雨上がりの日がチャンス! マンションのベランダ掃除法
砂ぼこりや植木鉢からこぼれた土など、見て見ぬふりをしていたベランダの汚れ。でも、引越してから一度も掃除をしていないせいで、黒ずみのひどい不快な空間に……なんている人も少なくないのでは?

掃き掃除とぞうきんがけだけでも十分汚れは落ちるが、ガンコな汚れはリビング用洗剤をスプレーして、5分ほどおいてからこすると◎。
手すりを吹くときにも重宝する
そんな「汚ベランダ」状況を脱するべく、ベランダの掃除方法をあれこれ調べてみた。室内のように掃除機を使うのはちょっとためらわれるので、やはりオーセンティックな掃除方法に落ち着くことになりそうだ。
用意するもの
ほうき
ちりとり
デッキブラシ
雑巾(ぞうきん)
ベランダ掃除の手順
1)ほうきで掃く
ほうきとちりとりでゴミを取り除く。新聞紙があれば、それを濡らしてちぎってまき、新聞紙の断片ごと掃こう。こうすることで、砂ぼこりが立ちにくくなるだけでなく、細かいほこりやちりをからめ取ることができる。
2)ブラシでこすり洗い
軽く濡らしたデッキブラシで、こびりついた汚れをこすり洗いする。排水溝の方向に向かって行おう。
3)雑巾で拭き掃除
使い捨てできる雑巾で、全体の汚れを拭き取る。最後に、排水溝に溜まった汚れを取り除く。
<プラスワンポイント!>
手すりは濡れた雑巾で拭いてから、から拭きをしよう。雨が降った後にひと拭きする習慣をつけておけば、サビなどを防ぐことができる。
ベランダ掃除を行う前に、必ず水を使った掃除が入居の規約で禁止されていないかどうかを確認しよう。マンションなどの集合住宅の場合は、水を大量に流すと階下に水が漏れたり、水が飛び散って洗濯物を汚したりしてしまう可能性があるからだ。水洗いができない場合は、上記の掃除法でデッキブラシを使わず、雑巾で水拭きにとどめればOK。
というわけで、入居してから1年半、一度もベランダの掃除にチャレンジしてみることに。試しに裸足でベランダを歩いてみると、足の裏が2歩で真っ黒! これはひどい……。そもそもデッキブラシがなかったので、掃き掃除と雑巾がけだけで済ましたものの、これだけきれいになった(※写真参照)。


ちなみに、掃除をする日の天候も要チェック。風の強い日やカラッと晴れた日はほこりやごみが舞いやすいため、掃除は雨上がりや霧雨の日に行うのが最適なのだ。
普段は簡単にほうきで掃き、年に数回ブラシや拭き掃除をすれば大丈夫。雨の日をチャンスにこびりついた汚れを落とそう!
(南澤悠佳/ノオト)