【2022年最新版】Netflixのおすすめホラー映画22選!怖すぎてやばい洋画&日本の隠れた名作
【Netflixのおすすめ映画】子どもが大活躍!若者におすすめのジュブナイルホラー映画3選
この記事ではNetflixで見れる、やばいほど怖いおすすめホラー映画について解説!
ここからは、前述した『新感染半島 ファイナル・ステージ』と同様に子どもやティーンエイジャーが活躍するホラー映画を3作品紹介しよう。同世代の若者であればより感情移入できるだろうが、決して子ども向けという意味ではないので注意してほしい。
Netflixのおすすめホラー映画その12:『チャイルド・プレイ』(2019)※配信終了
人形の「チャッキー」が次々に人を襲っていく、大ヒット映画のリメイク作だ。1988年のオリジナル版では殺人鬼の魂が人形に乗り移るという設定だったが、今回のチャッキーは現代らしくスマートスピーカー的な機能が付いたAIロボットという設定になり、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』やドラマ『ストレンジャー・シングス』に近い「子どもが活躍するジュブナイルホラー」となっている。オリジナル版は残酷描写がほぼなく、子どもが観てもギリギリ大丈夫とも思える内容だったが、こちちらはR15+指定が大納得できる残酷シーンが満載の上、笑っていいのかギリギリ悩む悪趣味なギャグもふんだんに込められているので子どもはダメ絶対!だ。
物語はオリジナル版とは良い意味でぜんぜん別物なのだが、90分という短い上映時間の中にアイデアと見せ場がたっぷり詰め込まれているので存分に楽しめるだろう。なお、今回のチャッキーの声を演じるのは『スター・ウォーズ』でおなじみのマーク・ハミルだったりする。ラース・クレヴバーグ監督作品には『ポラロイド』(2019)もあり、タイトル通りポラロイドカメラを利用した恐怖演出が面白い作品だったので、合わせて観てみてもいいだろう。
『チャイルド・プレイ』の情報
監督:ラース・クレヴバーグ、出演:オーブリー・プラザ、ガブリエル・ベイトマン、ブライアン・タイリー・ヘンリーほか
2019年、1時間30分(R15+)
※配信は終了しています
Netflixのおすすめホラー映画その13:『死霊館 エンフィールド事件』(2016)
世界観を共有している『死霊館』シリーズの第2作であり、その中でももっとも高い評価を得ている1本だ。実際に起こった事件を題材としており、登場する霊現象の研究家である夫婦も実在の人物。超常現象、幽霊、悪魔というザ・非科学的なものを扱いながらも、論理的な解説をもって「現実に本当にあるかも」と思わせるリアリティがある。その「ありえないことを信じるかどうか」という問いに、とある尊いメッセージを絡めているのも素晴らしい。単に怖がらせるだけは終わらない格調高さを感じる理由はそこにあるのだろう。
ホラーとしての怖がらせ方もバラエティ豊かで、怖いと同時に楽しくもある。「来るぞ来るぞ!」と思わせておいて、タイミングをワンテンポずらすという、良い意味での意地の悪さも効いている。計算されたカメラワークな演出、1970年代のロンドンを再現した美術、「謎」が小出しされるミステリー要素などなど、全方位的にクオリティの高い一本なので、ホラー初心者にもオススメできる。PG12指定なのは子どもの喫煙シーンが理由であり、直接的な残虐シーンはほとんどないので、個人的には家族で観ても良いホラー映画であると思う(もちろん、あんまり小さい子だと怖すぎるだろうが)。
『死霊館 エンフィールド事件』の情報
監督:ジェイムズ・ワン、出演:パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ、マディソン・ウルフほか
2016年、2時間13分(PG12)
Netflixのおすすめホラー映画その14:『スケアリー・ストーリーズ 怖い本』(2019)
「書かれていた恐ろしいことが現実に起こる」本を見つけた(前に紹介した2作よりは年齢が上の)ティーンエイジャーが、次々に犠牲になっていくという内容だ。思春期の少年少女の葛藤は感情移入しやすく、降りかかる難題にどう立ち向かっていくか、そして恐怖の根源的な理由を突き止める物語は王道であり、なおかつフレッシュなアイデアも多数盛り込まれている。『パシフィック・リム』や『シェイプ・オブ・ウォーター』など、異形の者に敬愛を捧げるギレルモ・デル・トロが企画・製作を手がけており、出てくるおぞましい怪物の造形が凝りに凝りまくっているのも特徴だ。
年代設定が1968年であり、ベトナム戦争の話題も物語に影響を与えていること、インターネットなどがなく情報が限られた時代だからこその、若者たちの青春が描かれていることにも注目してほしい。なお、原作はベストセラーの「児童書」であり、この映画も残虐描写はほとんどなくG(全年齢)指定なのだが、思わず「うわっ……」と言ってしまいそうな生理的な嫌悪感を煽るシーンは存分にあるので気をつけてほしい。
『スケアリー・ストーリーズ 怖い本』の情報
監督:アンドレ・ウーヴレダル、出演:ゾーイ・マーガレット・コレッティ、マイケル・ガーザ、ゲイブリエル・ラッシュほか
2019年、1時間47分
次のページでは、日本のホラー映画からも3本ご紹介! じわじわ迫る恐怖を味わおう。