一人暮らしでドラム式洗濯機を選んでも大丈夫?メリットや注意点、選び方のコツなどを解説!
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一人暮らしはドラム式洗濯機を買うと生活が変わる!

洗濯が面倒でついつい後回しにしてしまい、休日にまとめてしようと思ったら雨が降ってできなかったという経験はないだろうか。何かと工程が多い洗濯から解放されるためにも、ドラム式洗濯機の導入をおすすめしたい。
そこで今回は、一人暮らしでドラム式洗濯機を買うメリットについて、導入の注意点にも触れながら紹介する。
一人暮らしの人がドラム式洗濯機を買うべき理由
一人暮らしでは縦型洗濯機を使用している人が多い。ドラム式洗濯機はファミリー層が使うイメージだが、すべての家事を担う一人暮らしの人にこそドラム式洗濯機の導入をおすすめする。
一人暮らしがドラム式洗濯機を買う理由は以下の5つだ。
1.水道代電気代が安い
2.洗濯物を干さなくていい
3.洗濯が終わるまで待つ時間が必要なくなる
4.洗濯をこまめにする習慣がつく
5.天候にかかわらず洗濯ができる
ひとつずつ詳しく見ていこう。
一人暮らしの人がドラム式洗濯機を買うべき理由①水道代電気代が安い

まず経済面でのメリットに、ドラム式洗濯機は通常の縦型洗濯機と比べると、水道代と電気代が節約される点がある。
水道代が安くなる理由は、洗い方の違いだ。通常の縦型洗濯機は、衣類同士をこすり合わせる「もみ洗い」で汚れを落とすが、ドラム式洗濯機は衣類を持ち上げて落とす「たたき洗い」で洗浄をしている。これによりドラム式洗濯機の方が少ない水で洗うことができ、水道代が節約されるというわけだ。
また、電気代は乾燥の方法でも変わってくる。現在住んでいる部屋に浴室乾燥機がついており、衣類の乾燥に使用している人もいるだろう。浴室乾燥機を使用した際の電気代は、3時間で100円ほどである。
対してドラム式洗濯機の電気代は、乾燥の種類やメーカーによっても異なるが、1回の洗濯+乾燥で15円〜40円ほどである。わずかな差のようにも感じられるが、月間、年間料金に換算するとその差は大きい。
一人暮らしの人がドラム式洗濯機を買うべき理由②洗濯物を干さなくてよくなる
2つ目の理由は、洗濯物を干さなくてよくなることだ。洗濯の工程で最も面倒ともいえる「干す」作業が苦手で、洗濯物をつい溜めてしまうという人も多い。
しかしドラム式洗濯機は乾燥までしてくれるので、そもそも「干す」という手間が省ける。家事の時短につながるだけでなく、ベランダに外干しをしていた際の、冬は寒く夏は暑いという思いをしなくて済むのだ。
ただし、すべての衣類を乾燥できるわけではない。ウール素材や刺繍がついたものなどは、乾燥機にかけると生地が縮んだり傷んだりしてしまう。デリケートな素材のものは、衣類のためにも乾燥機にかけずに干そう。
一人暮らしの人がドラム式洗濯機を買うべき理由③洗濯が終わるまで待つ時間が必要なくなる

3つ目の理由は、待つ時間が必要なくなることだ。通常、洗濯機を回した後は干す作業が待っている。終わるまで待たなければならず、外出するにも近所のコンビニへ買い物に行くくらいしかできない。
しかしドラム式洗濯機なら出かける前に洗濯機を回し、帰宅すれば乾燥まで終わっているため、待つ必要がない。種類によってはタイマー予約や、スマートフォンのアプリを利用して外出先から操作できるものもあるので、自分の都合に合わせて洗濯と乾燥が可能だ。
また、洗濯機を回していたのを忘れていたという経験をした人も多いのではないだろうか。放置された洗濯物を見つけ、再び洗濯機を回したことも一度や二度ではないだろう。
ドラム式洗濯機は干すのを忘れてしまう心配がないため、代わりのいない一人暮らしにはうれしい存在だ。
一人暮らしの人がドラム式洗濯機を買うべき理由④洗濯をこまめにする習慣がつく
4つ目は、洗濯をこまめにする習慣がつくことだ。洗濯物が溜まりがちで、重い腰を上げ休日にまとめて洗濯をする人の中には、干す作業の面倒さが理由という人も多いだろう。
ひとつずつ干すのに時間もかかるうえに、外干しならベランダまで重い洗濯物を運ばなければならない。家事をすべて担う一人暮らしにとって、洗濯は面倒な家事のひとつだ。
その点ドラム式洗濯機なら面倒な干す作業を省略できるため、気軽に洗濯ができ、その結果こまめに洗濯する習慣もつく。さらに一度の洗濯量も減り、適切な量で衣類をしっかりと洗えるメリットまである。
