好きな方が運営に関わっているんだろうな」と心から思える細やかな配慮があるからだ。例えば、以下のようなものだ。
・キャストやスタッフの情報が他の配信サービスに比べて充実しており、その名前をクリックすることで配信されている関連作品をすぐに調べられる。
・独自のカテゴリー分けもされており、今の気分に合った作品を選びやすい。
・配信終了の時期がわかりやすく明記されている。
その他の詳しいメリットは、こちらの記事も合わせて参考にしてほしい(現在は見放題が終了した作品もあり)。
なお、「U-NEXT」では31日間無料トライアルを実施中(2021年8月現在)。まずはお試しで自分の好きな作品、観たかった作品を確認した上で、サービスを継続するか否かを決めるのもおすすめだ。
「U-NEXT」で観てほしい、おすすめ映画22作
この記事では、2021年8月現在U-NEXTで独占配信されている、または他の大手配信サービスでは2021年8月現在見放題にはなっていない(ただし追加料金で鑑賞可能なものは含む)映画から、計22作品を厳選して紹介しよう。いずれも「U-NEXTに入って良かった!」ときっと思ってもらえる作品ばかりだ。
※本記事に記載の情報は、2021年8月現在のものです
※各作品の年齢制限について、可能な限り調査し記載しておりますが、リンク先の作品詳細ページに記載がないものもありますのでご注意ください
この記事で紹介している作品22作
最新かつ独占配信の日本映画3選 ※視聴にはポイントが必要
1:『花束みたいな恋をした』(2021)
2:『BLUE/ブルー』(2021)
3:『ある用務員』(2021)
知る人ぞ知る名作実写映画6選
4:『恋はデジャ・ブ』(1993)
5:『ブルーバレンタイン』(2010)
6:『ソウ』(2004)
7:『運命じゃない人』(2005)
8:『ブリグズビー・ベア』(2017)
9:『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』(2018)
子どもから大人まで楽しめる名作アニメ映画6選
10:『キリクと魔女』(1998)
11:『おまえうまそうだな』(2010)
12:『長靴をはいた猫』(1969)
13:『劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス』(2014)
14:『東京ゴッドファーザーズ』(2003)
15:『雲のように風のように』(1990)
独占見放題の隠れた「実話もの」の名作5選
16:『テンプル・グランディン 自閉症とともに』(2010)
17:『バッド・エデュケーション』(2019)
18:『TAKING CHANCE/戦場のおくりびと』(2009)
19:『ジェニーの記憶』(2018)
20:『エレファント』(2003)
激動の時代を記録した独占見放題のドキュメンタリー映画2選
21:『ラスト・クルーズ』(2021)
22:『セガvs.任天堂/Console Wars』(2020)
+おまけ3選
「U-NEXT」のおすすめ映画:最新かつ独占配信の日本映画3選
まずはじめに紹介するのは、いずれも2021年に劇場公開されたばかりであり、現在はU-NEXTで独占配信されている、最新の日本映画からおすすめの3作品を紹介する。
視聴には毎月付与されるポイントを消費する(またはポイントを購入する)必要があるが、それを使っても損はしないはずだ。
「U-NEXT」のおすすめ映画1:『花束みたいな恋をした』(2020)
緊急事態宣言中での公開にも関わらず、興行収入37億円を突破した大ヒット作だ。作品のテイストはかなりビターであり、もっと言えば「人それぞれが恋愛で負った傷をえぐってくる」辛辣な内容でもある。あの時はこんなに好きあっていた二人に些細なことがきっかけで不協和音が生じてしまう。そのことが修復不可能なほどの決定的な亀裂になっていく様が残酷にまで示されており、自身の苦い恋愛経験を思い出して本気で胸が痛くなる方もいるだろう。だが、だからこそ、その恋愛にも確かな意義があるのだと教えてくれる。
