タワーマンションに住みたい!タワマンのメリット・デメリットは?いくらで住める?

最終更新日:

憧れのタワーマンション!実際住めるの?!

タワーマンション1

タワーマンションと聞くと、眺めがよくて資産価値やステータス性が高いといったイメージを持つ人も多いのではないだろうか。

いつかタワーマンションに住みたいと憧れている人もいることだろう。そんなタワーマンションについて、メリットやデメリットをまとめた。タワーマンションに興味がある人は、ぜひ参考にしてほしい。

タワーマンションの定義とは?

「○階以上ならタワーマンション」といったように、タワーマンションには法的な基準や階数や高さなどの規定はない。しかし、建築基準法では高さに関する基準が設けられており、高さ60メートル以上の建物を超高層建築物とするケースが多い。

60メートルは階数だと20階程度となる。つまり、タワーマンションは「およそ20階以上の住居用建築物」ということになる。

高層階と超高層階の違い

マンションの高さを説明するための区分は、ざっくりと低層・中層・高層に分けられる。一般的には2階以下が低層階、3~5階が中層階、6階以上が高層階、そして20階以上が超高層階となる。

つまり6階~19階建ての建物が高層マンションであり、20階建ての建物が超高層マンションであるタワーマンションと考えられる。

耐震基準が高い

タワーマンションは20階以上ととても高く、大地震が起きたときの耐震性が気になるところだが、結論からいうとタワーマンションの耐震性は非常に高い。

タワーマンションは一般的な建築物とは異なり、国土交通大省の認定が義務付けられるため、耐震基準も厳しめに設定されている。さらに2017年4月以降は震源から離れた地域に大きな揺れを引き起こす「長周期地震動」への対応も強化された。

厳しい耐震基準を満たすため、タワーマンションでは一般のマンションにはない高度な技術を用いた耐震構造を採用している。震度6~7程度の地震では崩壊はもちろん。倒壊もしない耐震性を備えているのだ。

高層階の人が1階へ避難するにはかなりの時間がかかる。そのためタワーマンションの上には、ヘリコプターでの救助ができるように避難スペースが設けられている。

タワーマンションのメリットとは

タワーマンション2

ではタワーマンションのメリットをひとつずつ見ていこう。

日照時間が長い

まずタワーマンションのメリットとして、日照時間の長さが挙げられる。一般的に日当たりに関して不利になりやすい北向きの物件でも、高層階であれば十分な採光を得ることができる。

南向き物件なら日当たりがよく、暖房器具の使用も抑えられるだろう。東向きは朝日がしっかり部屋の中に差し込むので、気持ちのよい朝を迎えることができる。

ただし日照時間は方角や階数、立地条件などによって大きく異なる場合があるので、気になる方は確認をした方がよいだろう。

また、高層階以上であれば、眺望の魅力もメリットといえる。周囲を遮るものがなく、夜景が一望できたり遠くの山まで見えたりするなど、ほかのマンションとは大きく異なる。さらに、外から部屋の中を見られてしまうこともないため、カーテンを開けたまま過ごす人も多い。

虫が入ってこない

階数が上がるにつれ、虫が入ってこないというメリットもある。一般的に蚊など小さな虫は4階程度、セミなど大きな昆虫は6階程度の高さまでしか飛べないといわれている。

ときにはエレベータなどを経由して侵入してきたりする可能性もあるが、基本的に高層階だと虫は入ってこない。虫対策をせずに窓を開けておくこともでき、開放的な生活を味わうことができるだろう。

都心の駅近物件が多く利便性がいい

タワーマンションは都心部に多く、さらに駅から近くの立地に建設される傾向がある。その場合、駅への移動に加えて周辺の施設を利用するにも非常に便利だ。

低層階に商業施設が入っているタワーマンションもあり、日常の買い物においても利便性のよさを実感できるだろう。

共用設備の充実や内装が豪華

24時間ゴミ出し可能・コンシェルジュサービス・セキュリティーなど共用設備が充実している物件も多い。内装も豪華で、まるでホテルのようなタワーマンションもたくさんある。

ジム・キッズスペース・ゲストルームなどマンション内を広く使った施設から、最上階ラウンジ・空中庭園など眺望のよさを活かしたものなど、タワーマンションによってさまざまな設備が整っている。

タワーマンションのデメリットとは

では次に、タワーマンションのデメリットを見ていこう。

エレベータの移動に時間がかかる

タワーマンションの立地上エレベータの移動に時間がかかる。特に朝の通勤・通学時間帯は混みあう場合があるので、起床時間をずらすなどの対策をした方がよいだろう。

駅から3分の距離にある物件であっても、部屋からエントランスまで行くのにそれ以上の時間がかかることもある。移動時間にはエレベータ移動時間も含めて考え、余裕を持った行動をする必要があるだろう。

ベランダで干すことができない場合がある

タワーマンションの中には、ベランダに洗濯物や布団を干すことを禁止している物件もある。建物の景観を保つため、または風による洗濯物の落下を防ぐためというのが主な理由だ。

乾燥機付きのドラム式洗濯機や浴室乾燥などを使用したり、大きな洗濯物はコインランドリーを利用したりするなど、あらかじめ対処方法を考えておこう。

携帯の電波が入りにくい

タワーマンションはその高さゆえに携帯の電波が入りにくいケースがある。電波を送る基地局の高さが約40メートルとなり、電波は下向きに発せられるため電波をキャッチしにくくなるためだ。40メートルは建物の13階程度にあたるため、14階以上に住む方は注意が必要だ。

タワーマンションって実際いくらくらいで住めるの?

タワーマンションはいくらくらいの家賃で住めるのだろうか。東京23区内での平均家賃相場を表にしたので参考にしてほしい。
※家賃相場はCHINTAIネット2020年12月11日時点のもの

千代田区12.75万円
中央区12.70万円
港区13.12万円
新宿区9.8万円
文京区9.2万円
台東区11.10万円
江東区9.7万円
渋谷区11.80万円
目黒区13.00万円

憧れのタワーマンションはリモートワークも快適!

憧れる人が多いタワーマンションだが、メリットもあればデメリットもある。また階数や方角、立地、共用施設などによって受けられる恩恵も大きく異なるので、契約前に調べておくことも大切だ。

タワーマンションは開放感があり日照時間が長いため、リモートワークにも快適だろう。自分にとってタワーマンションが合うか自信がない人は、まずは見学に行ってみることをおすすめする。

CHINTAI編集部
CHINTAI編集部

1992年創業、お部屋探しや生活の情報を発信してきた株式会社CHINTAIが運営するWebメディア。引越しに関する情報はもちろん、家事や家計、季節の楽しみなど日々を豊かにする知識を調査・ご紹介。
不動産店舗での業務経験者、宅建試験合格者などお部屋探し分野のプロも活躍する編集部が、新生活に役立つ情報をお届けします。

リンクをコピー
関連記事関連記事