一人暮らしの光熱費はいくら?公共料金の支払い方法や節約のポイントを解説
一人暮らしの水道光熱費(公共料金)、平均金額はいくら?
一人暮らしにおける支出の1つとして水道光熱費がある。特にこれから一人暮らしをしようと思っている人であれば、家賃以外に水道光熱費はどのくらいかかるのか知っているのと知っていないのでは大きな差になるだろう。
そこで今回は、一人暮らしで必要となる水道光熱費の平均金額から水道光熱費をできる限り節約するためのポイントを紹介する。また、記事の最後には万が一未払いとなってしまった場合の対処法も解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

この記事でわかること
一人暮らしにかかる水道光熱費の平均は、電気代 5,729円、ガス代 2,850円、上下水道代 2,173円
光熱費は「プランや電力会社の見直し」「ガス給湯器の設定温度を下げる」などで節約もできる!
水道光熱費の支払い方法は「振込用紙・口座振込・クレジット払い・スマホ払い」から選択可能
このページの目次
一人暮らしにかかる公共料金の平均金額とは?
次に、一人暮らしでかかる公共料金の平均金額を見てみよう。
エアコンを使用する冬と夏は電気代が高くなり、寒い時期にお湯を沸かすのにエネルギーが多く必要になるため、冬場のガス代が上がっているのがわかる。一方、水道代はあまり大きな差が見られない。
電気代 | ガス代 | 上下水道代 | |
2019年1~3月期 | 6,535 | 3,333 | 2,076 |
2019年4~6月期 | 5,916 | 3,155 | 2,305 |
2019年7~9月期 | 5,330 | 2,380 | 2,071 |
2019年10~12月期 | 5,135 | 2,533 | 2,242 |
一年間の平均金額 | 5,729 | 2,850 | 2,173 |
なお、上記の表はあくまでも全国の統計から政府が算出した結果であり、これらの金額は地域ごとでそれぞれ異なるため注意してほしい。
一人暮らしの水道光熱費(公共料金)を節約するためのポイント

毎月発生する公共料金。毎月のことだからこそ、なるべく節約していきたいと考えるだろう。ここからは、誰でもできる効率の良い節約方法について解説していく。
公共料金節約のポイント①:電気代
電気代を節約するには、使っていない電化製品のコンセントを抜くといった基本的なことはもちろん、固定費の見直しも必要になる。以下のポイントを意識して、無理のない範囲で試してみよう。
使っていない家電のコンセントを抜く
まず実践していただきたいのが、使っていない家電をコンセントから抜いておくことだ。家電のコンセントを抜いておくことで、待機電力分の電気代を削減できる。
ちなみに家電をコンセントから抜いておくと、通常よりも約49%の待機電力を削除できるともいわれている。電気代の節約を考えた際は、使わない家電のプラグをコンセントから抜くことから始めよう。
家電を掃除する
家電にほこりが溜まっていたり汚れていたりすると、電気代が余計にかかってしまう。たとえばエアコンのフィルターが汚れていた場合、通常であれば10分〜15分程度で部屋の温度を調節できるにもかかわらず、30分や1時間など通常よりも長い時間稼働させなければならなくなる。
無駄な電力を消費しないためにもこまめに家電を掃除して、常に効率よく稼働できるようにしておこう。
電気料金のプランや電力会社を見直す
自宅にある家電のコンセントを抜くなどの節電も効果的だが、電気料金のプランや電力会社を見直すということも大切である。現在はさまざまな電力会社があるので、料金の比較や乗り換えの検討などを定期的に行うといいだろう。
また、最近では携帯会社と電力会社が提携してサービスを提供している企業も増えてきている。一概に地域の大手電力会社が良いというわけではなくなってきているので、不安な方は一度ホームページなどで確認してみよう。
公共料金節約のポイント②:ガス代
お湯の設定温度や自炊するかどうかなどで、ガス代には大きな差が出てくる。以下の2つの点に注意することで、よりガス代を節約できるようになる。
ガス給湯器の設定温度を下げる
ガス代の節約には、ガス給湯器の設定温度を下げるのが効果的だろう。ガス給湯器の設定温度が高いとそれだけガスを多く必要とするため、気付かないうちにガス代がかさんでしまう。
普段の生活に支障が出ないように注意しつつ、可能な限りガス給湯器の設定温度を下げておくようにしよう。
コンロの使用時間を短くする
今住んでいる物件がガスコンロである場合は、コンロの使用時間を削減することでガス代の節約ができる。IHコンロを利用すれば、効率よくガス代を節約できるようになるだろう。
公共料金節約のポイント③:水道代
お風呂やトイレ、洗濯、食器洗いなど水を使うシーンは多い。水道代を簡単にできる節約方法を2つ紹介する。
トイレのレバー「大・小」を使い分ける
多くのトイレでは、水を流すレバーが大小で使い分けができるようになっている。一般的に大のレバーは約8リットルの水を流すことが可能だが、小のレバーを使うと約6リットルの水で済む。使い分けをしっかりとすることで、約2リットルもの節水が可能となるのだ。
節水用のシャワーヘッドを使う
節水用のシャワーヘッドを使用すると、通常よりも約30%〜50%もの節水効果が期待できる。最近の節水用シャワーヘッドは穴が細かく水の勢いを高めながら節水できるものも増えてきているので、まだシャワーヘッドを替えていない方は購入を検討してみるのも良いだろう。