主人公カップルが映画や小説のオタクであり、マンガの『ゴールデンカムイ』やスマホゲームの『パズドラ』などが話題に出てくるのも大きな特徴。それをもって「この時代」に本当にいた実在のカップルの姿を追い続けているようなリアリズムがある。菅田将暉と有村架純という「究極的」ともいえる若手スターのキャスティングでありつつ、この2人が「本当にすぐそばのどこかに暮らしていそう」なほどに親しみやすく愛おしい存在となっていた。日本の恋愛映画に新たな金字塔を打ち立てた傑作だ。
『花束みたいな恋をした』(2020)の情報
監督:土井裕泰
出演:菅田将暉、有村架純、清原果耶 ほか
2時間3分
「U-NEXT」のおすすめ映画2:『BLUE/ブルー』(2021)
ボクシングを題材とした映画だ。主人公は実質的に3人いて、マジメで優しいが全く試合では勝てない青年、一方で才能に恵まれ日本チャンピオンに王手をかける後輩、「やってるフリができればいい」という不純な動機でジムに入会した男という、それぞれの人間模様が濃密に描かれていく。特に松山ケンイチ演じる青年の「不器用だけどものすごく良い人」ぶりには、誰もが「幸せになってくれ!」と心から願うのではないだろうか。東出昌大が演じる深刻な頭の「爆弾」を抱えたことによる葛藤、柄本時生演じるヘラヘラ男の成長にグッとくる方も多いだろう。
そして「登場人物の気持ちが痛い(激痛)ほどにわかる」内容でもある。ボクシングというただでさえ痛みが伴う競技に、さらに人生そのものの辛苦が何重にも組み合わさっていくのだから。なお、吉田恵輔監督はボクシングの経験者で、本作では殺陣指導も担当しており、その「本物」な試合の迫力にも注目してほしい。その吉田監督の最新作『空白』が2021年9月23日より公開予定となっている。
『BLUE/ブルー』(2021)の情報
監督:吉田恵輔
出演:松山ケンイチ、木村文乃、柄本時生、東出昌大ほか
1時間47分
「U-NEXT」のおすすめ映画3:『ある用務員』(2020)
インディーズ系の映画であり知名度は低いが、アクションにかなりの気骨を感じる力作だ。前半は用務員(裏の顔は暗殺者)である主人公と周りの人間の確執を描き、後半は学校内で癖の強い殺し屋たちとバトルロイヤルをするという存外わかりやすい内容となっている。主演の福士誠治が良いのはもちろん、声優としてのおなじみの山路和弘や、個性派俳優の前野朋哉などのぶっ飛んだ役どころも面白い。
さらなる注目は、ハリウッドでも活躍するスタントパフォーマーの伊澤彩織と、舞台版『鬼滅の刃』で竈門禰?豆子を演じた女優の髙石あかりが、「女子高生殺し屋コンビ」というおいしいキャラクターを熱演していること。『リベリオン』のような銃撃と格闘術と組み合わせたバトルが面白いし、図書館は最高に銃撃戦の醍醐味につながる場所だとも教えてくれる。なお、その伊澤彩織と髙石あかりがキャラ名は違えどほぼ同じ役どころで登場する、同じく阪元裕吾監督作『ベイビーわるきゅーれ』が現在劇場で公開中であり、レビューサイトFilmarksで初日満足度No.1となる大評判を呼んでいる。
『ある用務員』(2020)の情報
監督:阪元裕吾
出演:福士誠治、芋生悠、前野朋哉 ほか
1時間28分、PG12
「U-NEXT」のおすすめ映画:知る人ぞ知る名作実写映画6選
ここからは、「知る人ぞ知る名作」と呼べる高評価を得た実写映画を5作品を紹介していこう。いずれも2021年8月現在、大手配信サービス「Netflix」「Amazonプライムビデオ」「Hulu」のいずれでも見放題ではない作品をセレクトしている。
「U-NEXT」のおすすめ映画4:『恋はデジャ・ブ』(1993)
「ループもの」の中でも特に名作とされる一本だ。邦題はラブコメディのようであるが、実際は「人生」を包括した濃密なドラマになっている。自尊心が強く底意地も悪い天気予報官が同じ1日を何度も何度も繰り返してしまう様は、初めこそコメディ調に描かれているが、やがて彼の苦悩が尋常ではないレベルで表出され、いつしか生き地獄の様相を呈していく。
