「即入居可」とは?最短でいつから住み始められる?スムーズな引越しのポイントを紹介
「即入居可」ってどんな物件?
「即入居可」と書いてあっても、実際にどのくらいの時間がかかるのだろう? と疑問を持ったことがある人も多いのではないだろうか。
そこで今回は、即入居可の意味や最短でいつから住めるのか、スムーズな引越しのためのポイントを紹介する。急に引越しが必要になった場合などは、ぜひ参考にしてほしい。
「即入居可」とは、契約手続きをしたら、すぐに住めるということ
即入居可とは、前の入居者が退去済みで、清掃や修繕なども済んでいて、契約手続きをすればすぐにでも住める状態の物件のことである。しかし、通常の賃貸借契約を交わすことには変わらないため、必要な書類を用意しなくてはいけない。
即入居可物件であっても、実際に住むまでには最短でも内見後から3日ほどかかることになる。
即入居可物件に住むまでの流れ
即入居可物件であっても、契約するための審査や申し込み手続きを行う必要がある
一般的な賃貸借契約は、申し込みの後に入居審査を行う必要がある。大家さんや管理会社によっては審査に時間がかかることも考えられるため、申し込んだその日に入居できるということはほとんどない。
ライフラインの手続きを事前に行っておく必要がある
賃貸物件に住む際、ガスや電気、水道などの手続きを事前に行っておく必要がある。電気や水道は住んだ後の手続きでも問題はないが、ガスはガス会社による開栓が必要だ。
そのため、ガス会社に開栓手続きの予約をする必要がある。その日のうちに来てもらえるとは限らないので、早めに手続きをしておこう。
物件探しの流れ
物件探しの流れは以下の通りだ。
1.物件の問合わせ
2.内見
3.入居の申し込み
4.審査
5.契約
(必要書類の提出や初期費用入金、重要事項説明など)
6.鍵の受け渡し
7.入居
以上の流れがほとんどだが、最近は、オンラインで内見や契約ができることもあり、以前より契約がスムーズな場合もある。しかし、審査は大家さんや管理会社、保証会社などが行うので、審査が下りるまでの日数は、物件や大家さんによって異なる。
賃貸物件は引越し日から逆算して、余裕を持って探すのがおすすめ。急な転勤やその日のうちに部屋を確保したい場合は、入居日までホテルや民泊などを利用するという方法もある。
なお、賃貸借契約を結ぶためには重要事項説明を受ける必要があり、その説明は宅建士が行う。宅建士の予定次第では、希望の日に重要事項説明が行われるとは限らないため注意が必要だ。
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「即入居可」物件に最短で入居するためのポイント
即入居可物件に入居する際、最短で入居するためには、どのようなことに気を付ければいいのだろうか。ここでは、最短で入居するポイントを紹介していく。
「即入居可」物件に最短で入居するためのポイント①:できるだけ早めに不動産会社に問合わせをする
賃貸物件のポータルサイトなどで入居したい物件を見つけた場合は、できるだけ早く不動産会社に問合わせをしよう。また、希望の入居日を伝えると、その後の契約がスムーズに進む場合が多い。
「即入居可」物件に最短で入居するためのポイント②:書類をあらかじめ用意しておく
賃貸借契約では、住民票や身分証明証などの書類が必要な場合がほとんどだ。あらかじめ考えられる書類を用意しておくと契約がスムーズに進む。
「即入居可」物件に最短で入居するためのポイント③:できる限り内見をする
入居を急ぐあまり、内見しないで契約するのは、できるだけ避けた方がよいだろう。特に長期間住む予定の場合はなおさらのこと。
遠方にいて内見できないような場合は、動画などを公開している物件もあるので、オンライン内見をして契約するのもおすすめ。ただしその場合は、カビなどの異臭や近所の騒音など、細かいところがわからない場合もあるので注意が必要だ。
▽内見当日の流れについてもっと知りたい人はこちら!
【内見をする前に覚えたい!】賃貸物件の確認のコツと当日の流れ、チェックしておきたい注意ポイントとは
「即入居可」物件に最短で入居するためのポイント④:賃貸物件の契約金はなるべく早めに支払う
通常の物件と同様に、即入居可物件でも契約金などの初期費用が未納のままでは入居することができない。入居にかかる費用はあらかじめ用意して、すぐに払えるようにしておこう。
大家さんや管理会社によっては、書類に多少不備があっても、何日以内に提出するなどの念書などを提出すれば、初期費用を払えば即入居できる場合もある。どうしてもすぐに入居したい場合は、初期費用を早く入金することが重要だ。
即入居可物件のメリット
即入居可物件には、さまざまなメリットがある。詳しく解説するので、できるだけ短期間で入居したい人は参考にしてほしい。
即入居可物件のメリット①:すぐに内見をすることができる
前述の通り、即入居可物件とは前の入居者が退去済みで、すぐに入居することができるという物件のこと。そのため、すぐに内見できることがメリットだ。
また、即入居可物件は、補修や清掃も済んでいることが多く、きれいな状態で内見できるのも嬉しいポイント。
即入居可物件のメリット②:引越しが早くできる
即入居可能物件は、契約が済めばすぐに引越しできるため、計画が立てやすいのがメリット。急な転勤などで早く引越しする必要がある人には、重要な条件ともいえる。
即入居可物件のメリット③:時期によっては、入居の費用を抑えられる可能性がある
一般的に閑散期といわれる4月〜8月頃の入居は、家賃や初期費用などが交渉で安くなる場合がある。
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即入居物件のデメリット
即入居可物件にはメリットがたくさんあるが、逆にデメリットはどのようなものがあるのか解説していく。
即入居可物件のデメリット①:部屋が傷んでいる場合がある
即入居可物件の中には、長い間空室のため即入居できるという物件もある。そのような物件は、長い間人が住んでいないため部屋が傷んでいることも多い。排水溝などにカビが発生していることも多いので、内見の際に異臭がしないかどうかチェックしてみよう。
即入居可物件のデメリット②:住みづらい可能性がある
また、長期間空室だった理由のひとつに、間取りが使いづらかったり、日当たりが悪かったりするなどの理由も考えられる。後悔のないように、内見の際には以下のポイントをチェックしよう。
・住みやすい間取りかどうか
・日当たり
・壁の厚さや近所の騒音など
・周辺の環境など
日当たりに関して失敗する例としては、夜に内見を行いそのまま契約してしまうケース。住んでから昼間の日当たりが悪かったということが発覚することもある。
まとめ
即入居可といっても、申し込んだその日に住むことができるものではない。引越し日から遡って、内見や契約までゆとりを持って物件探しをするのが理想的だ。
しかし、急に引越しが必要になった場合は不動産会社に相談して、できるだけ早く入居できる物件を探そう!