一人暮らしの人がドラム式洗濯機を買うべき理由⑤雨や湿気の多い時期でも洗濯物の乾燥が可能
5つ目の理由は、天候にかかわらず洗濯物の乾燥が可能な点だ。
特に外干しをする人に多いが、休日に洗濯をしようとして雨が降り、さらに洗濯物が溜まってしまうことがある。また室内干しをしても梅雨の時期は洗濯物が乾きにくく、部屋干し臭が気になり再度洗濯をするようになることも少なくはない。
ドラム式洗濯機であれば部屋干し臭に悩まされることも、突然の雨に慌てる必要もない。天候を気にせずに洗濯と乾燥が叶うのは、一人暮らしにとっては大きなメリットだ。
一人暮らしでドラム式洗濯機を買うときの注意点

面倒な干す作業をする必要がなく、天候も気にせずに乾燥してくれるドラム式洗濯機。一人暮らしにとってドラム式洗濯機の導入はメリットばかりだが、注意点があることも確認しておきたい。
一人暮らしでドラム式洗濯機を買うときの注意点は以下の3つだ。
1.導入コストが高い
2.サイズによっては設置できない可能性がある
3.引越し費用が割増しになる場合がある
それぞれひとつずつ見ていこう。
一人暮らしでドラム式洗濯機を買うときの注意点①導入コストが高い
最初の注意点は、導入コストの高さである。
ドラム式洗濯機の価格は約20万円前後であることが多い。縦型洗濯機であれば2〜5万円で購入できるため、一人暮らしにとっては大きな買い物である。
導入をためらう大きな理由ではあるが、電気代・水道代の節約などを考えるとコストパフォーマンスは高い。何より洗濯によるストレスから解放され、時間を有効活用できる。仕事で疲れた休日を、さらに有意義に使うことも可能だ。
精神的余裕や自分の時間のためにも、ドラム式洗濯機を導入したい。
一人暮らしでドラム式洗濯機を買うときの注意点②洗濯機置き場に設置できない可能性もある
2つ目は、サイズ的に設置できない可能性があることだ。
ドラム式洗濯機は縦型洗濯機に比べサイズが大きい。ほとんどのドラム式洗濯機が洗濯パンのサイズに合うようになっているが、購入前に確認しておこう。洗濯パンのサイズに収まっていても、全面が出っ張っているようなデザインによっては、設置が難しい場合がある。
また見落としがちだが、搬入経路にも注意したい。玄関や廊下、エレベーターなど、設置する場所への経路が狭いと設置ができない可能性がある。
「せっかく購入したのに設置ができなかった」とならないためにも、事前に設置場所と搬入経路を確認しておこう。
一人暮らしでドラム式洗濯機を買うときの注意点③引越し費用が割増しになる可能性がある
最後の注意点は、引越し費用が割増しになる可能性があることだ。
前述の通り、縦型洗濯機に比べドラム式洗濯機はサイズも大きく重量もある。また取り付けや取り外しも複雑なため、ドラム式洗濯機は割増料金になる可能性があるのだ。
引越しの際には別料金がかかる場合があることを覚えておこう。
一人暮らしでドラム式洗濯機がおすすめの人
ドラム式洗濯機には、水道代と電気代などの節約効果、洗濯物を干さなくていい手軽さがある。また天候に左右されないことから、こまめに洗濯する習慣が身につくのも魅力的だ。乾燥機能がついているタイプであれば、干し忘れの心配がないため洗濯が終わるまで待つ必要がないのも嬉しいポイントだろう。
ただ、縦型洗濯機と比べて価格が高く、およそ20万円前後の資金が必要になる。また縦型洗濯機よりサイズが大きい場合が多いので、洗濯パンによってはスペースが確保できない可能性が高い。サイズが大きい分、重量も重く、引越しの際は別途費用がかかることも頭に入れておかなければならないのだ。
これらの特徴を踏まえると、ドラム式洗濯機は一人暮らしをしている社会人におすすめだといえる。一人暮らしの家事の中でも、日々の洗濯は負担が比較的大きい。特に働きながら家事をこなすとなれば、洗濯物は溜まりがちになるので、できるかぎり手間がかからないドラム式洗濯機を選ぶべきだろう。
また社会人であれば、購入費用や引越し費用を支払うことも、それほど困らないのではないだろうか。忙しい社会人は、初期費用をかけてでもドラム式洗濯機を導入し、家事の負担を減らすことを優先しよう。
ただ中には反対におすすめできない人もいる。