現実で「代わり映えのない生活を続けている」と思っている方は多いだろう。しかし、その生活のどこかには何かの「積み重ね」があり、それがあるからこそ人は生きていけるのではないだろうか。だが、同じ一日を繰り返してしまうループに囚われてしまえば、その「積み重ね」はリセットされてしまい、絶望につながり得る。ある意味で、外出そのものが難しくなりあらゆる行動が制限される現実のコロナ禍も、劇中のループにつながるところもある。だが、それでもなお、「同じような1日でもできることがある」と教えてくれる本作は、今の世で生きている全ての人にとって希望になるのではないか。
『恋はデジャ・ブ』(1993)の情報
監督:ハロルド・ライミス
出演:ビル・マーレイ、アンディ・マクダウェル、クリス・エリオット ほか
1時間41分
「U-NEXT」のおすすめ映画5:『ブルーバレンタイン』(2010)
「結婚に至るまでの最も幸せだった時」という過去と、「結婚5年目で破局に向かっていくまで」という現在の、2つの時間軸を交互に行き来する特殊な構成のドラマだ。このおかげで、夫婦の破局へのカウントダウンと、出会った頃の幸せな日々とのギャップが残酷なまでに際立つ。しかも、その幸せな日々であるはずの過去のシーンには、現在の破局に繋がる「理由」がそこかしこに見える。良い意味で観ていてとてもツラいだろうし、意地悪なまでに計算し尽くされたラストシーンを観て打ちのめされてしまう方も多いだろう。
また、妻が長年の勉強のすえに資格を取った努力家で看護師として忙しく働いている一方、夫が不安定なペンキ塗りの仕事にコンプレックスを感じている、ということが夫婦の軋轢につながっている点も切ない。こうした仕事や社会での立ち位置などにより生じる夫婦の考え方の「ズレ」こそが、破局につながるのかもしれないとも教えてくれる。既婚者が観れば身を引き締められるが、独身者が観れば確実に結婚したくなってしまう、劇薬とも言える一作だ。
『ブルーバレンタイン』(2010)の情報
監督:デレク・シアンフランス
出演:ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムズ、フェイス・ワディッカ ほか
1時間52分、R15+
「U-NEXT」のおすすめ映画6:『ソウ』(2004)
目覚めるとそこは老朽化したバスルーム、中央には正体不明の拳銃自殺をした死体、対角線上には自身と同じく鎖に繋がれた男がいた……ということから始まる「ソリッドシチュエーションスリラー」だ。過去には『CUBE』でも脚光を浴びたこのジャンルが、本作の大ヒットをきっかけに興隆していった記念碑的な作品であり、脱出のために知恵を駆使する様は日本でも流行した「リアル脱出ゲーム」のはしりとも言えるかもしれない。
限定的な状況でも二転三転する展開、徐々に犯人の正体と脱出に近づいていく様は観ていて全く飽きることはなく、ラストの見事な「どんでん返し」は清々しさを覚えるほど。その続編(『ソウ2』を除いて現在U-NEXTで見放題)は作られるたびに悪趣味な残酷要素が増していったこともあって賛否両論だが、少なくともこの1作目は低予算でも面白いスリラー映画が作れることを証明した傑作と断言していい。なお、通算で9作目となる最新作『スパイラル:ソウ オールリセット』が2021年9月10日に公開予定となっている。
『ソウ』(2004)の情報
監督:ジェームズ・ワン
出演:ケイリー・エルウィズ、ダニー・グローヴァー、モニカ・ポッター、リー・ワネル ほか
1時間43分、R15+
「U-NEXT」のおすすめ映画7:『運命じゃない人』(2004)
