ベッドや布団のシーツの洗濯頻度はどのくらい?正しい洗い方や適切な回数を解説!
ベッドや布団シーツの洗濯頻度や洗い方を押さえよう!

ベッドや布団に使うシーツの適切な洗濯頻度や洗い方を知っている!という自信があるだろうか。
シーツについている洗濯表示をしっかり確認して洗っている人もいるとは思うが、自己流でやっている人も意外と多いはず。
衣類と比べると、洗濯方法が適当でもOKと思われがちなベッドや布団のシーツだが、適切な頻度・正しい洗い方で洗濯ができていなければ、不衛生な状態で寝てしまうことになり、睡眠不足や肌トラブルの原因にもある。
ここでは、シーツの洗濯頻度や洗い方について詳しく説明をしていくので、清潔な状態が保てているか不安という方は参考にしてほしい。
このページの目次
シーツの洗濯頻度を気にするべき理由
一見、特に汚れもなくきれいに見えるシーツであっても、実はさまざまなダニが住みついている。また、ダニの死骸やフンもたくさん付着している。シーツは直接肌に触れる部分があるため、ダニの餌となる皮脂が付くことで増殖してしまう。
極端にいえば、ベッドや布団のシーツを洗わないということは、毎晩ダニと一緒に寝ているのと同じなのだ。
また、皮脂汚れや汗などを長期間放置することは、シーツが黄ばんでしまう原因にもなる。清潔な状態で睡眠を取るには、適切な頻度でシーツを洗濯することが大切だ。
シーツの洗濯頻度はどのくらいが適切?

ベッドや布団のシーツの洗濯頻度は、週に1回ぐらいが適切といわれている。本来であれば、洋服と同じで1回使うだけで皮脂や汗の汚れが付着するのだから、毎日洗うのが理想だ。
しかし、大きなシーツを毎日洗濯するのは大変だし、梅雨や冬期などは乾かないこともある。天気のいい日を狙って、週に1回は必ず洗うというのがベストだろう。
汗汚れは季節によって度合いが異なるため、夏場は週に1回、冬は2週間に1回の頻度でも問題ない。とはいえ、明らかに汚れている場合は、たとえ1週間以内であってもすぐに洗おう。
シーツの洗濯方法とポイント
ベッドや布団のシーツの洗濯方法は、特に難しいわけではない。しかし、洋服類よりも大判で、生地も薄いなど、形状に違いがある。そのため、普通に洗っているだけでは汚れを落としきれていない場合もあるのだ。
せっかく頻度を守って洗濯をしていても、汚れが残っていては意味がない。シーツの洗濯方法とポイントをしっかり押さえておこう。
シーツの洗濯方法 STEP1:事前準備
シーツを洗濯する場合は、まずは事前準備をしておく必要がある。
洗濯で使う道具
- 粘着カーペットクリーナー
- シーツが入る大きめの洗濯ネット
- シーツが干せる物干し竿2本、もしくは洗濯ハンガー2本
- 大きめの洗濯ばさみを3個~4個
道具の中でも、特に重要なのは洗濯ネットだ。洗濯ネットがないと、洗濯した際に生地を傷めてしまい、シーツの寿命が短くなる。必ず大きめの洗濯ネットを用意しておこう。
ポイント:シーツの洗濯表示のマークを確認!
シーツは基本的に家庭用洗濯機で洗えるようになっているが、生地によっては洗濯できないものもある。間違って洗濯をすると縮んだり色落ちしたりするので、必ず洗濯表示のマークを確認しよう。
![]() | 水温30℃を限度に、洗濯機が可能 |
![]() | 水温30℃を限度に、洗濯機で弱い洗濯が可能 |
![]() | 水温30℃を限度に、洗濯機で非常に弱い洗濯が可能 |
![]() | 水温40℃を限度に、手洗いが可能 |
「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」が付いていれば、家庭用洗濯機で洗える。しかし、×が付いていたり、マークがなかったりする場合はクリーニングに出すのが鉄則だ。
ポイント:洗濯前にシーツのゴミを取り除こう!
