【住む街ガイド】小説『みかづき』の舞台・八千代台は家族にぴったりな街だった

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小説『みかづき』(森絵都・著)の舞台になった八千代台の暮らしやすさを調べてみた

みかづき 森 絵都・著 1,998円 集英社

みかづき
森 絵都・著 1,998円 集英社

『みかづき』のあらすじ

小学校の用務員をしていた大島吾郎は、児童の一人である赤坂蕗子の母・千明に誘われ千葉県に学習塾を立ち上げる。学校教育との違い、補習塾と進学塾の差異、教育とはどうあるべきなのか。人を教えること、そして学ぶことの喜びを体感できる今年度の本屋大賞2位に輝いた三世代の感動長編。

高度成長から成熟へ。人々とともに変わっていく街・八千代台

八千代台駅が開業したのは1956年3月。当時の日本は高度成長期を迎えていた。小説で吾郎と千明がこの地に学習塾を開いたのはその5年前。折からの教育ブームをとらえた「八千代塾」はまたたくまに発展していく。この街も人口の増加に伴い激動していった。でも、計画的に行われた街づくりは、大きな緑地公園、駅直結の東口のショッピングセンターなど、住みやすい環境を生んだ。

『みかづき』は、吾郎が教育には完成がないことを「満月足り得ない途上の月」と表現した言葉でもある。それは八千代台の未来にもきっと当てはまるだろう。

小説に登場するスポットを歩いてみよう

スポット①:京成八千代台駅前

最初に拓かれた八千代台団地は駅の北東側。当初は駅の東口のみだった

最初に拓かれた八千代台団地は駅の北東側。当初は駅の東口のみだった

作中では住宅街の未舗装路を子どもたちが泥をはねとばし歩いているが、現在は綺麗に整備されている。

●住所:千葉県八千代市八千代台北1-0

八千代台をますます好きになるイチオシスポット:八千代ほっこり湯

家族でほっこり癒やされよう

家族でほっこり癒やされよう

駅の東口側にある日帰り入浴施設。以前から存在したが、3年前にリニューアルオープンして名称が変わり、現在はお湯も湯河原温泉から運んでいる。

●住所:千葉県八千代市八千代台南1-8-1
●アクセス:京成八千代台駅から徒歩4分
●TEL:047-484-1126
●営業時間:7:00~24:00(最終入館23:30)
●定休日:偶数月第3木曜

八千代台の暮らしやすさについて

京成上野駅まで約45分、京成船橋駅からJR総武線船橋駅乗り換え東京駅まで約50分。エリアによってはバスを使い、東葉高速鉄道八千代中央駅ら東京メトロ東西線直通電車も利用できる。買い物スポットは駅東口のユアエルムをはじめ充実。住宅や病院も多いので若いファミリーには住みやすいはず。緑の中で遊べる公園も多い。

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文=上田泰久
写真=尾形和美

 

※「CHINTAI2017年9月号」の記事をWEB用に再編集し掲載しています。
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