一人暮らしの水道光熱費(公共料金)の支払い方法はどんなものがあるの?
公共料金の支払い方法にはいくつか種類がある。自分の都合に合わせた支払い方法を選択できるので、どんな支払い方法があるのか確認していこう。
・振込用紙での支払い
自宅に送られてくる振込用紙を持参して、コンビニや郵便局、銀行などで支払う方法。公共料金の支払い方法では一般的にこの方法が多い。
・口座振替
契約者の金融機関の口座から、直接使用料金を引き落とす方法。毎月自動で口座から引き落とされるので、支払い忘れが起きない。
申し込んでから金融機関での確認登録作業が発生するため、自動で引き落とされるまで1〜2ヶ月ほどかかる。その間は振込用紙での支払いとなる場合が多い。
・クレジットカード払い
クレジットカードを登録して支払う方法。口座振替のように毎月自動で支払えるので、支払い忘れが起きない。また、口座振替とは違い、即時登録完了するので、すぐにクレジットカード支払いにすることができる。公共料金でもクレジットカードのポイントが貯まるので、ポイントを貯めている人にはおすすめだ。
・スマホ払い
「LINE Pay」や「Yahoo!マネー」など、モバイル決済サービスでも公共料金の支払いが可能な場合がある。東京電力エナジーパートナーをはじめ各地方の電力会社や、一部地方自治体の水道料金で支払いが可能だ。
一人暮らしの水道光熱費が未払いだとどうなるの?

公共料金を支払わない状況が続くと、延滞分の追加料金が加算されたり、場合によっては供給が止まったりする。ただし、滞納したからといってすぐに停止されるというものではなく、支払いの通知を無視し続けると自分が契約している会社や管轄の自治体から停止措置が取られてしまう。
目安としてガスは滞納から50日程度、電気は滞納から60日程度、水道は滞納から2ヶ月~半年程度と覚えておくと良いだろう。電気やガス、水道が止まると生活がままならなくなるので、公共料金の支払いは口座振替やクレジットカードを使用し、払い忘れを防ぐことが大事だ。
一人暮らしをするまえに公共料金についてもチェックしておこう!
一人暮らしでは毎月家賃以外に、生活に欠かせない公共料金が必ず発生してしまう。あらかじめ公共料金の平均金額を確認しておき、節約方法をチェックしておくことをおすすめする。事前に準備をして、一人暮らしの生活をスムーズにはじめよう。