意外と見落としがちなポイントだが、洗濯の前には必ずシーツのゴミを取り除こう。シーツには細かいゴミやホコリがたくさん付いている。そのまま洗ってしまうと、固まったゴミがシーツに付着して落ちにくくなるのだ。
シーツについたゴミを効率よく取り除くのに役立つのが粘着カーペットクリーナー、いわゆる「コロコロ」である。シーツを布団から外してからではクリーナーをかけにくいので、外す前に取り除いておこう。
シーツの洗濯方法 STEP2:洗濯機で洗う
ホコリやゴミをしっかり取り除いたら、次は洗濯機で洗おう。このときに注意したいのが、洗剤の量だ。洗剤の量というのは多すぎるとすすぎ残しの原因になるし、少ないと汚れをしっかり落とせない。必ず洗濯するシーツの大きさや、重さに適した量を使うようにしてほしい。
また、パッドシーツや起毛シーツなどの厚みがあるものは、普通の洗濯コースで洗ってしまうと汚れが落ちにくかったり、生地がへたってしまったりする。そのため、洗濯表示マークに合わせたコースで洗うこともポイントだ。
ポイント:洗濯ネットを活用しよう!
シーツは大きい布なので、洗濯ネットに入れなくてもいいと思うかもしれない。しかし、洗濯機で洗う遠心力がかかるためねじれてしまうし、ほかの洗濯物と洗った場合は絡まったりすることもあるだろう。
大きい布が絡まると、取り外す際に双方の生地を傷めてしまう。また、干すときにも大変なので洗濯ネットを活用するのがおすすめだ。
また、洗濯ネットへ入れる際は、きちんとたたんでしまうと汚れの落ち方にムラが出るためジャバラ折りで入れよう。
ファスナーが付いているカバータイプのシーツは、ファスナーが開いたまま洗うと内側にゴミが入ることがある。必ず閉じてから洗濯ネットに入れるのを忘れずにしよう。
ポイント:洗濯表示マークに適したコースを選ぼう!
シーツを洗濯をする際は、洗濯表示に適したコースを選ぶことも重要だ。洗濯表示マークによって推奨される洗濯コースは違う。STEP1で紹介した洗濯表示マークを必ず確認したうえで、洗濯コースを選ぼう。
シーツの洗濯方法 STEP3:洗濯が終わったらすぐに干す
洗濯が終わったら、シーツをすぐに干すようにしよう。時間をおいてしまうとシーツについたしわが伸びなくなってしまうし、季節によっては蒸れて菌が繁殖し、生乾き臭の原因になる。
物干し竿を使う場合は、2本並べて両方にシーツを吊し、M字型にかけて干すと乾きが早い。洗濯ハンガーを使うのであれば、シーツをハンガーの幅に合わせて縦長にたたみ、2本のハンガーに通して干そう。
季節によってはシーツが生乾きになってしまうこともあるため、乾燥機を使う方法もおすすめだ。コインランドリーの乾燥機を利用すれば、短時間でしっかり乾かせるうえに、ダニを死滅させるのにも効果的である。時間に余裕があるときは乾燥機を使おう。
ただし、洗濯表示で乾燥機の使用が推奨されていないシーツもあるので注意しよう。
ポイント:全体的に風が当たるように干す
洗濯したシーツを干す場合、風通しを良くして全体的に風が当たるようにするのがポイントだ。折り重なって風が当たらない部分があると、そこだけ生乾きになってしまうので注意しよう。
室内に干すのであれば、扇風機を用意してほしい。この場合、シーツで風を塞がないように、隙間に風が通るように干すのがポイントだ。
清潔なシーツで質の高い睡眠を取ろう!
寝室や睡眠時の環境は人によって違うし、体質によっては汗をかきにくい人もいるため、ベッドや布団で使用するシーツをそこまで頻繁に洗う必要はないと思うかもしれない。
しかし、汗や皮脂汚れはすべて自覚できるわけでない。あまり洗濯をしないのであれば、想像以上にベッドや布団シーツは汚れているはずだ。
いくらパジャマを着ていても、手足や顔などは直接触れるのだから、ベッドや布団のシーツは常に清潔にしておくことはとても大切だ。きれいなシーツであれば睡眠の質も高くなるので、適切な頻度で洗って快適な眠りを手に入れよう。