それは洗浄力を重視する人だ。ドラム式洗濯機は縦型洗濯機に比べ、洗浄力がやや落ちるといわれていたが、最近のドラム式洗濯機でも洗浄力に優れたものは多い。
しかし泥汚れなど頑固な汚れの洋服は、水量が少ないドラム式洗濯機では汚れが落ちにくい場合がある。主に作業着を洗濯する人は、縦型洗濯機の方が汚れは落ちやすいだろう。
また洗濯物を干すのが好きという人や、洗濯を気分転換の1つにしている人にとっても、ドラム式洗濯機を必ずしも導入する必要はないだろう。特にリモートワークや在宅勤務で家にいることが多い人は、外干しのついでにベランダで外の空気を吸ったり、家事をすることで体を動かしたりしている人も多い。
ドラム式洗濯機のメリットや、自分の生活スタイルを考えて導入を判断しよう。
一人暮らし用のドラム式洗濯機を選ぶポイント
一人暮らしでドラム式洗濯機を選ぶ場合、「値段」「容量サイズ」「機能」を事前に確認しておくことが重要である。また人によっては、「デザイン性」にこだわりたい場合もあるだろう。それでは、一人暮らし用のドラム式洗濯機を選ぶ際のポイントについてそれぞれ詳しく見ていこう。
一人暮らし用のドラム式洗濯機を選ぶポイント:値段
ドラム式洗濯機は、基本的に20万円前後と高額な場合が多い。ただ、中には10万円台前半のものや10万円を切るお手頃な値段のものもある。その分、機能面で劣っていたり、容量サイズが小さかったりするため、そのようなデメリットと価格とのバランスを考えなくてはならない。
一方デザインにこだわりがない場合や静音、乾燥機能などが必要ない場合であれば、リーズナブルな値段のドラム式洗濯機を検討しよう。この後に紹介する「容量サイズ」「デザイン性」「機能」に目を通して、自分のこだわりポイントを見つけたうえで価格帯を決めるのがおすすめだ。
一人暮らし用のドラム式洗濯機を選ぶポイント:容量サイズ
一人暮らし用のドラム式洗濯機なら、容量は5.0~6.0kg程度のものがおすすめだ。なぜなら、一人暮らしなら数日間、洗濯物を溜めこんでから洗濯することも多く、ある程度の大きさが必要になるからである。
世間では、1日あたりおよそ1.6kgの洗濯物が出る場合が多い。その前提で考えると、容量が5.0~6.0kg程度あれば3〜4日は対応できるので、一人暮らしなら十分なサイズであることがわかる。
また、6.0kgを超える、比較的大きめのドラム式洗濯機であれば、自宅でシーツや毛布なども洗濯可能だ。ただ、洗濯パンのサイズを事前に確認したうえで、スペースに適したものを選ぶ必要があることも覚えておこう。
一人暮らし用のドラム式洗濯機を選ぶポイント:デザイン性
一人暮らしの際、インテリアや家電などで統一感を出したい人も中にはいるだろう。最近は、ドラム式洗濯機でも、おしゃれなデザインにこだわっているスタイリッシュなモデルも多く販売されている。洗濯機といえばホワイトのイメージが強いかもしれないが、カラーにこだわりたい人にはシルバーやブラックのものもあるので探してみてほしい。
一人暮らしであれば、基本的にワンルームなどやや狭めな部屋に住んでいる場合も多いだろう。その分、洗濯機が部屋を占める比重も高いので、ドラム式洗濯機のデザインにこだわるのも良い選択の1つといえる。
一人暮らし用のドラム式洗濯機を選ぶポイント:一人暮らしに嬉しい機能
一人暮らしの場合、アパートの環境が悪かったり、家事にかけられる時間が限られていたりする場合も珍しくない。そのため、ドラム式洗濯機を購入する際は、静音や乾燥、スマホとの連携など機能面を考慮することも重要なポイントである。
たとえば、ワンルームなど家賃が安めの賃貸住宅の場合、激しい音が鳴る洗濯機では騒音トラブルが起きてしまうため、静音機能はあった方が良いだろう。また忙しい社会人であれば、家事の時間を取れないことも多い。そのため、干す時間を丸ごとカットできる乾燥機能もほしいところだ。
さらにスマホとの連携機能があれば、外出先から予約ができたり、洗濯終了の通知設定ができたりする。家事の時間を少しでもカットしたい人は、乾燥機能と一緒に検討してみるのも良いだろう。
ドラム式洗濯機を導入して自由な一人暮らしライフを!
ドラム式洗濯機は水道代や電気代が節約でき、洗濯を干す手間が省ける。また干し忘れや部屋干し臭の心配もなく、天候にかかわらずいつでも洗濯ができるなどメリットが多い。
時短によって自分の時間が生まれるドラム式洗濯機を導入し、余裕を持った一人暮らし生活を送ろう。