一晩の物語を時間軸をずらしながら描いた、5人の男女それぞれの思惑が交錯する群像劇だ。お人好しの冴えないがサラリーマンが結婚を前提にマンションを購入した矢先、なぜか肝心の恋人が姿を消してしまう。その友人の私立探偵は、いつまでも(元)恋人のことを忘れらない彼のために、その場にいた女の子をナンパしてみせるのだが……というのがあらすじ。そこからは、クセの強い登場人物それぞれの「まさか」の言動に驚きつつ、「次に何が起こるんだ?」と存分にワクワクできる内容になっている。
出演している俳優は決して有名ではないが、全員が全員とも完璧なまでのハマり役。人間の善と悪の部分の両方を描きつつ、小さな物語でも続きが気になる抜群のエンターテインメント性を備え、心にグッと来るメッセージも備えている。綿密に計算し尽くされた脚本がとにかく素晴らしい、まさに知る人ぞ知る名作だ。なお、本作と同じく内田けんじ監督・脚本作品は『アフタースクール』や『鍵泥棒のメソッド』も高い評価を得ており、こちらもU-NEXTで現在見放題である。
『運命じゃない人』(2004)の情報
監督:内田けんじ
出演:中村靖日、霧島れいか、山中聡 ほか
1時間37分
「U-NEXT」のおすすめ映画8:『ブリグズビー・ベア』(2017)
本作はあらすじからものすごい。「25年間にわたって監禁され独自の『クマの教育番組』を観せられ続けた青年が救出され、その後に初めて観た映画に感動したため、その教育番組の映画版の製作に乗り出す」というものなのだから。それだけだどイロモノっぽくも思えるが、「大切にしている創作物(映画)」がある方であれば感涙必至のメッセージがある。息子が25年にもわたり誘拐された親からすれば、その犯人が独自に作って息子に見せていた映像など心から唾棄すべきものだろう。その当然の気持ちを描きつつも、本作は「創作物を愛する気持ち」そのものだけは、優しく肯定してくれる。
実は2018年に『カメラを止めるな!』(こちらもU-NEXTで見放題)と同日に日本で劇場公開されていた作品であり、低予算であるが、アイデアそのものが秀逸で、キャスト全員超ハマり役で、ラストにはとてつもない感動があり、何より映画愛に溢れているなど、共通点が多い作品でもあった。『スター・ウォーズ』のルーク・スカイウォーカー役でもおなじみのマーク・ハミルが誘拐犯役という大胆なキャスティングもとても効果的だ。「映画を愛すること」そのものをも肯定する、見事なラストシーンまで見届けてほしい。
『ブリグズビー・ベア』(2017)の情報
監督:デイヴ・マッカリー
出演:カイル・ムーニー、クレア・デインズ、マーク・ハミル ほか
1時間37分、PG12
「U-NEXT」のおすすめ映画9:『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』(2018)
ロシア本国で記録的な大ヒットを飛ばし、日本でも限定的な公開ながら熱狂的な支持を得た作品だ。物語は、ナチスの捕虜になったソ連兵たちが1台の戦車で脱出計画を図り、敵の猛追撃をかわしながら戦うというもの。ステータスを「ド迫力の戦車戦」と「キャラの魅力」に全振りしたような内容で、序盤のスローモーションを最大限に活用した銃撃シーンの面白さから大興奮できるだろう。
味方キャラがみんな好きになれるだけでなく、敵が主人公に対して愛憎入り混じる感情を抱いていて(そうとしか思えなくて)、激しい攻撃をし合っているはずの彼らの関係性が「出会い方が違えば親友になれたかもしれないのに!」と心から思えるのもたまらない。終盤の「智略」のある一進一退の戦車バトルもすこぶる面白く、戦争ものの悲劇性や残酷性が苦手な人にもおすすめできる、「戦車でできる面白いこと全て」をやり切ったような、エンターテインメント映画の新たな金字塔だ。
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』(2018)の情報
監督:アレクセイ・シドロフ
出演:アレクサンドル・ペトロフ、ヴィンツェンツ・キーファー、イリーナ・スタルシェンバウム ほか
1時間52分
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