マンションのインターネットのお悩み解決!お得な選び方を解説
マンションによって利用できるインターネット回線は異なる!

マンションのインターネット回線について種類・特徴を理解しよう!
住んでいるマンションよって利用できるインターネット回線が異なるということを知らない人は案外多いのではないだろうか。インターネット回線の選択肢は広がる一方、注意しなければ損をする可能性もある。
ここではマンションのインターネット回線のパターンや接続方法の違い、選び方について解説する。引越し後のインターネット回線について悩んでいる人や、マンションでのインターネット回線の選び方について知りたい人は、ぜひ参考にしてほしい。
マンションでのインターネット回線の選び方は?
物件を探す際は、マンションの管理会社にインターネット回線の対応状況についてあらかじめ確認しておくと安心だろう。そのときに注目すべきなのは、「NTT」「KDDI」など、そのマンションでどの会社の回線を使うことができるのかどうかだ。
また、CHINTAIネットなどの物件情報サイトでは、物件検索の際に「インターネット使用可」の項目にチェックを入れることで、インターネットが契約できる物件がどうかも事前に確認することができる。
インターネット回線の対応状況は3パターン!

インターネット回線の対応状況3パターンを知っておこう
インターネットの対応状況について確認をすると、大きく下記の3つのパターンにわかれる。
まずはそれぞれのパターンについて解説する。マンションを選ぶ際は、候補の物件がどのパターン該当するのかを確認しておこう。
マンションのインターネットの回線パターン①:インターネット完備マンション
インターネット完備マンションとは、すでに部屋までインターネット回線が引かれてプロバイダ契約まで完了しているマンションのことである。改めて自身で契約する必要はなく、LANケーブルをコンセントに指すだけですぐにインターネットが利用できる。月々の料金は0円であり、インターネット回線のための料金がかからないことがメリットだ。
しかし、インターネット完備マンションには注意点もある。
まずは無線接続でインターネットを使用したい場合、自分でWi-Fiルーターを用意する必要があるということ。
また、マンションの住人全員が同じ回線を使うため、時間帯によっては回線速度が低下する場合もあるのだ。
インターネット完備マンションでは、回線速度が遅いなどの理由で他の回線に変更したいと思っても、個別での契約ができない場合もある。特に在宅ワークをする場合などは、速度が遅い回線を変更できないのはストレスが大きいだろう。事前に個別契約ができるか確認しておくのがおすすめだ。
CHINTAIネットでは、インターネットの利用料が無料の賃貸物件を紹介している。光ファイバー、高速ネット対応、ネット専用回線も確認できる。
インターネット完備マンションのおすすめポイント:建物で契約しているところが多いので引越し当日からインターネットが使える!
マンションのインターネットの回線パターン②:フレッツ光対応マンション
フレッツ光に対応しているマンションの場合、月々の料金はおおよそ4,000円程度。
自分でプロバイダを選択して契約する必要があり、ドコモ光・ソフトバンク光・ソネット光プラスなどほとんどの光回線サービスが契約可能だ。
auひかりやNURO光などといった独自の回線を保有しサービスを提供している光回線とは、設備上契約ができない場合もあるため事前に確認しておくようにしよう。
また、フレッツ光対応マンションは、回線の接続方式も3つにわかれているため注意が必要である。ここでは、フレッツ光対応マンションの接続方法についてもそれぞれ解説する。
フレッツ光対応マンションの接続方法①:光配線方式
光配線方式とは、接続に光ファイバーのみを使用している接続方式である。「最大1Gbps」もしくは「最大200Mbps」の速いタイプとなる。
戸建てに多く採用されている方式だが、築年数の浅いマンションではこの方式で接続する場合も多い。通信基地局から光ファイバーのみで接続するため、比較的速い速度が期待できる。
光配線方式の場合は、より速い最大1Gbpsのプランの契約がおすすめだ。
フレッツ光対応マンションの接続方法②:VDSL方式
多くのマンションで採用されているのがVDSL方式。マンションの共有部までは光配線、そこから部屋までが「VDSL」という電話回線で配線されている。
最大速度は100Mbpsのため、光配線方式よりも速度は落ちる。特に築年数の古いマンションではVDSL方式を採用しているケースが多い。速度が気になる人は光回線の「戸建てプラン」を契約できる場合もあるので、管理会社や大家さんに確認することをおすすめする。
また、VDSL方式のマンションでは従量課金制の「フレッツ光ライト」というプランも選ぶことができるが、日常的にネットを使う場合は料金が高くなってしまう。そのため「フレッツ光ネクスト マンションタイプ」を選んだ方がよいだろう。
フレッツ光対応マンションの接続方法③:LAN方式
LAN方式は、通信に「光ファイバー+LANケーブル」の2つを用いる。
マンションの共用部から自宅までLANケーブルを使って接続する方式であり、最大速度は200~100Mbps。
パソコンと自宅のLAN差し込み口をケーブルでつなげばインターネットが利用可能となる。
複数台の媒体を利用する場合は、ブロードバンドルーターでの有線接続や無線ルーターを使った接続が必要になるため注意しよう。
以上の3種類がフレッツ光対応マンションの接続方法である。次にマンションのインターネット回線パターンの3つ目を紹介する。
マンションのインターネットの回線パターン③:フレッツ光非対応マンション
光回線に対応していないマンションもある。その代わり「マンションにフレッツ光以外のインターネット回線が対応している」場合があり、フレッツ光の料金よりも安くインターネットを使えることもある。
フレッツ光以外のインターネット回線とは、auひかり・NURO光・eo光・コミュファ光・ピカラ・メガエッグ・bbiq・j:comなどのこと。
このパターンの場合はマンション独自の格安プランでインターネットが提供されており、お得な場合が多い。すでにマンションにインターネット回線が導入されているので、開通も1週間ほどと早く、スムーズにインターネットを使い始めることができるだろう。
光回線が使えないときはモバイル回線を活用するという方法もある!
光回線以外に「モバイル回線」と呼ばれるものがある。工事の必要がないモバイル回線を使用することで、光回線に対応していない建物でもインターネットを利用することが可能だ。モバイル回線であればマンションの設備に関係なく使えるので、光回線が使用できない建物の場合は活用してみよう。家でも外でもインターネットを利用したい、引越しが多く光回線を入れてもすぐに引越すからもったいないという人にとってもモバイル回線は魅力的だといえる。
モバイル回線ってなに?
モバイル回線は専用のルーターが電波を受け止め、それがWi-Fiとして電波を出すという仕組だ。
持ち運び式のモバイルWi-Fiはバッテリーで動くため、どこにいてもWi-Fiが使えるというメリットがある。そのため、モバイル回線はどんなマンションであっても使用可能だ。
最近は光回線の速度に引けを取らないモバイル回線も多くある。
ただし、モバイル回線の場合は3日で10GB以上使用すると速度制限がかかるなど、速度の安定性が落ちるといったデメリットもあるため注意が必要だ。
またマンションで使用する場合、モバイルルーターが壁に遮られると回線の速度が遅くなる場合がある。モバイルルーターを窓際に置くなどの工夫で改善されることもあるので、速度が遅いと感じたら試してみよう。
インターネット契約とスマホの契約をまとめることでお得になる場合もある。
インターネットとスマホのセット割(まとめ割)プランを活用することで、通信費が安くなる場合もある。しかし、必ずしもセット割の方が安くなるとは限らない。広告に書かれているキャンペーン内容だけで判断してしまうと、割高になってしまう場合もあるので注意が必要だ。
セット割を検討する際は、契約をする前に説明文をよく読んでからプランの料金を計算した上で本当にお得になっているのかを見極めることが大切だ。またセット割を受けるためには、オプション契約の必要がある場合などもあるため注意しよう!
マンションのインターネット回線について種類・特徴を理解して自分に合ったものを選ぼう!
マンションのインターネット回線を選ぶ際は、最初に「マンションのインターネット対応状況」を確認しよう。インターネット完備マンションであればインターネットを無料で使用することができるし、光回線対応マンションであれば自分に合う回線を選ぶことができる。
マンションや自分に合ったインターネット回線を契約して、ネット環境を快適なものにしよう。